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『クラスの陰キャ男子は”元”不良でした。』
Episode.16
ぷちぷち→👀
ぽん太→🐤
いむ→🐾
ひなこ→🎀
のあ→🍪
-作者より-
のあさんがレギュラーメンバーになって来て、もうちょっと邂逅が後だったらネタがもう少し稼げたかなって思うこの頃です。 (書いてるのは10月中旬)
それでは本編へ、どぞ~!
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side:祭雛子 -matsuri hinako
泥みたいに汚くて、沼みたいに深くて。
あたしを表せる一番の答えは、多分そんなのだ。
こんな性格、殺したいほど憎んでる。
前も、今も……多分、この先の未来でも。
──────────────
🍪「……あの、お嬢‥っ?(慌」
🎀『あ、ごめんっ! ちょっと考え事しちゃってさ…それで、髪色だっけ?』
克服なんて容易いものじゃないし、できる保証なんてない。
………だけど、もう過去には戻れないから。
🎀(あたしは、もうあたしじゃない。)
…今度は、”私”じゃない。
“あたし”を殺す番だ。
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Episode.16
『最初から。』 開始
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ねぇ、覚えてる?
あの日、君はあたしにこう言ったよね。
「俺、アイツらキライだよ。」
『…なんで?』
「だってアイツら、いっつも”ねーちゃん”のことばっか悪く言うじゃん。 」
『………あたしは別にいーの。あんたには何もして来ないんだしさ!(にこっ』
当時、あたしは7歳で、あの子は6歳だった。 まだ拙い言葉遣いだったけど… その言葉の、声の端々に優しさを感じた。
あの子はいつも、暖かかったんだ。
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それなのに。
──お前みたいな忌み子が、あの方の姉に相応しい訳ないだろう。
──きっとお前だって、あの女みたいになるに決まってる!!
……何年経っても、頭の中から離れたことなんてない。
ずっと、ずっと…あたしの足に重い足枷をかけ続ける“呪縛”の言葉。
🎀(…あたしだって、あんなやつの子供になんて生まれたくなかったのに。)
…”わたし”は、あの子以外の親族たちが世界で一番嫌いだった。
あの子に危害を加えないだけ、マシだったのかもしれない。
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それから2年後、私とあの子はいとこに”なった”。
私のことなんて、覚えないで良いから。
🎀(せめて、危険とは程遠い場所で……)
幸せに、生きてね。
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side:猫宮伊舞 -nekomiya imu
👀「すー……っ、(眠」
🐤「……どんだけ寝るんですか?」
🐾『今日天気良いもんな~……ぽん太、俺も寝たi((』
🐤「………(圧」
🐾『…すいません』
なんか俺、ぽん太の尻に敷かれてる気がするんだけど…… コレって気のせいだよな?
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side:松海冬知 -matsumi futi
最近、夢を見るようになった。
「──が無事で良かった!」
「もー、また怪我したの?」
顔も、声も、この人が誰なのかも分からない。
でも、何故か聞き覚えがあった。暖かくて、優しい声だった。
思い出したい。
眠っていた、”オレ”の記憶を。
俺が、
まだひなこの弟だったときの記憶を。
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side:────
オレは、アレで。 アレは、オレで。
……ただ、それだけのコトだったんだ。
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“……ねーちゃん、か。”
“は~ッ、最近忙しいっつーのによぉ……”
“ほんっと、困った「主人公」だぜ。”
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アレの従姉は、元々ホンモノの姉だった。
祭雛子……今はそんな名前だが、元々はアレと同じ、「松海」だった。
それがどうしてこうなったか、って?
“…オレに聞いたって、美味しい情報はそう易々と渡さねーよ。”
“知りたかったら、アレの姉が直接言うまで待ちな。(笑”
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「アレはオレ」と言ったな?
