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魔法使いな卓球部
ここは魔法を操り卓球をする生徒が集う学校。一人一人違う「えぐい」技を持ち、今日もとんでもない試合が繰り広げられている。
主人公は西田。彼は幼馴染の東とダブルスを組み、何度も全国制覇を成し遂げている。西田の得意技はA級カーブドライブ2という技。大きな弧線を描きながら自分から見て左方向に大きな曲がりを見せるドライブの1種。その曲がる角度はおよそ90°。一方東の得意技はS級シュートドライブ5という技。この技は自分から見て右方向に大きく曲がるドライブだ。角度は130°。2人ともドライブを極めている選手だ。
だがある日、
「西田、俺たちのダブルスはもう終わりかもしれねぇ」
と東がいきなり俺にこう言った。俺は戸惑った。なぜなら何度も全国制覇を成し遂げてきたこの俺、西田と東の最強ダブルスが崩壊するからだ。俺は「なんで?」と瞬時に東に聞いた。
「俺はS級なシュートドライブを持っているからこの学校よりももっとすごく卓球か強い学校にスカウトされてるんだ。」
俺は納得が行きそうだった。なぜなら東は俺より全然強いし、ダブルスでは俺が足を引っ張っている方、東はシングルスでも全国制覇を成し遂げているし、とにかく強い。だからもっと強い学校に移籍してもおかしくない。こうして俺と東は共に悲しい思いをしながら別れるのだった。ここで終わるものか。俺は全く諦めなかった。俺とダブルスを制覇できるのはあいつしかいねぇ!俺がもっと強くなって、あいつと同じ学校に行き、あいつとまた組むんだ!俺はその日を境に卓球を極めて極めて極めまくった。その日常が今、始まる。