テラーノベル
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srhb
モブが出てきます。
ご本人様とは関係ありません。
俺は悪魔だ。
悪いことをして人間を不幸にして、それを楽しむ。
そして、悪魔にも悪いことをするノルマがあって、それを達成しないと消されてしまうのだ。
「やっばい!!今回マジでやばい‼」
「どうしたんです?そんな大声出して。」
「アキラぁ…」
声をかけてくれた同僚のアキラに泣きつく。
なにを隠そう、俺はそういう悪いことが大の苦手だった。
おばあちゃんが持ってる荷物を奪ってやったらなぜか感謝され。
嫌がらせするためケーキを買いまくったらなぜか喜ばれ…。(おいしくいただきました。)
なぜかうまくいかないのだ。
それに比べアキラは上手で、今じゃもう上級悪魔だ。
「またノルマがやばいんですか??」
「そうなんだけど…。今回はいつもよりやばいんだよ!」
パソコンにまとめられているデータを見せる。
俺は下級悪魔だからノルマは少ないのだが…。
「ひとっつも達成できてない…⁉」
「な?やばいだろ??」
「いや、やばいどころじゃないでしょうよ…。最悪、消されちゃいますよ?」
「え”⁉⁉」
いろいろとピンチはあったが、ここまでなのは今回が初めて。
さっすがにやべぇ。
消されちゃったらアキラと遊べなくなっちゃうし…。
「どうすれば…。」
「…手伝うことは禁止されているので、ひとつアドバイスを。」
アキラが見かねてそういってくれる。
アキラのアドバイスは結構参考になるからな…。
「最近、人間界に天使が来てるらしいです。上が情報求めてるんで、そいつにあって特徴を伝えられればたぶん一発で行けます。ただ、天使に浄化されてしまう可能性もあるので…。」
「それしかねぇ!いってくる!」
「ちょ、人の話は最後まで聞け‼‼」
―――――
やってきました人間界。
慣れているもので人間に擬態する。
とはいえ、そんなすぐに天使に会えるものか…。
だって、てんしってあれやろ?
ふわふわしてて、白くってきれいな奴。
「あ、兄ちゃんだ‼」
いつぞやに出会って少年たちがわらわらと集まってくる。
「ごめんなぁ。今日は一緒に遊べないんよ。」
「なんかね、違うお兄さんがいるから紹介したいの!」
「違うお兄さん?」
「うん!最近よく一緒に遊んでくれるんだぁ!」
優しい人間もいたもんだ。
見ず知らずの子供と遊ぶなんて。
俺は悪魔だからいいけど!悪いことしてるから!
少年たちについていきそのお兄さんの所に行く。
悪いやつだったら懲らしめとかないと…。
「あ、お兄さんだ‼」
公園につくと、子供たちが数人いて、誰かの周りでじゃれているようだった。
あいつが噂の人か?
近づくと、人より身長が高いであろう俺よりも背が高いやつだった。
「あ、どうも。」
きらきらと後光がさしているように見える。
・・・え、この人天使じゃね??
「兄ちゃん、この人だよ!」
「どうも??」
インパクトがでかすぎて、語尾に?が付いてしまう。
「セラフです。よろしく。」
「あ、ご丁寧に…。俺は雲雀って言います。」
ぺこりと頭を下げられ、それに返す。
「…なんか、兄ちゃんたちかたっ苦しいね。」
「ね。一緒に遊べば仲良くなるよ。」
「そうだね。」
子供たちがひそひそと話している。
大人なんてみんなこんな感じじゃないのか??
「兄ちゃん、遊ぼ!」
「俺忙しいんやって。」
「ちょっとだけだから!!」
「うーん。ちょっとだけやぞ?」
「うん!!」
子供たちと一緒に鬼ごっこをする。
セラフと名乗ったお兄さんも運動神経がよくって、楽しそうだ。
ん?セラフ?どっかで聞いたことあるような…?
???
ま、いっか。
いつの間にか日が暮れていて、子供たちをおうちに返す。
…やべぇ、ノルマのことすっかり忘れてた。
「あの、雲雀さん。」
「へ?」
「ちょっといいですか?」
セラフさんに呼ばれ、ついていく。
なんかやばいことしちゃったかな?
取れてこられたのは薄暗い路地裏。
え、やばくね?
「ねぇ、なんで悪魔がこんなところにいるの?」
「っ!!!」
バレてる。
やっぱりこいつは天使だったか。
「バレちまったか。天使さんも随分暇なんやね。」
変装を解き、悪魔の姿に戻る。
どうやって逃げるかを考えつつ、言葉で惑わせられないかと試してみる。
「暇じゃないよ。調査に来てただけ。」
「ちょうさ?」
「そう。悪魔を捕まえるね。」
ほんとにまずい。
さっさと撤退しないと…!
「っ?」
天使と長く一緒にいたからかくらくらしてくる。
弱すぎるのも考え物だな。
「え、ちょっと」
身体が支えられなくなり倒れこんでしまう。
天使が手を伸ばしてきたが、それをよけた。
悪魔は天使に触れると消えてしまうって伝えられてきたから。
だが、よけたはずなのに支えられてしまった。
消えちゃう…‼
驚いて突き飛ばすが、身体に何の変化もない。
それどころか、さっきより体調がマシになっていた。
「?なんで…?」
「やっぱり噂になってたのは君か。」
「うわさ?」
「悪魔のくせに人間を助けてるやつがいるって。君がその悪魔でしょ。」
ふわりと体が浮く。
気が付くと天使に横抱きにされていた。
「ちょ、放せ!」
「暴れないでくんない?俺も手荒なことはしたくないから。」
力も階級も相手の方がずっと上らしい。
かなわなくって、力を温存しておこうと抵抗をやめる。
「見たところ、君悪魔としての仕事ができてないでしょ?」
「だったらなんだよ。」
「ふふ。俺が協力してあげる。」
ちゅ、と可愛らしいリップ音を鳴らして口づけられる。
「悪魔が天使を誘惑したって言ったらすぐに上級になれるんじゃない?」
「へ、は??」
「これからよろしくね?雲雀さん。」
なにを考えているのか天使が怪しげに笑った。
思い付きで書いたぁ。
これ最初R18で行こうとしたんですけど、なんか男性妊娠になりそうだったんで地雷の方がいたら申し訳ねぇ…。となりこれになりました。
もしかしたら続きで書くかもしれない。
最近なんかうまく書けてない気がしてならないんですけど、練習めっちゃして頑張ります。
GWですね。(急に)
休日を楽しむぞ‼
ってことで。
また次回のお話で~~
コメント
2件
うぎゃー!!!!やっぱサトウさんのsrhbよすぎる!!!!!GW楽しんでください!!!

一気に引き込まれて読みました!続き是非とも!!お待ちしております!