その言葉通り、オレはアイツの人格だ。
性格は真逆に等しいが、アレの考えることは手に取るように分かる。
ちなみに、アレが嫌がることからは全力ダッシュで逃げる。
オレに与えられた仕事は、「アレのココロの中に住んで、必要のない記憶や傷付ける記憶を消す」こと。
端的に言えばゴミ箱みたいなカンジだが…まぁアレにはゴミな記憶が多いからな。
此方までイラつくこともあるし、消した方がアレの為にもなるんだ。
‥ま、オレの説明はこんなもんか?
……んじゃ、本題に移るな。
オレから話せるのは、「アイツ」が知っているコトだけだ。
これは前提条件として覚えておいてほしい。
まず、オレの話せることはざっくり分けて3つだ。
1つ目は、「アレとその姉の境遇」だな。
まず、アイツらは元々裕福な家系だった。
だから、次子でも長男だったアレは後継者として生まれたんだ。
……いや、アレは次子として扱われてなかったんだろうな。
アレの実の姉……「祭雛子」は、アイツらの母親が浮気して生まれた子供だった。あの家にとって女は価値を持たないし、良くても雑用係としか扱われて来なかった。
だから、アイツらの母親は嫌気が差したんだろうな。
「本田港」。それが、祭雛子の実の父親。
………アイツらって、変なところで気が合うだろ?そういうコトだったんだよ。
「二重浮気」なんて、普通は思い付かないだろうな。
本田歩都の母親が虐待を始めたのも、この件を知ったのが原因だ。
…最初から、全部繋がってたんだよ。
“ホンット、胸糞わりぃ話だよな。
初対面のはずのアイツら3人が、まさか全員血族だなんてさ。”
“……ま、オレも血は繋がってんだけどさ。”
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side:祭雛子 -matsuri hinako
最初から、ずっと認められたかった。
あの子と同じように、周りから”人間”として扱われたかった。
…女として生まれた私には、最初から人権なんて無かったのにさ。
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──ぁ”あぁあぁぁ”ッ!!!
──うるさいなぁ、(笑
辞めてよ。
──頼むッ、命だけは…ッ!
──‥黙っててよ…ッ、。
わたしのことなんて、
人間だとも思ってなかった癖に。
気が付けば、辺りは血の海だった。
畳にも、漆喰造りの壁にも、縁側の床の木材にも。
アイツらの血が染み込んで、汚れていった。
殺したんだ、わたしが。
アイツらと同じ、汚れたこの手で。
──「もう、戻れない」なんて、何回思ったのだろうか。
………もし、時が戻せたならば。
🎀(あの子が…)
「麻夏」が、安心して暮らせる世界を。
綺麗じゃなくても良い。
あの子が幸せで居られるなら、それで。
「あの子たちの味方になってあげたい。」
それだけが、”わたし”の願いだから。
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Episode.16
『最初から。』 終了
Episode.17・・・1/4公開
次回もお楽しみに。
-作者より-
途中で出てきた「????」は、Episode.9の終盤で出てきたぷちさんの2人目の人格です。
ひなこさんの記憶で、「冬知」や「ぷっちー」ではなく、「──」と表示されていたのは、ぷちさんの元々の名前を呼んでいたからなんですよね。
こういうネタはどんどん仕込んで行きたいんですが、それを仕込む技術が自分にはまだそこまで無くて……精進します。
ちなみに、最後の「麻夏」がぷちさんの本名です。
今気付くと、名字に海って入ってるのに、名前冬なのって何なんだろう……って思っちゃいますね。
あ、当初では「オレ」の本名が「麻夏」で、冬(冬知)の反対で夏にしたかったって予定で……ちょっと変えてこんな風に仕込んでみました。
毎回ここのあとがきでネタバラシするのが恒例行事になってる気がしますね…(笑
また次回も見て頂ければ幸いです。
ではでは~。
コメント
4件
ぁぁぁぁやばすぎますってどんどんドロドロになって病みが深すぎますってえええええええ!!!!!まさかのあそこの三人が繋がってるなんて思いもしませんでしたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!