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霖基楓サイド）
楓）はぁ…はぁ…
盤星教に凸ったはいいものの手練の陰陽師に翻弄されていた
楓）あ”ｯ…あぁ”！？ｯ…(やばい……完全に暴走しそう……落ち着け…落ち着いて霖お姉ちゃん……大丈夫だから…)
陰陽師）ﾁｯ…いい加減気ぐらい失えよ化け物め
楓）悪いわね……こちとら大切なもん抱えてっからまだ死ねないんだわ…笑
嘘…本当は少しでも力を抜いたら簡単に倒れちゃいそうなぐらいフラフラだよ笑でもね、でもねでもね…ここで倒れたらあの子達に迷惑がかかる…だから、負けらんないの……
刀を取り出し地面に突き刺して再度立ち上がる
霖）ほら！早くこっちに来たらどうよ！私を殺したいんだろ！？天照大神を呼びたいんだろ！？早く来いよ！笑
何百人と陰陽師が襲いかかって来る…辛いけど……守らなきゃ、助けなきゃ行けないの…だから私はね…頑張るんだ…
守るという意思だけで私は立ち上がる…何度でも…鞭を出して振り上げ……刀を取り出し切り刻み…鎌であいつらの体と首をチョンパさせる…
お腹を貫かれようが首を取られようが…骨を何本おられようが構わない…助けられるなら、守られるなら……辛い思いをするのは私だけでいい…あの子たちにこんな苦労はかけられない…だから、だから守るんだ…
刀を持ち走ろうとした時
霖）ぅ”ｯ…あ”ｯ…(な、なんで……)
心臓を壊された……（やば…笑死んだわ……）
力がフラフラと抜けて…視界が暗くなったと同時に地面に倒れ込んだ
陰陽師）や、やっとアイツら怖せたのか……直ぐに箱べ！我らが神天照大神様を降ろす！
悟サイド）
霖……霖霖霖……いや、楓！絶対に助ける！僕が…僕達が楓を助ける！
盤星教の中に入ると楓が十字架の柱に括り付けられていた
悟）！！
僕達はひとつも動けなかった…くたっとした楓が目の前にいた…傷だらけでお腹に風穴が空いて…血をダラダラと垂れ流してる
悟）か、楓！
呼び掛けても何時もの｢なーに？｣って、明るい声が聞こえない
陰陽師）ﾁｯ邪魔が入ったな、見ていろ！神々しい天照大神様が誕生される光景を目に焼き付けろ！
棘）か、楓……
楓の周りに4つの札が貼られその周りにも何十枚と札を貼られていく
まるで…結界のように…
陰陽師）天照大神様！我が声を聞き入れ我らの前に姿を現し給え！
霖の周りに貼られていた札が紫色の光を放って決壊を更生し出した
甚爾）マジ…かよ、こんなの…
傑）戦うしか……でも、霖は不死身…どうしろと…ｯ…
悟くん）り、ん……？
楓の体はどんどん姿を変えて数分もしない内に全くの別物になった
霖？）お主か…妾を呼び出したものは
いつもの明るい声じゃない……完全に別の人の声だ…それに…この威圧感…もしかしたら霖は本気を出せばこれくらい強かったのかもしれない…
陰陽師）えぇ！あぁ…美しい……我が主…何なりと命令を
陰陽師達が天照大神の方を向いて跪いた
悟）…霖……
天照大神）……汝ら、この体の主が返して欲しいのか？
天照大神は自分の体に触れそう言い放った
悟）…返して欲しい？
それがあまりにも頭きた
全員）その体は元々お前の体じゃねぇよ！返せ！楓と霖を！
普段温厚な憂太まで声を荒げた…そりゃそうか、大好きな人を目の前で奪われたんだから
天照大神）妾に決闘を申し込むとは……良い、お前達相手をしてこい
天照大神が陰陽師に命令を出すと陰陽師共がこちらに攻めてきた
棘ズ）【潰れろ！】
棘の呪言で大半の陰陽師が潰れた
甚爾）お前らは霖の所にいけ！他のやつにの相手は俺がしてやる
甚爾が僕たちの前に立って先に行くよう急かすと憂太と棘が甚爾の横にたった
甚爾）足、引っ張んなよ
2人）当たり前！
僕達は霖の居る最上階に向かった
楓サイド）
あぁ…みんな、なんで来たの……ボロボロになっちゃう…ただの陰陽師じゃないから……逃げて…
？？）悟達を助けたい？
……だれ…
？？）木浪霖よ、楓…久しぶりね
霖……お姉ちゃん……？
霖）えぇ、まさか心臓を壊されるなんて思わなかったわ…あの結界を貼ったのは私なのよ？すごい頑張ったのに…
…そっか、ねぇ…この契約を壊す方法…あるかな…
霖）そうね……あるわ、一つだけ…でも、これはあなた達の力が必要よ…
教えて……？
霖）……それはね…天照大神の核を壊すの
でも、それじゃあ私達仲良く墓に入るよ？
霖）あら、説明不足だったかしら…核を壊すと天照大神の体が分裂するの、その時にあなただけでも手を伸ばしなさい、必ず掴んで引っこ抜いてくれるわ
霖お姉ちゃんは…？
霖）あら、私はあなたと契約してるのよ？あなただけでも外に出れば私も一緒に外に出れるわ
……核ってどこ…？
霖）分かるわよ、直ぐに…ね
…それまでは何も出来ない……のか、暇だなぁ笑
霖）大丈夫よ、直ぐに出れるようになるわ
…わかった、お姉ちゃんの言うこと信じるね
霖）えぇ、その間まで寝てていいわ
うん……
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