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…幸せだ。

オレはこうなるために生まれてきたのかもしれない。

 こいつが…ランダルがオレの隣で気持ちよさそうに寝ている。

ほんとに無防備だ。オレのことが好きとか言っておきながら、実際は男として見てないんじゃないか?

…まぁこいつも男だからそうか。

それにしても可愛い。どこから見ても完璧美少年だ。

キスでもしてやろうか。いや、それよりいい方法がある。

『い”っ?!』

「はは、起きたか?」

『もー!セバスチャン!なんでいきなり噛んできたのさ! 』

「んー、何となく。」

『今日だけは許してあげるよ。全く。』

そういうと抱きついてきた。

こいつはオレより小さい。

それに子供だ。

…いや子供なのかは微妙だが。

本当だったらオレ捕まってるな…とか思いながら抱きしめ返す。  

『セバスチャンは兄さんたちと違って温かいから好きだよ…』

そんなことを言うこいつも確かに冷たい。

死体みたいだ。

『セバスチャン…』

「…どうした?」

『わたしのこと好き?』

「…」

オレは言葉が詰まってしまった。

オレはほんとにこいつの事が好きなのか?

オレは好きでいたつもりだった。

でもそれはここにいる辛さを紛らわすために好きになったと勘違いしてるだけなんじゃないのか?

分からない。

自分でも分からない…。

『え?!もしかしてセバスチャンはわたしのこと好きじゃないの…?』

「えっ…いや違っ…」

『もう!こうなったら無理やり好きにさせてやるからっ!』

するとあいつはオレの上に股がって腰をグリグリ動かしだした。

まずい…大変だ…。

ここでオレのが当たったりしたら…!

あの人とあの猫共に消される予感しかない…

「わ、わかったランダル!好きだ!この世で一番好きだから早くそれやめろ!」

『やーだね!わたし見ちゃったもん。この前女の子が出てるてテレビ見てうっとりしてたでしょ!』

『わたしの方がイケメンだし可愛いのに!』

『セバスチャンの浮気者!』

『う・わ・き!う・わ・き!』

あぁクソっ…!テンポよく動くなっ…!

こうなったら…!

オレは決死の覚悟でこいつを押し倒しかえした

『ふぇ…?セバスチャン?』

「オレは…嘘なんかついてないんだよ…」

「これが証拠だ。」

オレはランダルにディープキスしてやった。

しかも結構長めに。

口を離したときのかこいつの顔が可愛くてしょうがなかった。

ベロなんか出しやがって…エロすぎるだろ…

このまま犯してやろうか…

…ってオレはなんてこと考えてんだ

『セバスチャンもっとぉ…♡さっきの好きだからぁ…♡』

耐えろオレ…ここでこいつの誘惑に負けたら死ぬぞ…!

『…セバスチャン?』

「今日はもうダメだ。」

『ヤダ!やってくれるまで離さないから!』

こいつはオレの腰に足を回してきた。

その瞬間、オレのナニかがランダルの尻に当たった。

あぁ、もう終わった。ありがとう皆…

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