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暖かな風が吹くなか、クラピカは綺麗な金髪をなびかせながら人を待っていた。


「あっ!クラピカ!」


白い手を振りながらこちらへ向かってくる少女は彼が待っていた人物であり、彼の上司でもあるネオン=ノストラードである。


「今って約束の時間の5分前だよね、さすがクラピカ!待っててくれたの?」


クラピカは適当に相槌を返す。今日は彼女に言われここに待ち合わせる事になったが、何をするかも全く教えられていない。この少女が何を考えているのか全く分からないのだ。


ネオンは目を少し伏せながら頬を赤らませクラピカの腕を優しく掴んだ、クラピカは少し眉を歪ませ彼女の顔を見る。すると彼女は小さく口を開いた。


「今日は来てくれてありがとう、私が上司だから来てくれたのかな」


クラピカは肯定をしないが、拒否もしない。彼女に少しの嫌悪感はあれど、断じて嫌いでもない。上司と部下、彼女と接触しているのは自分の復讐のためでしかない。


「クラピカ、いつもそんな返事!つまんない」


彼女は少し不満げにそう返す、少しすると不気味に笑みを浮かべこちらを振り向き口を開いた


「クラピカ、私ね、」

「貴方の事が好きなの」


一瞬フリーズした後、クラピカの頭は高速に回転した。なぜ彼女は急にこんな事を言い出したんだ。


「ねえクラピカ、デート、してくれるよね?」


拒否をする事なんてできない。どんなに幼くとも彼女は自分の上司なのだ。


「ねえ、付き合って」


クラピカは諦めたような顔をしながらはい、と頷く。彼女は口を嬉しそうに口を歪ます


「ありがとう!」


鈴の転がるような声で無邪気に、諦めたように彼女は走り出した。


「クラピカ!こっちこっち! 」

彼女はこちらを振り向きクラピカもそれに答えるように彼女に追いつきにいく。


彼女は気づいているのだろう、この不自然な関係は自分が望んでいたものでは無いと。彼女は知らないだろう、遠くない未来、この関係は終わりを迎えることを








あとがき

ここから始まるネオクラ(クラネオ)が見てみたいです、そもそもネオクラ(クラネオ)が少ない!!これを見た誰かがかいてくれることを私は祈っています…



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