テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
5件
天才…😭✨️ このifみてみたかったんですよね‼️💗 色々と設定も好きです‼️‼️‼️🫶💕︎︎
控えめに言って好きすぎますね………辛すぎる……… けど色々細かくて好きだ………はぁ😭😭😭ありがとうございます😭😭😭
ありがとう😊
・本編最終回の内容を含みます(ネタバレ注意)
・最終回if
・宇都見・東雲・紫苑×今國
・宇「」←宇都見 東「」←東雲 紫「」←紫苑 今「」←今國 高「」←高木 園「」←園子
・死ネタあり
・紫苑ちゃんが生存してます
・かなり内容がヘビーでグロめ
・キングと紫苑、園子と東雲が対決
・めちゃくちゃ長文
・キングがよりクズになってます
・胸糞、閲覧注意
(紫苑視点)
ここは、私の、ううん私達の大切な人が開いたスナックのお店「イマクニ」。私はそのイマクニの店主をしている。身バレを防止する為に「レミ」という源氏名を使ってお客様と接客をし、お酒を飲みながらゲームやカラオケなどでお客様を楽しませるのが私の仕事だ。元々私は接客が苦手だったけれど、落ち着いた雰囲気で話せるとの評判からなのか常連のお客様も増えた。そして、私には元々ピアニストになるという夢があった。私は小学生の頃からの夢を叶えてコンサートを開き、私みたいにいじめられていた子でも夢を叶えられるようにとピアノ教室を開始した。でも…ある男のせいで、私は、彼は…夢を壊されることになった。
(東雲視点)
私はとある場所へ向かっていた、私達が通っていたフリースクール「タクト学園」。私と紫苑、そして彼…「今國一成」が出会った場所。私と一成が最初に出会ったのは小学4年生の頃、私が1番最初に見た一成はありえないほどの痣と傷跡でボロボロだった。この状態で病院からやっと退院出来たところだったという。私は居てもたってもいられず一成の手を握り、震えている彼の体を抱きしめた。この子は何としても守ろう、そう誓ったのだ。
東『わたし、東雲春香。あなたは?』
今『…今國、一成』
東『一成、よろしくね!あ、かずくんて呼んでいい?』
今『えっ…』
東『あ…嫌だった…?』
今『ううん…嬉しい』
今まで無表情だった彼が笑顔を見せた瞬間、私は彼の笑顔を大切にしたいと思った。
私は決意を込めてタクト学園に入り、私達3人の写真が飾ってある写真立てを手に持った。
東「はじめるよ」
私達の、復讐をーー。
(宇都見視点)
警察の連中に取り押さえられ俺は逮捕された、「あとは頼んだ」と晴香と紫苑に託して。あの2人が復讐を果たしてくれるまで、俺は全ての容疑を認めるわけにはいかなかった。実際、高木を除いた武田、桜井、中島、羽立、小山、教師の大谷を殺したのは俺だ。嫁の紫苑に手を汚させるわけにもいかなかった、だから計画の全ての実行を俺が引き受けた。だが、紫苑は自分が思っていたよりも強くなっていた。「私が…あの男と決着を付ける」そう言った紫苑の瞳には強い意志が宿っていた。この時俺は紫苑の勇姿に胸を打たれた、彼女は自分の為ではなく大切な人の為に命をかけられるということを。俺は、この人にプロポーズをして本当に良かった。いじめやトラウマを乗り越えて、ここまで強くなれた紫苑を旦那として誇りに思う。一成のためにも…頼んだぞ、紫苑。「心友」の恨みを晴らすために。
(東雲視点)
