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『クラスの陰キャ男子は”元”不良でした。』
Episode.17
ぷちぷち→👀
ぽん太→🐤
いむ→🐾
ひなこ→🎀
のあ→🍪
麻夏→” ”
-作者より-
1⁄5(月)追記
あけおめことよろぉぉ!!(大遅刻)
……ごほん。
いつもクラ陰を読んで下さる方々、いつも素敵な作品を書いて下さる作者様方、テラーノベルを利用している全ての読者様!
明けましてっ! おめでとうございまぁぁぁぁぁ((大遅刻
と言うことで!2026年も、私「シャマス」こと「シャインマスカット」をよろしくお願いします!(大遅刻)
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-前回のあらすじ-
前回(Episode.16)を見てください。
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side:──
オレは、アレとは違った。
今のオレ…「松海冬知」は、明るくて、優しくて、仲間想いで……オレなんかとは全くの別人だ。
アレは、昔のオレの憧れたような偶像だ。
──────────────
アレが眠ったときだけ、オレはこの体で制限なしに動ける。
眠っていないときは‥無理矢理半分だけ人格を混ぜ入れて、アレの中で会話するしかできない。
…”オレ”の時間は、思ったよりも短いんだ。
『‥いむ。今、良いか?』
🐾「ぷっちー…?どした?」
オレは、今まで「猫宮伊舞」に逢ったことがない。
今までこの男と逢っていたのは、紛れもない松海冬知だから。
……だからこの男は、「オレ」を知らない。
『……いや、なんでもない。』
オレが猫宮伊舞と話すのは…… 今を、最初で最後にしよう。
『いつも……』
『”俺を”、ありがとな。』
‥これで、終わりにしよう。
「俺」だって、もうオレが守らなくても十分強いんだよな。
頼れる仲間も、なんでも吐き出せる親友も…守りたい家族だって……「俺」はもう側に沢山居るんだよな。
そうだよな… そろそろ、コイツに甘えてばっかりは辞めないとなんだ。
(“ありがとう”なんて‥初めて言ったな。)
いや、言ったのは2回目か。
(……じゃあな、「俺」。)
また、いつか逢えたらさ。
今度はオレにも………
“お前の大事な人に、
逢わせてくれよな!”
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side:松海冬知 -matsumi futi
🐾「……ぷっちー?」
👀『………うぇ、ッ?なんだよ…?』
🐾「いや、なんだよって…お前が話し掛けて来たんだろ? 何、疲れてんの…?」
👀『……さぁ?』
🐾「さぁ、ってお前なぁ……w」
記憶が、ない。
胸の中の大事な部分が、カラッポになってしまったような喪失感を感じる。
…だけど、なんでだろう。
(ココロの中が、ぽかぽかする……)
あたたかい。 誰かが側にいるように。
優しさがぎゅっと詰め込まれた、ほっとする暖かさ。
「もう、感じれないんだ」って、直感的に思った。 多分、俺は何か忘れてるんだと思う。
それでも良いから、 あとちょっとだけ、この暖かさを感じていたいんだ。
(なぁ、 俺って‥ワガママなのかな?)
誰に言ったワケでもないけど、心の中でぽろっと独り言を呟く。
“教えて貰えよ。その為の友達だろ? “
…何故か、そんな声が聞こえたような気がした。
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side:──
「ぁ、ッ ぐ…ぃ、 ひッ…… ぅ”…」
何年も前のある日。
1人の子供に会った。
ぽろぽろと涙を流してはいるが、涙を止めようと必死で目元を拭っていたようで、目を赤くしていた。
“何かあったのか?”
このくらいの年齢の子供なら、声を出して泣いていてもおかしくないのに。自分の声を聞くことを嫌がるように、口元と喉を手で強く抑えていた。
無理に話させるのは少し残酷かもしれない。だけど、黙って泣き声を聞き続けるのは気に障るし、何より気まずかった。
だから、泣く赤子を宥めるように。自分にしては珍しく、少し穏やかに、優しく話し掛けた。
「……あんただれ。」
こっちは優しく話し掛けてやったと言うのに、自分が心配していた当の御本人には尖った鋭い言葉のナイフを思いっきり突き立てられた。
“……可愛くないガキだな…”
「悪かったね、可愛くなくて。」
鼻をすすって目元の涙を指で拭いながら、拗ねたように頬をぷくっと膨らませ、いじけたようにふいっと反対を向かれた。
その子供が、その瞬間だけ歳相応に子供のように見えた。
“………なぁ 、なんで泣いてたんだ?”
