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月城 蓮桜音
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水羽
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お彼岸だというのに雨ばかり降り、幻覚寺はお参りの檀家もあまり来ない。
「あぁ、やんなっちゃうわあ~。これじゃ亜漕さんの時の様にイベントを沢山やらなきゃ資金繰りが悪くなる一方だわ…」山富士女史は部屋でため息をついた。
以前の門跡は、餅を焼いたりして暇を潰していたらしいが、餅なんか焼くどころでは無い。
古田リカは住込みのアルバイトということで、最低時給換算で一日8時間労働で計算し、月20日勤務。しかし食事も風呂もあるし、家賃は無い。山富士も門跡とは名ばかりで、特別手当が出る程度だ。何れも総本山の満腹寺のところで計算され支給される。それ以外に過処分所得が欲しかったら、健全なイベントか、お布施を多く出す檀家に有りつかなければなら無い。カチンとくるが、彼女が黒木夫人と上手くやりたいのはその為だった。恐らく亜漕も同じだっただろう。
寺の仕事は、お勤めの読経と寺内外の掃除で、墓地が有る室外は裏山に通じており、特に山門付近は毎日掃除をする。その他は3食の食事の支度だった。なんとも地味な仕事であるが、山富士もフルタもそれは慣れた。
「やっぱり黒木夫人のところへ行って来なきゃ…
」山富士は意を決した。
コメント
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お疲れさまです、読了しました🌙 雨の寺、ひっそりした空気がリアルに伝わってきました。山富士女史のため息や「餅なんか焼くどころじゃない」っていう焦りが、ひしひしと。黒木夫人に頼らなきゃいけないのも、なんか切ないですね……このまま上手くいくのか気になります。 続きも楽しみにしてます📖