私は週刊アポロでさっそく高木将のいじめに関する記事を書いた。週刊誌に載せれば高木将はいじめっ子としてではなく容疑者として罰することが出来る。数時間が経つと、世間にはあっという間に記事の内容が広まった。今度は高木将の娘ちゃんがいじめられるようになっちゃったみたいだけど…元々紫苑と一成をいじめていたのはあいつじゃないの。しかも園子まで…許せるわけないでしょう…?私は園子に連絡すると、数分経ってから園子が週刊誌を持ちながら息を切らして走ってきた。
園「しの…これ…」
園子は信じられないというような表情でいじめの内容のページを開いた、私はお菓子をひとつまみしてページを見た。
東「良い記事でしょ、私の力作なんだよ。今國一成が亡くなったのは元いじめっ子の高木将とその仲間達が元凶、てね。」
「…あいつらの夢を叶えてあげたのよ」
私が微笑むと、園子は珍しく私に向かって声を荒らげてきた。
園「自分が何言ってるか分かってんの…?そのせいで何人が死んだと思ってるの!」
東「…あのスナックにいるレミっていう子いるでしょ、あの子の本名は瀬戸紫苑。同じタクト学園に通ってた。私、紫苑と一成と同級生なの。」
私が真っ直ぐ真実を伝えた時の園子の目はほんの少しの動揺を見せていた。
(紫苑視点)
萌歌ちゃんが帰ったあと私は1人お店の掃除をしていた、晴香ちゃん…ちゃんと記事にしてくれたかな?あの子ならきっと大丈夫、今頃世間には記事のことでいっぱい…
高「っ、レミ!」
勢いよくドアを開けたかと思うと走ってきたのか息を切らして高木将がお店に来た。私はいつものように愛想笑いで対応した。
紫「高木さん、ごめんなさいね。本日はもう閉店で…」
すると、高木将は私の対応を無視してイマクニのコースターを手に取った。…気付いたみたいね。
高「これ…このマーク。タクト学園と同じロゴだった」
「なぁレミ…お前もタクト学園出身だったのか?…答えてくれよ」
紫「…そうよ」
「私は、今國一成くんと同級生。そして、私の本名は…『瀬戸紫苑』」
高「!!」
私が声を落として高木将の方を向くと、高木は尋常ではない驚き方をして後ずさりした。今まで思い出さなかったでしょう?私がまさかあの時いじめていた瀬戸紫苑だなんて思わなかったでしょう?何もかもを忘れていたのね…。
高「…お前も、宇都見と共犯か?」
務めて冷静に聞いてくる高木に私は淡々と答えた。
紫「共犯というより…”仲間”よ」
高「っ…!!」
高木はカッと血が上り、私に掴みかかりそうになったがいじめていた頃のことを思い出したのか、私が女性ということもあり手を出してはいけないと思ったのか踏みとどまった。必死に手を出すまいと手を抑えてる高木に私は心の無い声で吐き捨てた。
紫「あんたはやっぱり…悪い子ね」
(東雲視点)
一成の怪我や傷跡が回復してきた頃、小学5年生になった時に紫苑がタクト学園に入ってきた。紫苑もまたいじめられており、いじめられっ子同士私達3人は仲良くなった。最初は頻繁に過呼吸を起こしていた一成も、私達が支えていたおかげで徐々に起こらなくなっていた。紫苑はピアニストになりたいという夢を持っており、私達も夢を持っていいんだということを教えてくれた。私も一成も夢を持つことが出来た。
東「人と関わることも怖かったし、嫌なこともたくさん思い出して苦しかったけど…それでも私達は前を向いて生きてこられたの」
ここまでの話を園子は真剣な表情で聞いている、ちゃんと受け入れてくれるのだろうか…?
