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『こころの休憩』

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『こころの休憩』

1 - 『こころの休憩』

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2024年06月22日

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6人兄弟









全員出てくるかは知りません



年齢はおまかせで_____



『こころの休憩』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

赤side.


普通は疲れたら休憩するよね

だけどうちの弟はその休憩が苦手。

走り出したら止まらない、止まれない、

そのせいで大変なことも結構あって、、、



赤 『みんな~朝だよ~!!ご飯食べなさい~!』


朝いつものように大声で弟たちに声をかける

俺は次男だけど長男の紫にぃは仕事で朝早く出かけたため今日は夜中に帰ってくると思う

だから俺がかわりに弟たちの面倒を見てるんだよね

まぁ楽しいからべつにいいんだけど、笑


青 『〜〜、おはよ~、、』


大きなあくびをしながら登場してくる青ちゃん

まだまだ眠たそう、笑


みんなマイペースだけど他の弟たちも少しずつご飯を食べ始める


そんな中1人だけそうもいかない子がいた


桃 『、、ッ、』


少しパンを口に入れて

それからまだお皿にのっている食パンとにらめっこをしている桃くん


桃 『、、はぁ、』


小さなため息をついて朝食から目を離したかと思うと


桃 『ごめん、もういぃや、』


赤 『えぇ、もう、?』


お皿を見ると少しかじられたあとがあるパンが置かれていた


桃 『気持ち悪い、。』


赤 『大丈夫、?きつい感じ?』


桃 『、、』


質問するけど何かを考えているのか黙り込んでしまう


青 『ごちそうさま~ぁ』


青 『、、そ~ゆ~感じねっ、りょ~かい』


朝ごはんを食べ終えた青ちゃんが状況を理解してくれたらしく

まだ小学生の黄くんと橙くんを連れて準備をしに行ってくれた。

この配慮はとてもありがたい


桃 『ごめん、』


赤 『ん~ん、大丈夫だよ。』


暗い顔をして謝ってくる桃くんはどこか辛そうな表情だった。


赤 『、、今日は学校休んでおうちで兄ちゃんといっしょにいよっか、?』


桃 『、うん』


俺の提案にのってくれたらしい。

今日は桃くんを休ませることにした。






それから少しして、弟3人を学校へ送り出し

リビングに戻る


桃 『、、』


ずっとうつむいて静かに座っている桃くん

俺はなんて声をかけたらいいか分からなかった


赤 『ずっと調子良くなかったの?』


桃 『、うぅん、そうゆう訳じゃない、。』


赤 『じゃぁ、なんかあった?』


赤 『いやなら無理しなくていいけど、話し聞かせてくれる?』


桃 『、ごめん、ッ、もうすこし、おちついたら、きいてほしい、。』


赤 『うん。わかった。いつでも聞くから声かけてね?』


きっと今は桃くんなりにいろいろ考えているんだと思う。

気持ちの整理もしたいのかもしれない

そんなときに誰かが近くにいると嫌だろうから

俺は桃ちゃんが話をしてくれるまで家事を進める事にした。






家事を黙々と進めているとふと時計が目に入った


12:34


赤 『あれ、もうこんな時間』


桃ちゃん朝もあまり食べてなかったからお腹空いてるんじゃないかな、?

そんなことを考えながらリビングに戻ると


数時間前とあまり変わらない様子の桃くんが座っていた


赤 『お腹空いた?ご飯にしよっか』


桃 『うん、』




赤 『いただきま~す』


桃 『いただきます、』


今日のお昼は簡単にうどんにしてみた

桃くんが好きかは分からないけど、笑


俺が順調に食べ進めていると

ぴたっ と桃くんの動きが止まった


赤 『桃くん、?』


桃 『は、はぅっ、、ん、、ッ、』


桃 『ごめん、食べられない、かも、』


赤 『ぜんぜんいいよ?』


赤 『やっぱり具合悪い?』


赤 『熱はないと思うんだけど、、、』


桃 『、、』


俺が独り言のように喋っていると

桃くんは原因がなにか分かっているかのような素振りを見せた


桃 『なんか、すこし前から、ご飯食べるときもちわるくなっちゃって、』


桃 『それで、あんまり、たべられなくって、』


赤 『そっか~、そうだったんだ、気づけなくてごめんね』


桃 『ううん、おれも言えてなかったし、ごめん、』


赤 『なんでだろうね、ストレスかな?』


桃くんは責任感が強くて、少しでも失敗すると

それが全部メンタルにくるタイプだし

それを全部1人で抱え込んじゃうんだよね


よく考えてみると昔にもこうゆうことはあった

ストレスが溜まって食べ物が食べられなくなることが

それは桃くんがそれだけなにかを気にしているっていうことだ。


赤 『なんかあった?言ってごらん』


赤 『兄ちゃん桃くんのこと心配なの』


赤 『怒ったりしないし、大丈夫だよ。』


できるだけ桃くんを安心させるように心がける


桃 『、おれさぁっ、クラスで学級委員に推薦されちゃって、』


桃 『無理だって言ったんだけど、押し切られて、そのまま、なっちゃって、』


桃 『でも、はじめてだし、どうすればいいのかわかんなくって、』


桃 『それで、、失敗しちゃった、、ッ』


桃 『赤にぃっ、、おれ、どうすればいいのかなぁっ、、』


今にも涙が溢れだしそうな目で俺に助けをと求めてくる桃くんを見て俺はいてもたってもいられなくなった


ぎゅっ


桃 『、!』


赤 『そうだったんだね、すごいじゃんっ、学級委員なんて』


赤 『推薦されるなんてほんとにすごいことじゃんねっ!』


赤 『よくがんばってるよ、。桃ちゃんは。』


桃 『あかにぃっ、、ッ、』


桃くんの目からは涙がとめどなく出てくる

それだけ気を詰めていたんだろうな


赤 『失敗なんてしょうがないよっ、だってはじめてなんだし』


赤 『はじめてのことに挑戦して、失敗して、こうやって人は成長していくんだよ?』


赤 『だからこの桃くんの失敗も、桃ちゃんが成長するための途中段階なの』


赤 『この失敗を乗り越えれば、きっと桃くんはまた成長できる。』


赤 『だから大丈夫っ』


赤 『今はきついかもしれないけど、これから先この経験は絶対桃ちゃんの力になるよ』


赤 『それだけは忘れないでね』


桃 『そうなのかなぁっ、、おれでもできるかなぁ、』


赤 『できるよ~!!だって俺の弟なんだし!』


赤 『俺の弟の桃くんは、世界で1番頑張り屋さんなんだからっ』


桃 『、!!』


桃 『ん、へへっ、、てれる、笑』


笑ってくれた。


赤 『時々こうやって止まったっていい』


赤 『ずっとずっと進み続ける必要はないんだからっ』


赤 『休憩も大切だよ』


赤 『特に桃くんは心が疲れちゃってるから』


赤 『桃くんのがんばってくれてる心も休憩させてあげないとね?』


桃 『、うんっ』


桃 『ありがとうっ』


赤 『いえいえ、笑』


もしまた心が追いつかなくなったら

いつでも話してごらん

俺はずっと桃ちゃんの味方だよ。







❦ℯꫛᎴ❧







見てくれてありがとう

テスト終わったからぼちぼち投稿していけたらと思います💭

よければたくさん🤍おねがいします🙏🏻

🤍たくさんきたらモチベ上がる

モチベ上がったら投稿頻度もきっとあがります

よろしくお願いします💭💭

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