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紫「あ、やっときた」
赫「、、、ぇ、なんでいるん」
pm5:00
いつものように学校から帰宅しようと正門まで歩を進めていると、見慣れた姿があった。
幼馴染である紫だ
こんな真冬に自転車を横に止めて、正門前で一人で何をしているのか、
紫「今日部活急遽休みなったから、赫と一緒に帰ろうと思って」
赫「、、、どんぐらい待ってたん、?」
紫「ん~、5分ぐらい」
噓つけ
そんなに耳も鼻も赤くさせといて
赫「lineくれたらよかったのに、」
紫「いや、赫また図書室で本読んでただろ?邪魔したくないなって」
赫「、、なんだそれ…笑」
紫はバスケ部だ。
それも1年生の時からずっとレギュラー
紫自身中学でバスケはやめる予定で、部活に入る気なんてさらさらなかったらしいけど
今の監督とその時の3年生にバスケ部に勧誘されまくり、結果お人好しのこいつは2年になってもバスケ部に入っている
俺はというと
そんな勧誘がくるはずもなく、美術部に入ろうかなぁなんて考えたけどその時のクラスメイトに
『男が美術部とかやべ~だろ笑』
と言われたので今は帰宅部だ
つまり俺は、そこまで美術部に入ろうという意欲もなくそんな一言だけで「じゃあもういいや」ってなるぐらいの人間
家に早く帰ってもやることがないので俺は大体1~2時間ほど図書室にこもってる。日課だ
本を読むのはもちろん、ただひたすらに運動場のサッカー部を眺めたり、その日の駅でかったグミを食べながらイヤフォンをつけて音楽を聞いたり
そんなしょうもない放課後
紫は本当に俺とは真反対のくくりの人間
なんでこんなに優しくしてくれるのかわかんない
、、、やっぱ幼馴染だからなのかな
紫「後ろ乗るだろ?」
そういって紫は自然に俺のバッグを自転車の前のかごに入れた
赫「俺が前乗ってもいいよ、紫との二人乗り大体俺乗せてもらってる側だし」
紫「お前自転車乗れねぇじゃん。いいから黙って後ろ乗せられとけって」
それはそう。ぐうの音もでない
紫「あ~、あとこれ付けといて」
赫「むぐっ!?、、、」
そういって少し乱暴に、紫は自分がつけてたマフラーを俺に巻き付けた
赫「、、、、いやっ、お前の方が絶対寒いって…」
紫「お前の方が病弱だろ、、、冬の自転車なめんなよ、風馬鹿冷たいんだから」
だからお前が付けるんだろ、、、
でもこういう時の紫は頑固だから何を言っても基本だめ
頭の回転早いから結局言いくるめられてお終い
これは長年の付き合いのうちにわかりきっているお話だ
俺はいつもが電車通学だから自転車なんてもってない
俺と紫の家は15分くらいの近さ
俺の家は駅に近いから俺は電車通学だけど、紫の家からしたら少し駅が遠いから自転車通学
あとは自転車で行けば30分ほどだけど、電車でいけば1時間弱かかるからそれもあると思う
バスケ部朝練あるし
紫は部活オフの日はこうやって後ろに乗せてくれる
俺はこの時間がすきだ
紫「つかまってろよ~」
赫「わーってるよ、、」
紫「ひ~さむっ(笑」
赫「やっぱ寒いんじゃん、、(笑」
紫のお腹あたりに腕をまわし、背中に顔をくっつける
なんだかドキドキしてくる
紫はきっとどうも思ってない
部活帰りとかに同じバスケ部の友達も何度もこうやって自転車の後ろにのせてることだろう
俺もきっとその中の1人でしかない
それでも
赫「、、、」
「なんか今俺らカレカノみたいじゃね、?(照笑」
今は俺の特等席
紫「ははっ、何それ(笑」
紫の耳が赤いのは
寒いからなのか、はたまた………
fin 甘酸っぱい2人乗り
コメント
1件
うわ…紫くんが赫くんを好きな世界線であってくれ…