東「私は世界中の人の為になることをしたいという夢を、一成はみんなが楽しいと思えるような場所を作るという夢を持てた。私達はそれを叶えた…。…叶えたはずだった。なのに…」
私は唇を噛み締め、怒りを滲ませた。この感情は、自分には止められなかった。
(紫苑視点)
紫「あんたのせいで……」
私は高木に向かって憎しみのこもった目つきで睨みつけた、高木は怯えたような目で私を見ていた。加害者が…加害者がそんな目をしてんじゃないわよ…あんたのせいで一成くんは…。
ーー私がタクト学園に入ってピアノを弾いていた時、私の左右に晴香ちゃんと一成くんがいた。2人共いつも私のピアノの音色を聴いては笑顔を浮かべていた。私は2人の笑顔が大好きだった。そして、一成くんは私に向かってこう言った。
今『紫苑なら絶対ピアニストになれるよ、めちゃくちゃ上手いもん、おれ応援してる!』
その言葉と笑顔に私は救われた、一成くんの言葉も晴香ちゃんの笑顔も…この2人を大切にしたいと思った。そして、私達3人は夢を叶えた。このスナック「イマクニ」は私達の唯一の居場所であり、帰る場所だった。1年前、私が啓さんにプロポーズをされた時も満面の笑みで祝福してくれた。あの笑顔は忘れられなかった。私達といる時は一成くんも心から笑えていた。だけど、半年前…
カランカランッ
今『いらっしゃ…い……』
高『あ…どうも』
今『ッ!!ぁ…ヒュッ…は、はぁっ…はぁっ…!』
高『っ!大丈夫ですか!?』
今『ひっ、、はぁ、はぁっ…!〜〜っ!!(ポタポタ)』
高『きゅ、救急車っ…!』
ーー…一成くんはイマクニに足を運んだ高木と偶然出会ってしまい、再び過呼吸になり病院に運ばれた。私達はリハビリも含め付きっきりで看病した。退院後、一成くんは私達の前でも不自然な笑顔でいることが多くなった。もう、あの頃のような心からの笑顔ではなくなっていた。そして、カウンターに立つだけで手が震え、涙が溢れるようになった。彼のトラウマが頻繁に起こるようになってしまった。ついにカウンターに立てなくなった彼は…自室で処方された薬と睡眠薬を同時に大量摂取し、自殺した。彼の手や腕には両方に無数の自傷跡と、床には自傷による血痕、割れた瓶からは残りの睡眠薬が散らばっていた。目を惹きつけるように綺麗だった茶髪は乱れ、艶を失っていた。閉じられた瞳には無数の涙の跡があった。あぁ、苦しかったでしょう…辛かったでしょう…。私達は大粒の涙を流しながら慟哭した。
今『今國一成です、俺の夢はみんなが楽しいと思えるような場所を作ることです』
紫『っ…うぅ…』
東『……(涙を拭う)』
宇『……』
紫『……許せない』
私は拳を強く握りしめる、震えるほどに強く。
紫『高木将…あの男だけは絶対に許さないっ…!!』
紫「そうして、私達は復讐を考えたの。あんたたちの夢を叶える形でね」「あんたは、一成くんを殺したのよ。あんたの、些細なきっかけのいじめでね。」
高木は顔を歪ませる、真実を突きつけられてついていけていないようね。私は高木に歩み寄った、後ずさりする高木に躊躇もなく歩みを止めなかった。
(東雲視点)
東「ねぇ、この話を聞いてもまだいじめっ子と協力すんの?私達には、私達に出来ることがあるでしょう?同じいじめられっ子のあんたなら…分かってくれるよね…?」
園「しの…」
東「あんたも…何でいじめっ子なんかと一緒にいられるのっ?おかしいよ!いじめた奴らは一生変わらないんだよ!?許されたと思ってまたいじめを繰り返そうとするの!何も変わらないの!!」
私は今にも泣き出しそうな声で園子に迫った、どうしてあんたは…そこまで強くなれるの…?
