『百鬼学園体育祭開催』
…申し訳ない、佐野くんを2年生にさせて頂きます…
気づいたよね、晴明君のクラス…味気ないって。
設定少しいじります↓↓↓
再設定
佐野命:さの みこと
疫病神
2年生になり、神様学校から転校してきた。
晴明と同じ2年3組
学校内では常に晴明の隣にいる
部屋は狸のぬいぐるみでぎゅうぎゅうだとか。
誠にごめんなさい
それではどうぞ
《これより百鬼学園体育祭を開催します》
《各クラス力を合わせ妖怪の名にはじぬよう》
《正々堂々真剣に取り組んでください》
これから開催される、百鬼学園体育祭。
勿論晴明達も参加する。…
生徒会は高みの見物(放送役)である。
借り物リレー
『凄いよ佐野くん!あの子速いよ!!』
「うるせぇ」
『酷いッッ!!』
神酒はというと、
「520歳以上の女の人…?????…いじめやんッッ!!」
と嘆いていた。
秦中はというと、
「頑張ってや飯綱君!!」
「ありがとう!茨ちゃん!!」
とイチャイチャしていた。
騎馬戦
「チッ、何でお前と騎馬同じなんだよ…」
『酷いよ佐野君ッ!!』
血涙を流す晴明を担ぎ、今、スタートする。
と同時、2年2組の1グルーブが突っ込んできた。
「やれ晴明!!」
『よっしゃ!任せて!!』
ハチマキ×1ゲット
「晴明君や!!そのハチマキもろたで!!」
『ぅゎぁぁあッッ!?』
気付けば目の前に神酒の手が、しまった取られる!
「捕まれ晴明!!」
「足速い組で良かったわね!」
「振り落とされないでね安倍さん!」
佐野、モブ、モッブが勢いよく加速し、神酒を華麗に避けた。
『ぅわッッ!!ナイス!』
順調にハチマキをゲットし…
《ピピーーーーーーーー 終了!!》
勝者:2年3組
『やったね!!』
「ぁあ。」
「安倍さん貴方面白いのね!」
「怖がって近寄れなかった…ごめな。」
今まで佐野以外のクラスメイトは誰一人として晴明に近づこうとしなかった。
この機会に仲良くなれれば…と晴明も思っていたのだ。
『全然!!これからは仲良くしてほしいな!』
「「勿論!!」」
僕、安倍晴明!!この度、
無機物妖怪のモブさん、
動物妖怪のモッブさんと、お友達になれました!やったね!
障害物リレー
『いよいよ最後だね!!』
「お前アンカーだろ。早くいけよ。」
『うん!!頑張るね!!』
「……そうかよ。へますんなよ?」
『し、しないよ〜!!』
佐野君に釘を刺された所で、僕の走る番が来た。
キュッと赤いハチマキをおでこに巻く。
モブさんにタスキを渡され、
「後はお願い!!安倍君!!」
『任せてモブさん!』
《何と、2年3組のアンカーは人間、安倍晴明です!》
放送役、生徒会では
「おや、アンカーは晴なのかい。」
「晴ぅ!頑張りぃ!!」
「………あ゛つ゛い゛」
清々しく微笑む晴明。
弟の限界オタクと化す雨明。
暑さで溶けかける魂明が居た。
1年並び場所にて、
「お兄さん頑張って〜♡」
とたかはしメスを片手にが応援していた。
「ぅぉぉぉぉお!!」
全速力で走る、走る、
各クラスの猛者達をごぼう抜き!!
