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考えることが好きだ。
知ってる知識の中で考えを巡らせて、自分なりの解釈を持つこと。
それの答えを調べて、自分の解釈と照らし合わせること。
それは私にとっては娯楽だ。
そして私は、それを娯楽とする自分に誇りを持っていた。
人恋しい。話したい。
そうだ、彼氏。話しかけよう。
しかし、私の娯楽は裏目に出た。
うざがられていないだろうか。
もし嫌われていたら。
それは、稲妻のごとく私の頭の中を駆け巡った。
鋭く激しい痛み、連なった単語。
息をするのさえ忘れ、考え続けた。
通知の音がして、意識が戻る。
「生きてる?」
よかった。話しかけれていたんだ。