「教えない。知らない人に家のこと教えるなってねーちゃん言ってたもん」
“っ、あ”~ッ………そうか‥”
聞いたところ、6,7歳くらいの目の前のそのガキには、「姉」と言う存在がいるらしい。よく言い付けを守るガキだな、と素直に感心した。
「……で、おにーさんだれ?」
“オレは…”
何故か、喉から声が出る直前に、声帯の震えが止まってしまった。
“…真冬、さ。これからよろしくな、ガキ”
「ガキって言わないでよ。
おれは麻夏。呼び方は好きにして」
相変わらずぶっきらぼうな態度で名乗られたが、まぁ、それは聞かなかったことにしよう。
“なぁ、マナツ。
お前がなんで泣いてたか、なんで此処に居るのか…オレに教えてくれよ。”
「………うん。」
──────────────
相変わらずのぶっきらぼうな態度でゆっくりと伝えられたそれは、とても小学生ほどの小さな子供が背負って良いようなものでは無かった。
自分ですら唇を噛み締めてしまうほどの、
…いや、それは後で良いか。
“なんっつーか…。
わりーな、 んなこと話させて。”
「あっそ。で、こっちはもう話したけど。まだ何かしたがるわけ?」
キラキラと光を反射して光る暗い橙色の瞳を瞼に隠し、突き飛ばすようなわざとらしい態度で返された。
“…お前は、さ。お前のこと、嫌いか?”
「……嫌いだよ。」
“じゃあさ、メーワクじゃなきゃいーんだけどよ…”
苦肉の策だった。どんな非常事態でも、 してはいけないことだった。
オレがどれだけアイツラから離れようと、オレがオレである限りオレを縛り続ける命綱を、自ら手放すような自殺行為だったから。
“オレが、お前になってやるよ。”
初対面で、何も知らない相手だけれど。
ただ少し影を知っただけの、どうなっても特に気に留めないようなただの小さい魂だと言うのに、
(オレみたいな出来損ないは、
気まぐれで違反行為しても許されるだろ。)
オレと同じ境遇に居た、『まだ助かる魂』を救いたかっただけだから。 どうせいつか消える魂なら、
最期に人助けくらい、 しても良いだろ?
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『契約』とは、人間が悪魔を呼び寄せ、呼び寄せられた悪魔と呼び寄せた契約者が共に同意し、契約者が悪魔に付けた傷に契約者の血液を取り込ませることによって結ばれるものである。
契約を結んだ瞬間から、生涯を終えるまで下記の条件に同意したと見なす。
一. 契約期間中に、契約者のどちらか・又は両方が何らかの理由で魂を失った場合、契約は破棄となり、代償として人─側が記憶を失うこととする。
ただし、人間側が魂を失った場合は─魔側の記憶を消去する。
二.契約は最長────。十年が経てばその人間は相手についての全───憶を──。
ただし、「一.」に当てはまる場合のみ悪──が記憶を消───る。
三.契約を結んだ悪魔は、契約期間の内の 一回のみ、契約者の身体を乗っ───とが出来る。
二回以上乗っ取ることは可能だ─、─償として二回目の乗っ取りが終了した直後に、乗っ取った悪────失い、この─────ていた痕跡を───る。
その場合、契約の条件や詳細、契約した悪魔についての人間側の記憶は失われる。
四.悪魔は契約者を『守る』ことが義務付けられている。
契約者に物理的な危害を加えた場合、相応の代償を───深部・総合管──務局『エ─ィル・ス────』にて支払うこととする。
代償は負わせた危害の深さによって決められる。
五.契約──び悪魔は、その生涯に一度の──約を結ぶことが可能である。
六.人間はど──魔とも契約を結ぶことが可能であるが、 悪魔を呼──せられる限られた人間は現世時間で半世紀に一度のみ生まれる。また、その人間が生存している限り、次の契約可能者が生ま───とは無い。
七.契約が終了しても、魂を失わない限り悪魔は契約者を──る』”ことが可能である。
また、契約者は契約期間の終了後、一度のみ契約した悪魔か───れるものを受け取ることが出来る。贈られるものは悪魔が選択したものであるが、──が─持出来るものであることが条件である。
八.悪魔が契約者を乗っ取る場合のみ、契約者の身体で見た景色を直接的に見ることが出来る。また、乗────いる間の記憶は──間』───者が見ることが可能である。
そして、契約者を乗っ取っていない場合も、契約者の同意──れば、悪魔が間接的に契約者の記─を見───が出来る。
九.悪魔──約者の身体を乗っ取っている間、契約者は意識のみ悪───む「狭間」へ飛ばされる。時──進まないが、電子機───外では無いため、現実世界のものと狭間にあるものを繋いで連絡───ことが可能である。
尚、狭間に造られる景色や物品などは、悪魔──論、意識を狭───く契約者も思い通りに生成出来る。
所々、インクが薄くなって文字が消えていたり、ページが破れていたりして解読出来ない文字がある。
『十年契約』より一部抜粋。
題名・『十年契約』 全文
著者・”Midwinter”
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Episode.17
『”Midwinter”』 終了
Episode.18・・・1/11公開
次回もお楽しみに。
-作者より-
『Midwinter』は英語で『真冬』と言う意味があるそうです。
どうも、英語弱者のシャマスです。
因みに、Episode.16でMidくんが言った「オレにも同じ血が通ってる」って言う発言なんですけど…
『十年契約』の最初の方に書いてある、「契約者の血液を悪魔に取り込ませる」って言うところから来てます。
もっと分かりやすくしろって話ですよね、すみません…
さてさて、彼は一体何者なのでしょうかねぇ…!
あ、今回も4000文字越えてます…(笑)
コメント
5件
初コメ&フォロ失〜、! 一気見ました!めっちゃ最高です!!