テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「おい!まだ見つからないのか!!」
『す、すみません・・・』
「さっさと探せ!!」
リン・ゴメスはインカムに向かって怒号を飛ばす。
バナナ達や来賓客は手を縛られていた。
「・・・チッ・・・おい、お前の息子はどこにいるんだ?答えろ」
と、リン・ゴメスはナイフをバナナの首に押し当てる。少し刃が触れたのか、血が垂れる。それにバナナは余裕のある表情で答えた。
「お前なんかに教えるわけ無いだろ」
すると、リン・ゴメスは思いっきりバナナの頬を殴る。頬が赤く、噛んだのか口から血が出ていた。
「バナナくん!!」
「チッ貴様のせいで私は王の座から引きずり下ろされた!!貴様がいなければ、私は今もリンゴ帝国の王だった!」
リン・ゴメスは地団駄を踏み、睨みつけ、ナイフの先を向けた。
「貴様から地位も国も、大事なものも奪ってやる!!」
と、リン・ゴメスは喚き散らす。すると、
「連れてきました」
ふと、男の声が聞こえ、振り向いた。そこには、男と手には金髪の少年が麻袋のように抱えられていた。少年はぐったり顔を伏せていた。あれは紛れもない。
「トキ!!」
「おぉ!でかした!!」
と、リン・ゴメスはその男からトキを奪い取る。そして、ナイフを首筋に当てる
「いいか、バナナ王。歯向かおうとするなら、この子供の頭をぶち抜くぞ」
会場で悲鳴が上がる。バナナはグッと歯を食いしばっていた。
「はっはっは!!ようやくこの時を待っていた!!お前に復讐する時を!!」
「辞めなさい!!リン・ゴメス!!」
「うるさい!!」
リンゴ王妃の静止も聞く耳を持たない。リン・ゴメスは勝利を確信した。
今は王も王妃も息子を人質に動けない。他の奴らは手を縛っている。英雄は剣を振ることはできない。動こうものなら爆発させると脅した。
「これで、私は、また頂点に立つことができる!!これで私は、王になれる!!」
と、ナイフを上に掲げ、振り下ろそうとする。
それに皆目が離せなかった。離したくとも離すことができない。
「さようなら、王子?あなたがこの2人の間に生まれて来なければ生きれたかもしれないのに」
「・・・ッ!!!」
そう言い、リン・ゴメスはナイフを振り下ろす。
コメント
2件
うわぁぁぁぁぁ!やめろクソりんご野郎!焼きリンゴにするぞ!💢 皆手を縛られてて、りんご姫の言葉もあの野郎に聞かないなら終わってる!やばいよ…最後の言葉、ちょっと引っかかるなぁ… 読んでる時本当ハラハラしっぱなし!バナナ死ぬな!生きろ!