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omegaverse ―第二の性―【☽】

第36話 - 第36話【完】✱

4,242

2022年10月18日

#BL

Reo.

🔞注意

jkside

許しを得たのを確認してから、

彼の両方の手首を握ってそっとシーツに押し付けた

楽にして貰えると分かり、頭も身体も完全に受けの姿勢に入ったのか、

さっきまでの荒い息が嘘のように収まって、彼は少しも抵抗しない

顔を横に傾けて、僕に囚われてしまった手首をとろんとした目でぼーっと見つめている

そんな、どこまでも無防備な恋人を見ていたら、腹の奥がずくんと揺れてしまった

🐰｢ヒョン、、愛してる、、｣

耐えられず、

僕の方に顕になっている綺麗な首筋へ、顔を埋め、優しいキスを落とした。

🐣「ﾝ、、、あ、、」

それだけでぴくんと跳ねる身体がたまらなく愛おしい

キスをしたところから、なぞるようにそっと舌を這わす

🐣｢はぁっ、、、うっ、、ん、、｣

時折ぴくんとかすかに跳ねる可愛い身体を、しばらく愛撫した後、

🐰｢脱がすよ｣

そう小さく呟いて、息を整えてる彼の寝間着を勝手に全て脱がせてしまう。

ずっと求めていたその白く滑らかな肌が顕になり、その隅々までを今すぐ僕のものにしてしまいたくて興奮した

🐣「ね、、ぐが、、ぐがも脱いで、、」

既に舌足らずになってしまっている、甘えた声でお願いされたから、

僕は素早く自分が着ていたものを全て脱ぎ去って再び覆い被さる

お互いの生まれたままの姿で見つめ合うと、

どちらからともなく、引き寄せ、抱きしめあった。

直に伝わる体温の心地良さに、自然と安堵のため息が漏れた

🐣「はぁ、、ぁ、、きもち、い、、泣、」

自分と同じように、思わず漏れてしまったみたいな小さなため息と呟きを聞いて、

ぞくぞくと身体に甘い痺れが走った

🐰「うん、ひょん、、、きもちいいね、、」

顔をのぞき込むと、彼の綺麗な瞳から涙が溢れかけていた

こんな綺麗なものを落としてしまうのは勿体ないから、その熱い涙を吸い取るように目元にキスを落とす

🐰「もう泣かなくていいんですよ、気持ちいいことだけ感じてて欲しいんだから。

痛いことは絶対にしません、

だからもう、安心して僕にぜんぶ預けてね、、いいですか？」

🐣「ぅん、、ぐが、、すきだよ、、、、」

そう言ってうるうるした目を細めて、ぎこちなく微笑む彼

そのあまりの可愛さに、腹の奥がまたずくんっと揺れた

🐰「っ、、いい子ですね、、、、」

くらくらしてしまうほどひょんが愛おしくて、

彼の薄く開いた唇を塞ぎ、その甘い熱を味わうようにゆっくりと舌を絡める

🐰「ｸﾁｭ、、ﾝｯ、、ﾁｭｯ、、、」

🐣「ﾊｧ､､、、ふ、、、ﾝｯ、、ｸﾁｭ、、ﾝｯ、、」

そうしながら、胸の粒を指でつまんで愛撫してあげると、びくびくと身体が反応した

苦しくないか心配になって、薄く唇を離しても、

🐣「ぐがぁ、、もっと、、」

ひたすら求められ、すぐにまたその柔らかい唇を塞いでしまう

そうしているうちに、重なったモノが、お互いに湿りを帯びてくるのを感じた

でもヒョンをそこでイかせてしまうのは勿体なくて、

そこは弄らず、秘部を優しくまさぐる

🐰「指いれるよ、、、痛かったらすぐいってね、、」

耳元で囁くと、ぴくりと反応する

顔を伺うと、目を閉じて、呼吸を落ち着かせているようで、

その嫌がっていない、無防備な表情に安心する

🐰「こわがらないでね、、

力抜いて、ゆっくり息できる、、？、、」

🐣「っ、、あぅ、、、ふ、、、ん、、」

落ち着いたのを確認してから、

既に濡れてきているそこに指を差し入れると、感じ入ってしまったような声が漏れてきた

