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カルルシャン
413
莉犬
莉犬「どうしましたか…」
怒らせないように
機嫌悪くなったらなにしてくるかわからない
父「もう出る」
!
莉犬「そうですか…」
よかった
やっと解放される…
父「あと最近再婚したんだ」
え、
また
父「で次の嫁もも子供がいるらしくてな」
莉犬「そう…ですか」
まただ
もう誰もおんなじ目に合わせたくなかったのに
父「まぁ今度連れてくる」
父「いない間面倒よろしくな」
莉犬「はい…」
また自分勝手
どうせ新しい人ともすぐ別れる
この子も酷い目に遭わされるのかな
もう誰もここに連れてきて欲しくないのに
みんなお待たせ
ぷりっつ「どうやった」
莉犬「もう家出るって」
みんなそう聞いて安心したように感じた
莉犬「じゃあ2人はもう寝な」
莉犬「もう遅いし」
おさでい「はーい」
あっきぃ「うん!」
2人ともさっきより元気そうだな
莉犬「後で来てくれる」
そう小声で伝えた
さっきのことについて話したかった
莉犬「じゃあでいは部屋行こっか」
おさでい「うん!」
こんな幸せな時間だけがずっと続いて欲しいそう願い続けた
ぷりっつ
莉犬「後で来てくれる」
‼︎
俺にだけ聞こえる声でそう言ってきた
さっきなにか言われたのか…
返事をする前にりぬにぃはこの部屋を後にした
ぷりっつ「体調悪いとことか体痛いとことかないか?」
あっきぃ「背中がすごい痛い」
あっきぃ「あとはまぁ大丈夫かな」
そう言ってあっきぃはニコリと笑った
ぷりっつ「少し背中見てええか?」
あっきぃ「うん」
見るのは少し怖かった
けど見なきゃいけないそう感じた
見た瞬間にわかった
背中には痛々しいあざが沢山あり、背中は全体的にあかくなっていた
そっと背中を見るのをやめた
ぷりっつ「冷やすもの持ってくるな」
あっきぃ「うん」
あっきぃは少しだけ寂しそうな目をしていたように感じた
莉犬「あ、ぷりちゃん」
ぷりっつ「りぬにぃ」
ぷりっつ「おさでいは?」
莉犬「もう寝たよ」
まぁ今日は色々合ったしな…
莉犬「あっきぃ大丈夫そ?」
ぷりっつ「傷見たけど結構やばそうだった」
ぷりっつ「今から軽く手当しようと思ってて」
莉犬「そっか…」
莉犬「俺も手伝うよ」
ぷりっつ「ありがと」
あっきぃ「あ!おかえり!」
莉犬「なんかもう元気そうだね」
あっきぃ「ふふーん!」
いつも通りの会話が少し嬉しく感じた、こんな毎日が ずっと続けばいいのに
ぷりっつ「とりあえず手当するからな」
ぷりっつ「後ろ向けるか?」
あっきぃ「うん」
さっきも見たけど やっぱりなれない
少し昔のことを思い出してしまう
簡単な手当をしてあっきぃを寝かしつけたあと
俺はリビングへ行った
そしたらりぬにぃが
莉犬「さっきお父さんに言われたんだけど」
莉犬「また再婚するらしい」
ぷりっつ「は…」
信じられなかった、いや信じようとしなかった信じるのが怖かった
莉犬「それでその再婚相手に子供…いるらしくて」
もう誰かが苦しむところを見たくないのに
今日だってあんなことが起きたすぐなのに
自分勝手がすぎる…
莉犬「もうさ‥」
莉犬「俺見たくないよ」
莉犬「疲れたよ」
何も言えなかった
励ましも、寄り添うことも何も出来なかった
りぬにぃはあんなに頑張ってるのに…
…俺何もできてないやん
あの時も何も出来なかった
寄り添えた…はずやったのに
数年前
俺の母さんはシングルマザーやった
俺が物心着く前に父さんは先に行ってしまったらしい
ちっこい頃、周りに助けを求めるのが苦手だった
迷惑かけちゃダメ、わがまま言っちゃダメ、母さんを困らせちゃダメ
ずっとそう思ってた
幼稚園生の頃にお母さんは再婚した
その再婚相手が今の父さんや
最初はこんなん人だとは思ってもいなかった
父さんも母さんも仕事で忙しくてあんま構ってはくれなかった、再婚したから少しは構ってくれると思ってたのに
けど寂しくはなかった
りぬにぃがいたから
りぬにぃは俺にすごい優しくしてくれた
りぬにぃは昔も今もあんま変わらんな
俺はりぬにぃだけには甘えられた
お兄ちゃんとゆう存在が嬉しくて
りぬにぃはほんとにアニメとかに出てくる優しいお兄ちゃんみたいだった
少しした頃にお母さんのお腹に赤ちゃんができた
これが今で言うあっきぃだ
当時はあんま分かってなかったけど、お母さんが家にいることがすごい嬉しかったのは覚えてる、多分この頃が1番子供らしかったかもしれない
あっきぃが生まれた時に俺は、自分のりぬにぃみたいなお兄ちゃんになるんだそう考えてた
けど数年後母さんは消えた
病気やったらしい
あっきぃはまだ1.2歳だったかな
俺は小学校に上がる頃やった
沢山泣いた、だけど父さんは何も言わなかった
寄り添ってくれたのはりぬにぃだけだった
少ししたら父さんの本性がわかってきた
乱暴ですぐ殴ってきて
その時りぬにぃは沢山俺たちのことを守ってくれてた
だからその時のりぬにぃの体はボロボロだった
今でも当時の傷が少し残ってる
おさでいが来たのは俺が小6くらいやったかな
あっきぃが小学校入りたてでりぬにぃが中3くらいやったと思う
おさでいはこん時幼稚園生くらいで
父さんの再婚でそん時に来た
初めて見た時に昔の俺に似てるなそう思った
甘えることを知らない、誰にも頼らないこんな子に感じた
この誰にも頼れないそんな気持ちは俺が1番わかってるだから俺が教えてあげなきゃそう思ってた
けどこの義理のお母さんもやばかった
すぐに暴力を降るって怒鳴り散らかして
けど父さんの前ではしなくて
父さんも父さんで俺たちしかいないとこで沢山暴力を降るって
けど俺はあっきぃとおさでいを守り続けた
お兄ちゃんだからそう自分に言い聞かせた
だけど俺は1回家に帰らなかった時がある、家に帰る足がどうしても動かなくて友達の家に1日だけ泊めてもらったことがある
俺も自分勝手やん
父さんたちが別れるのは早かった
些細な喧嘩ですぐに別れた
その時おさでいはすごい泣いてた
なんで泣けるんだろって疑問に思ってた
けど今らな少しわかるおさでいにとって本当に血の繋がってる人はこの人しかいなかったからだ
あの時寄り添えたのは多分俺しかいなかったと思う
血の繋がった唯一の人がいなくなるその悲しさを知ってるのは俺だけだったから
後悔してる
なんで気づかなかったんだろ
りぬにぃみたいな優しくお兄ちゃんになりたかったのに…
なんで
今
莉犬「とりあえずなにも起きないことを願おう 」
ぷりっつ「だな…」
今度こそ
コメント
2件
続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
うわあ……読んでて胸がぎゅっとなりました。莉犬が「もう見たくない」「疲れたよ」って零すところ、本当に切なくて。あれだけ頑張ってるのに、また同じ繰り返しが来そうな予感……。ぷりっつの過去も明らかになって、彼が「今度こそ」って思う気持ちが重くのしかかってくる。この家族の連鎖、どうか良い方向に進んでほしいです…