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side tgs
けちゃのフェロモンと蕩けた表情に この中の誰もが自分を抑えるのに必死だろうが、現れたまぜたんだけは格別様子が違った。その姿は獲物を狙う猫のような、確実に雄の本能が出ていた。
フェロモンを近くで当たってる俺たちよりも今来たばかりのまぜたんの方がやばいってことは、きっとまぜたんはαで誘発されて発情状態になっているんだと思う。
本当に今にでもけちゃを襲いそうな勢いで扉を開けてきたのを見てつい固まってしまった。
「…っはぁ…いい匂い…♡ 噛みたい…噛ませろ…俺のだ…」
「…!やめろまぜ!…っ… 俺達が離すから…!ちぐは早くけちゃに、薬…薬を!」
「っ… 俺達もいまは外に出よう!ほら…まぜち行くよ!」
「っ離せ…!」
あっとくん、あっきぃ、ぷりちゃん大の男3人に止められてもなお、けちゃを目掛けて一直線でやってこようとするまぜたんは完全に歯止めが効かなくなっていた。多分こちらの声もちゃんと聞こえてないんだと思う。
それでも必死に抑え込まれたまぜたんは、3人に連れられて店の外まで出ていった。
正直本当にみんな限界だったと思う。俺も限界だ。まぜたんは例外として、それでも我慢して誰1人けちゃを襲おうとしなかったのは、傷つけたくないという意思が強かったからだと思う。
みんな出ていったことで、さっきまでの騒ぎが嘘のように静かになった。
奇しくもここは防音の個室でけちゃと2人きり。しかし、 聞こえてくるのは嬌声で、より今の空間の異様さを感じた。
「…んぅ…ちぐッ…♡ おなかさみしい…♡きもちよくして…?」
そういって俺に擦り寄ってくる。
ああ、本当に
限界だ。
「けちゃ…」
そう名前を呼んで
「ちぐッ…んぅ…?!!」
俺はけちゃに口付けた。