🐰「とろとろだね、、かわいい、、、、、」

🐣「ぁう、、も、、、、、すき、、、、」

🐰「ぼくもジミナが大好きですよ、、

久しぶりだからゆっくりね、、

動かすよ？」

こくんと小さく頷いたのを確認してゆっくり、絶対に傷つけないように抜き差しを繰り返す

それだけで、もう溢れるほど濡れているそこはくちゅくちゅと水音が立つ

🐣｢は、、、ぁ、、、ぅっ、、、ん、｣

🐰「きもちい？

いい子だね、、、そのまま感じててね、

手、繋ごうか、、、」

瞳は蕩け、頬を蒸気させ、恍惚の表情を浮かべながら、かわいい声を出すヒョン

所在なさげに、近くの掛布団を握っていた彼の右手を、そっと握って指を絡める

その小さな手は、力が抜けてしまっているようで、弱々しくしか握り返してこない。

その彼の様子すべてが、僕を興奮させるのに、十分過ぎるほど魅力的だった

🐰「いたくない、、？」

🐣「うん、、きもち、い、、、、んっ」

溶けきった声に安心して、

さらにぐちゅぐちゅと奥を解いていく

🐣｢あっん、、、ああっ、、｣

くいっと指を軽く曲げて、彼の弱いところに当たるようにすると、

ビクンっと急に身体が大きく跳ねたから、

刺激が強すぎたかと心配になった

🐰｢ご、、ごめ、、だいじょうぶ？

いたい、、？｣

慌てて抜こうとすると、ヒョンの足できゅっと腕を挟んで止められた

🐣｢ちが、、んっ、、だめっ、、、ﾊｧ、、、

もっかい、、、、いまのとこ、、さわって、、？、｣

あぁ、、、、、やばい、、、

どこまでも僕に従順で、素直な彼の言葉で、

αの、

攻めの、

彼をめちゃくちゃにしたいなんて

本能が暴発してくるのを感じた

指を入れたまま覆いかぶさって、キスをする。

🐣｢ん、、ちゅ、、、、ふ、、ん、、｣

請われた通り、ヒョンのイイところをくりくりと何度も何度も攻めた

我慢できないのか、もどかしげに体をよじったヒョンが、唇を離して大きく喘ぐ

🐣｢ふ、、ああっ、、あっ、、ぐがっ、、、ら、、め、、そんな、、、っ、、、イっちゃ、、う、、んあっ、、、、｣

腕の中で乱れているヒョンを見ながら、

僕は何故か冷静だった

もっと気持ちよくしてあげたい。

ヒョンが僕の手でイっているのを見たい

頭はそんな欲望に支配され、

涙を流して悶えるヒョンに、容赦なく刺激を与え続ける

🐰｢ほら、、、我慢しちゃだめでしょ｣

握っていた手を解き、

空いた手で、さらに追い討ちをかけるように、固くなったヒョンのモノをそっと扱いてあげた

🐰｢イってみせて、｣

どんどん先走りが漏れてくる先端を、くるんとなぞるように撫でたその瞬間、

🐣｢うあっ、や、、あ、、、ああっっ、、、｣

ぶるっと大きく体を揺らしたヒョンが、僕の手の中のモノから、白い愛液を大量に溢れさせた

1度休ませるために、そうっと指を抜いてあげると、その刺激にさえも敏感に反応して、身体がビクンと震えている

🐣｢んっ、、ふ、、、はぁ、、は、、

、はぁっ、、｣

🐰｢だいじょうぶ、、、？｣

久しぶりの絶頂に驚いたのか、

はくはくと頑張って息を吸っているその顔は、涙でぐちゃぐちゃで、瞳も蕩けきっていて、

身体も余韻にぴくぴく震えている

こんな、、こんなまだいれてないのに、、、

すっごくかわいいんだけど、、

大丈夫かな、、これ以上したら辛くないかな、、

やめた方がいいかな、、

でも、

🐣「はぁ、、、はぁ、、、、、も、、、ぐがの、、、いれて、よ、、、泣、、、

ほし、、い、、、」

切なげな声で請われ、

小さな躊躇いはあっけなく全て手放した

膝裏から手を差し込んで足を抱えあげ、

もう熱が篭もりきった自分のモノを、

そのヒクヒクと反応しているナカにぐっと差し入れる

🐣「ぁあっ、、♡」

