あらすじ
虐待されていた子供を助けて引き取った潔
時はそこからすでに1ヶ月経っていた!
冴と凛を引き取って1ヶ月
そろそろ長期休みが終わるため、ドイツに戻らなければならない
ドイツに行っても苦労しないためある程度のドイツ語は教えてはいる。最初俺は1ヶ月じゃ覚えられないよな、と半分あきらめた気持ちでまあちょこっとでも日常会話できればいいか精神だったが二人は日常会話どころか専門用語とかも覚えてしまっていた
冴は今小学四年生で9歳だ、凛は冴の2歳年下なので小学ニ年生の7歳
二人が若いから物分りがいいのかただ単に天才なだけか…まあ覚えてくれたならなんでもいいんだけど。これは玲央の御影コーポレーション特性イヤホンは必要ないなと心の中で思う
引ち取ってから3日ほど経って二人の年齢を知り、義務教育真っ只中の小学生だと知った
義務教育を受けさせないなんて…やばい!義務だぞ義務!
そこからの行動ははやかった
プロサッカー選手潔世一の名前を使って無理やり学校に途中入学させた
幸い学校の校長先生は俺の大ファンだったのでサインと握手を条件に入れてもらった。卑怯だとか最低だとか思われてもいいが義務教育は受けさせなければ!結果的に1ヶ月ほどしか通えないがまあちょっとでも変わるだろ
1日目学校に行った二人にどうだった?と聞いてみたら冴は「まあまあ」、凛は「兄ちゃんとも世一とも離れたから楽しくなかった…」と言われた
いじめとかはなかったようだし、俺の養子だとも公表しないでくれと言っているため珍しい時期に入ってきた転校生くらいの認識らしい
帰ってきた二人の頭を撫でて「おつかれ」といい、飲み物とお菓子を用意して学校の事を聞くのがここ最近日課になってきた
家族の時間を作るのも早く心を通わせるために大切だ
冴は最近サッカーにハマったらしい
体育の授業でやったらしくそれが面白かったのだとか…
その話を聞いた俺はそういえば俺がプロのサッカー選手だと言うことを二人には言ってなかったなと気づき、これから一緒に生活していくし職業くらい知っていたほうがいいだろう
それに個人的にも喰いがいのあるやつが増えるのはとても嬉しい
俺がサッカー選手だと言うと冴は目を輝かせ一緒にやろう!と誘ってくれた。いつも無表情極めているし、表情の変化も最近やっと見せ始めてきた頃だったのでこのときの笑顔は俺の心を鷲掴みにするほどウルトラスーパーキュートだったとだけ伝えておこう
それから毎日と言っていいほど学校帰りに素早く帰ったてきた冴とサッカーをすることが習慣になった
ぶっちゃけ子供相手に本気でするのは気が引けるが本人が本気を出せ、手加減なんてするな!と言うもんだから半分くらいの力で教えている
いつもは俺と冴がしているところを「すごい!」とかキラキラのおめめで褒めてくれる凛は徐々に一緒にするようになってハマった
俺の活躍した試合や、尊敬しつつ互いを高め合うライバル権、友人の試合も見せる
蜂楽のドリブル、凪のトラップなどなどできそうなところを徹底的に叩き込んだ
まあ一応プロに教えてもらっているのだ
上達しないわけがない
そこら辺のサッカーチームに見学に行ってみたけれどはっきり言って二人にはぬるい、のでチームに所属するのはドイツに行ってからだ
俺が所属しているバスタード・ミュンヘンにはレギュラー、下部組織の他にジュニア組織がある
ジュニア組織にはミヒャとアレクもいるしサッカー好き同士仲良くできるだろう
天使が4人集結するのが楽しみだ
おそろいの服とか着せちゃおうかな?ドイツに戻ってからの楽しみは、サッカーをするだけでなく癒やしも増えたことだろう
「よしっ!」
「二人とも荷物はもう詰めたな?忘れ物はない?」
「うん!ドイツ楽しみ!」
「世一じゃないんだから忘れ物とかしないだろ」
「なっ!冴!?俺だってもう忘れ物とかしてないよ!これでも立派な大人なんでね、フフン♪」
「世一お財布持った?カバンの中に入ってないよ?」
「えっ、?嘘?……あっほんとだ!忘れるところだったぁ…
ありがとな、凛」
「うん!」
「忘れてるじゃねぇかバカ世一」
「う〜、、言葉もデナイデス…」
そんないつも通りなやり取りをしつつ家を出る
飛行機に乗って少し経つと、「ビーフorチキン?」と外国人の金髪の女性がお昼ご飯を提供してくれる
俺はビーフ、冴と凛はチキンにして交換しながら食べる
凛はまだまだ甘えん坊なので食べさせてと言ってきたりするがとてもかわいい
冴も凛に食べさせてる様子をみて、「俺も…」と言ってくる。いつもはツンツンしているが案外甘えたなのだ
そんなこんなで幸せな飛行機生活を過ごすこと早12時間
一人で帰ったときよりも早くついた気がしたのはこの二人のおかげだろう
やっとついた〜と皆で体をほぐしながら飛行機を降りる
VIP席に座っていたので案外疲れてはいなかった
帰ってきたドイツのミュンヘン!もう第二の故郷と言ってもいいほどの時間をここで過ごしている
取り敢えず俺の家に行こうと二人に言うとうんと首を立てにふった
ノエルやミヒャ、アレクには今日帰ったことは伝えていない。それに今日はもう疲れたので帰ってお風呂入ってすぐ寝てしまうだろう(主に二人が)
明日皆に会えると思うとワクワクが止まらない
少しあっていなかっただけなのにもう何年もあっていない気分だった
はぐれないように冴と凛と手をつなぐ
二人もいつもより表情が柔らかいことから知らない土地が楽しみなのだろう
今まで辛いことがあった分、俺が目一杯幸せにしてやるからな!!
俺は心の中でそう誓った
今回も見てくださりありがとうございました
やっとドイツに戻れました…
でも冴、凛、世一の絡みを書きたいので番外編と称して何個か投稿すると思います
なのでカイザーとネス、ノアとかはまだ出てこれないですね
書きたいとこが沢山あるのになぜては2つしかないのだろうか…これこそ猫の手も借りたいってやつですかね?
まあともかく次回からは何個か番外編になっております
なかなかかけなかった三人の絡みをぎゅっと詰め込みますので楽しみにしていてください!
コメント
3件
おードイツ楽しみ!
おードイツか~てかカイザーやネスにはすぐバレそうな気がする続きを楽しみにしてますo(*゚∀゚*)o