東「みんな…あんたみたいに強くないの…私達がいじめを殺すまで…あんたも…協力して…ね…?」
涙で園子の顔が見えない、だけど何かを決意したような表情だけは読み取れる。
園「しの…私には出来ない。私にも、あの人達にも…そしてしのにも…自分の選択した答えには責任を持たなければならないの。私が選択した良いことは誰かにとっては悪いことなのかもしれない、私達は常に良いことと悪いことの選択肢を迫られてるの。」
「…私は、”みんな”が「良いこと」だと思う方を信じる」
東「え…」
何で…。……何で。園子が去っていったあと私はその場で泣き崩れることしか出来なかった。
(紫苑視点)
紫「あんたは…私のことも、一成くんのことも忘れていた。忘れて、幸せになってのうのうと生きてる…おかしいでしょこんなの!」
声を荒らげた私に高木は肩をすくませた。私は高木に詰め寄り、今までの怒りや憎しみをぶつけた。
紫「人の夢も、人生も何もかもを壊して奪っておいて加害者のあんたが幸せになるなんてそんなの許せるわけないでしょう!?」
「あんたみたいな人が夢を語るなんてありえないのよ!!」
「そもそも、どうして私も一成くんもいじめたの?傷つけたかったから?殺したかったから?そうでしょう!?」
高「それは違うっ…」
紫「じゃあ何でいじめんのよっ!!いじめは人殺しと同じなのよ!」
「いじめられた被害者の名前は出るのに加害者の名前は出ない、それを見て世間はどう思うの!?」
「可哀想だなとか自分じゃなくて良かった、とか…いじめた奴らは自分の犯した過ちに見て見ぬふりして、忘れて!無かったことにする!!自分のしたことに言い訳をしているだけなの!!」
高「っ…」
紫「一成くんは私達を笑顔にしてくれてたの!私達やみんなが楽しいと思えるような居場所を作ってくれたの!!なのにっ…あんたが一成くんの夢も人生も何もかも全部を奪ったのよっ!!!」
私が発狂するように泣き叫ぶと、高木も涙をポロポロと流していた。何で…あんたがそんな顔してんのよ…あんたはそんな顔していい立場じゃないの…!!私はキッチンに行き、タオルで包んだ包丁を手に戻った。
高「っ!!俺を殺すのか…?」
紫「違うよ…あんたが私を殺すの」
高「え…?」
紫「この包丁、私と啓さんが婚約した日に料理を振舞ってくれた時に使っていた一成くんの包丁なの。これで…」
私は高木の手を取りタオルで包んだ包丁の柄を持たせた。
高「っ…!!」
紫「私を刺し殺して…なるの。ヒーローに」
高木は震えていた、自分の迫っている選択に追い詰められているみたい。
紫「いじめっ子のあんたが悪役の私を殺してヒーローになる。あんたの夢の絵のヒーローは剣を持っていた、完璧でしょ?」
「私を殺したらいじめっ子Aではなく高木将容疑者として報道される、そしてあんたは一生自分の犯した過ちと罪に向き合っていくの。」
私は両手を広げ、見たくもない高木の目を見ながら決意を固めた。
紫「さぁ…やりなよ、私を殺して…なりなよ、ヒーローに。」
高「っ…!!〜〜っ……」
高木の包丁を持つ手がぶるぶると震えていた、涙が溢れ、私を殺すのを恐れていた。数分間の葛藤の末、高木は包丁を投げ捨てた。
高「っ…俺にはっ…できないっ…!俺は悪い子だっ…良い子になることも、悪い子になることも出来なかったっ…俺、ずっと自分のしてきたことに蓋をしてて、最低で、クズだった…!」
紫「高木っ……」
高「俺が言ってもなんの意味もねぇけどっ、いじめなんてほんとにくだらなくて、クソで!無意味だ…ごめんなさいっ…ごめ”っ…な”さいっ…!」
高木は私の前で泣き崩れ、土下座をしてきた。…そんなことをしたって…
紫「っ…そんなことをしたって…一成くんも、あんたの友達もっ…誰も帰ってこないのよっ…!」
私は大粒の涙を流しながら謝り続ける高木を見て、拳を震えるほど握りしめた。
翌明日
私と晴香ちゃんは高木のいじめに関する動画を見ていた、あれほど賑やかだったイマクニはがらんとしていて静寂さを増していた。もう、この居場所に集まることは二度と来ない。動画を視聴したあと、私達は手を取り合った。
東「行こっか」
紫「うん」
私達は警察署に自首をしに行く、いじめを無くそうと…殺そうとした私達はまた違う過ちを犯してしまった。人はまた同じ過ちを繰り返す、何度も。でも、それを止めてくれる誰かがいるのなら…その過ちは無くなることはなかろうと、終わらせることは出来るのかもしれない。
ここまでご朗読してくださりありがとうございました、かなり長文になってしまいました💦そして今國くん推しの方本当にすみませんでしたm(_ _)m