彼の口から言葉にならない、ため息のような声が漏れた。

🐰｢ああ、、あつ、、い、、なんでこんな、、、、は、、、、ヒョンのナカ、、きもちよすぎる、、、｣

痛がらせてはいけないと、じっと動かないようにして、彼にぴったりと覆い被さる。

🐣「ﾝｯ、、ん、、はぁっ、、、、」

いれた時と角度が変わったからか、また甘い声が漏れた

汗で張り付いている彼の前髪をそっと払う

🐰「みて、、、ひょん、、こんなつながってる、、、ヒョンが、、、、ジミナが、、僕のもの、、、、泣、」

胸に熱いものが込み上げて、止めようも無いまま、ぽろぽろと涙がこぼれる

🐣「ぐが、、、泣いちゃ、、だめ、、泣、」

そう言うヒョンも泣いていて、

ひとつになれた喜びを、

何度もキスをしながら分かち合う

🐰｢もう、、動くよ、、、、｣

痛がっていない様子に安心して、

その細い腰を掴んでゆっくりと動かした

🐣「あぁっ、、あぅ、、、ね、、も、、

こわれちゃう、、よ、、、、あっ、ん、、」

まだ少しの刺激しか与えていないのに、こんなにも可愛らしく喘ぐヒョン。

顔を隠そうとしていた手を掴み、指を絡めてしっかり繋いでから、耳元に囁いた

🐰「いいよ、、僕にだけその可愛い姿見せて、、」

いやいやと首を振って、

目を潤ませ、もどかしそうな表情をするヒョンがたまらない

🐰｢っ、、ごめんねっ、、ちょっと我慢してね、、｣

耐えられずに腰を浮かし、

大事なヒョンを傷つけないように気をつけながら、

でも激しく揺さぶった

🐰「ひょんっ、、もういっかい、、

イって、、、見せて、、、、っ、、、」

🐣「ひゃぁっ、、あっ、、あっ、、きもちい、、よっ、、ああっ、、だめっっ、、いっちゃっう、、あっ、、、」

悲鳴のような声を上げて喘いだヒョンの頭がぐっと反り、また彼の愛液で2人の体が濡れる

その瞬間ナカがぎゅうっと甘く締め付けられた

🐰｢ぅ、、、くっ、、｣

感じたことないほどの甘い快感に、僕は彼のナカで熱を放った

🐰「ﾊｧ､､､､ﾊｧ､､、、どうしよう、、すきすぎる、、、、ﾊｧ､､、、」

僕は本当に困っていた

目の前の愛する人が、僕の全てを受けとめてくれている

満たされすぎて、あたたかすぎて、

もうこのまま溶けてなくなってしまいそうで。

離れてしまわないように、汗ばんだふたつの

身体を重ねて、息を整えた

🐣「ﾊｧ､､、、ﾊｧ､､、、、ﾊｧ､､、」

僕はもう自分が止められなくて、

なかなか息が整わないヒョンの体を、

うつ伏せになるようにころんと転がした。

きれいな項をそうっと舐める

🐣「ゃあ、、」

蕩けきった声をもっと聞きたくて、執拗に攻めると、

そこまでずっとどこか少し強ばっていた彼の身体から、

くたりと力が抜けていくのを感じて、興奮した

🐣「ぐがぁ、、」

名前を呼ばれ、動きを止める

🐰「ん、、、ひょん、、？」

🐣「噛んで、、はやく、、

はやくグクのものにして、、、、、

いやだよ、、もう待てない、、、、泣」

🐰「うん、、分かってる、、泣」

彼に恋をした時からもうそろそろ1年。

ずっと待ち詫びていた言葉をようやく言ってもらえて、涙が滲んだ

沢山遠回りしたけれど、今、こんな幸せな時間を迎えることができたのなら、

もうなにも言うことはない、

そう心から思った

🐰｢怖くないからね、、力抜いててね、、｣

うつ伏せのまま少し横に傾いているヒョンの頭を、

そのまま動かないように優しく手で抑える

怖がっていないか顔を伺うと、ヒョンは、心地よさそうに目を閉じて、微かに頬を緩ませていた

その表情が愛おしすぎて、頬にちゅっとキスを落とし、

僕は再び項に顔を近づけた

🐰「いい？もういくよ、、」

返事を待てず、僕は

できる限り彼が痛くないように、

優しく

愛おしむようにそっと、