《凄い速さだ!もう人間じゃねぇじゃん!》
「おい晴明!!俺はカマイタチだぞ!!」
『ん゙な馬鹿な!?』
《ここで2年1組、秦中飯綱!!安倍晴明と並走している!!流石カマイタチだ!!》
「おい、これは流石に晴明には…」
『……ムリだよぉぉぉ、』
《最初の障害物、1000段の跳び箱だ!!》
「これは流石に晴も……」
「そんな…晴ぅ…」
「………………《死》」
「あやつ、何を立ち止まっている?」
「白虎。彼は人間ですよ。」
「魂明殿に水を持っていこう。」
「んだよ1000段って…」
「さすがの晴明くんもこれはね…」
「は、晴明……お、お先に!!」
そう言うと秦中は自身の腕を鎌とさせ、
跳び箱を切り刻み、先へ急ぐ。
『ぅ、。ぅぅう、』
「ゃ、…と、追いついた…わ、」
ぜぇ、はぁ、と呼吸を整える
《ここで神酒凛太郎が追いついた!!》
「…ほな!晴明君お先に!!」
『へ?』
そう言うと彼はお酒をがぶ飲みし、
酒呑童子の力を持って跳び箱を投げ飛ばす。
「ヴォラあ!!ちゃっちゃとすんでぇ!!」
同時、走っていってしまった。
『そ、そんなぁ…』
「チッ、………おい晴明!!!」
ナニカを片手に晴明を呼ぶ佐野に反応し、
『…佐野君…?』
「お前が勝ったら!!期間限定グリーンレトロセーラー服+セーラー服専用萌黄色カーディガンって奴をやるよ!!」
ナニカ。それは、期間限定グリーンレトロセーラー服+セーラー服専用萌黄色カーディガンであった。
『ヒュッッ………………』
晴明は助走距離を確保し、
クラウチングスタートの形に入る。
ヒュンッ
《なんと!安倍晴明!!跳び箱を走っていく!!》
《なんという人間離れ!!》
晴明は一瞬にして1位に輝いた。
《ゴール!!1位!安倍晴明!!おっと?そのまま2年3組に走っていく!!》
『さ、の、くぅ〜ん!!!』
「ぶばッ!?」
その勢いのまま晴明は佐野にダイブした。
「「「「「「「は?」」」」」」」
たかはし、道満、朱雀、晴明、雨明、魂明、神酒の声が重なる。
「は?何彼奴…お兄さんに抱きつかれちゃってさ…」
ぶつぶつと何かを言い始めるたかはし
「佐野…命……へぇ?」
「なんや彼奴…誰やねん、」
「晴は皆たぶらかすね…ほんと、監禁する?」
家族で監禁してあげようか。と考える3人。
「あっちゃん、あの子誰??」
「知るか。とりあえず潰す。」
潰そうと考える朱雀に道満。
『佐野君!!!期間限定グリーンレトロセーラー服+セーラー服専用萌黄色カーディガンは!!!』
そんな皆の事を知らないだろう晴明は佐野に詰め寄る。
「わかったから落ち着けよ…。」
晴明を押しのけ期間限定グリーンレトロセーラー服+セーラー服専用萌黄色カーディガンを渡す。
後ろの殺気など、今は気にするべきではない…
無事に体育祭が終わり、帰路にて
『佐野君からのプレゼント(期間限定グリーンレトロセーラー服+セーラー服専用萌黄色カーディガン)もらっちゃった〜!!』
えへへ〜といつまでもアホ毛を遊ばせながらにこやかに笑う晴明を横目に、
「そうかよ、そりゃよかったな。」
とあっけなく返事を返す。
そんな佐野を見てもニコニコな晴明は続けて、
『これも嬉しいけど、佐野君に貰えたからもっと嬉しい!!』
晴明は数歩先に行き、佐野の方を見てはまるで太陽の様に笑う。
コイツは…人の気も知らずに…。
呆れる佐野は顔には出さないが、何処か嬉しそうで…それでいて寂しい影がついてる。
「この世界でもお前はお人好しだな。」
なんていう小さな言葉、数歩先にいる晴明には聞こえもしなかった。
『あー!佐野君!!見てみて!今日は満月だよ!』
夕暮れ時、未だ明るいというのにその月はくっきりと見えていた。
それを指差し佐野に伝える晴明。
「そうかよ。」
素っ気なく返すが、うっすらと口角をあげる佐野を見て、晴明は嬉しそうに笑った。
____夢や夢うつつや夢とわかぬかな
いかなる世にか覚めむとすらむ___
良くない!?最後儚くない!?
これはもう私は神か?
大口叩いてすみませんでした。
コメント
13件
神
おやおや?佐野くん覚えてらっしゃる?♡
待って待って…ゑ?佐野君???今君この世界でもって言った?おいマジかよ!!最高すぎる!さすが神様!天才でございます!!心臓がいくつあっても足りませんわ