彼の項へ歯を立て、噛み付いた。

🐣「ﾊｧ､､、、、､ﾝ､､､」

皮膚に歯を立てられて痛いはずなのに、

ヒョンは小さく感じ入った声を上げている

さらに少しだけ力を込めると、

🐣「あぁ、、ぃ、ぁ、、、、ﾝｯ、、」

軽くシーツを握っていたヒョンの両手は、ぱたりと完全に力が抜けた

僕だけのヒョンへ

一生添い遂げると誓った、

そしてそれを受け入れてくれたヒョンへ

その場所から僕が持つ全ての愛情を注ぎ込むように、噛み続ける

少し血が滲んで来て、痛くないか心配になってきたが、

ただじっと、ヒョンの身体が、僕だけのΩに作りかえられていくのを待った。

彼から出るフェロモンの香りが、少し変わってきたのを感じた頃、

もういい、と言うように、ヒョンが身動ぎした

このフェロモンは僕だけのもの。

番である僕を誘うためだけに出す、ヒョンの甘く優しい、でも時に乱暴な香り

僕は体を起こし、ヒョンの項にしっかりと刻まれた自分の噛み跡を撫でる

これも、、この噛み跡も、

彼は僕のΩなんだと、

もう誰にも渡さないのだと、

重いけれど、

彼を何よりも、自分の命よりも大事にしているという、唯一無二の所有の証。

心が幸せで満たされていた

うつ伏せのままだったヒョンを、ころんと転がしてこちらを向かせると、

彼は本当に幸せそうに微笑んでいた。

🐰｢ひょん、、うれしいの？｣

こくんと頷いた彼の目から、涙がつーっとこぼれるのを、

頬を包んで拭い去り、唇に触れるだけのキスを落とす

🐰｢どこも痛くない？｣

そう尋ねると、ヒョンは目を細めて笑いながらまたこくんと頷いた

🐣「グガが優しいから、、なんにもいたくなかった、、、幸せだよ、、、、、

ねぇぼく、、ぐがのもの、、？」

溶けきった声で、確かめるように尋ねるヒョンに、また顔を近づけると、

彼の頬がぽっと赤く染る

おもちみたいなそのほっぺにちゅっとキスを落とす

🐰「うん、ジミナはもうぼくのもの、、ずっと大事にするから。

もう離してなんかあげない。

僕も一生、ジミナだけのものだからね、、」

🐣｢ん、、ぼくのぐが、、、、

だいすき、、、、｣

彼の腕が僕の首根に回されるのを感じながら、そっと唇を重ねた

＿＿＿＿＿＿＿fin

全36話の長編作、お付き合い頂きありがとうございました🙇‍♀️

拙い文章でしたが、皆様の毎日の、小さな楽しみにして頂けたのなら光栄です

感謝の言葉以外、伝えたいことも特にはございませんので、次の連載のPrologueだけ公開して終えたいと思います

本当にありがとうございました

Reo.

omegaverse ―第二の性―【☽】

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何周読み返しても感動とハラハラドキドキが止みません...😭 Reoさんのお話の構成とか言葉の言い回しとか本当に大好きです😭😭 他の作品も読み返してきます😭😭

ちょっと本当に、最高のラストでした！！！Reo.さん天才… 🐣🐰ここまでくるのに1年かかったんだなって。途中絶望したり、希望をもったり、一緒に旅した気分。最高の作品ありがとう💜大好き。

わぁぁぁぁぁありがとうございます😭グク、ジミン良かったね！出来たよ🥺😭 グク、ジミンよく頑張ったね！辛い時期もあったけど 2人で乗り越えたね！！ 2人ともお幸せにね(◍´꒳`)b！主さぁぁぁぁぁん！（うるせーよ）神作ありがとうございます😭 泣きながらストーリー読んでます！主さんに出会えて良かったです！出会えてなかったらこんな神作に出会ってませんでした！！主さんにも会えてなかったです

Reo.

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