最後のシーンの続き
グクが求めてる感じがあんまりなくて、物足りなかったから書いてみました☺️
jmside
目が覚めると、明るい天井が目に入った
僕は今、大好きなグクの腕の中に、大事に抱かれていた
あの後、ご飯を食べるのも忘れて、朝から何度も身体を求め合った僕らは
2人でシャワーを浴びて、服を着て、
再び気を失うように、グクの腕に包まれて眠ってしまっていたのだ。
だから、
たぶんもう今は夕方。
ずっと抱きしめていてくれたのだと思うと嬉しくて、心地よくて、自然と頬が緩んだ
グクの体にぴったり収まってみたくて、
少しだけ身動ぎをして、背中から抱きしめてもらう格好に自分で動くと、
背中からじんわり伝わってくる恋人の体温が、優しくて、温かくて、安心する
🐣「ふぅ、、、、、、」
もう一度このまま寝ようと思ったのに、
🐰「ん、、、ひょん、、?」
起きてしまったのか、寝ぼけた声が上から降ってきて、
🐣「ぁっ、、、」
腰にまわっていた手でぎゅっと抱きしめられ、足が絡み着いてくる
そのままふわふわの掛け布団に、目元以外すべて、すっぽり包まれて、
グクの香りと温もりで溢れかえる、幸せとしか言いようがない空間に閉じ込められた
🐣「ぐがぁ、、
これじゃなんにもみえないよぉ、」
くぐもった声で訴える。
そう言いながらも、番のαに囲われて喜ばないΩはいないだろう。
こーやって大事にしてもらえてるのが、
僕だけを見ててくれているのが1番心地よくて、ずっとこのままが良かった
🐰「いいですよ。ヒョンは僕だけ見てれば十分。はなれちゃダメって言ったでしょ、」
嬉しい答えが返ってきて、思わず口元が緩む
🐣「ぅん、、、離さないで、、、、」
もう僕を無条件に守ってくれる存在がいるんだと、胸が痛くなるほどに安心した
なのに、
🐣「は、、あっ、、ぐがぁ、、、」
なんだかグクの手がもぞもぞと動いていると思ったら、
するりと服の裾から忍び込んできた温かい手が、胸の粒をくりくりといじってきた
🐰「ふふっ、、びくびくしてるよ、、ひょん?」
🐣「ああっ、、もう、、、むりってば、、、、やら、あっ」
🐰「だーめ、逃がさないよㅎㅎ」
腰はがっちりホールドされてしまって、布団に覆い隠されて自由が聞かない身体は、
その刺激を少しも逃がせなくて、どんどん快感に引きずり込まれる
それなのにさっきまで、散々快感に溺れた体は疲れ切っていて、
というか、そもそも昨日まであんなに弱ってた身体には限界が来てて、
たとえこんなに刺激を感じていても、まだ寝起きの身体は上手く反応しない
ただただ苦しいだけになってきてしまって慌てた
🐣「は、、あっ、、だ、、だめっ、、ほんとにっ、、」
思わず緊迫した声が出て、不自然に息が激しく荒れると、グクの手が服からさっと抜けた。
優しく抱きしめ、お腹を撫でてくれるのが分かって心がまた自然と安心する
息がまるで溺れていたみたいに早くてグクを心配させちゃうなって微かに思った
🐣「はぁ、はぁ、、はぁ、、、はぁ、、」
🐰「だ、だいじょうぶ?落ち着いて、、」
心配する優しい声にこくんと頷こうとしたが、
ふと気づき、これじゃおかしいと口を尖らす
🐣「ハァ、、ハァ、、、だいじょうぶ?って、、、ぐががいじめたんじゃんかぁ、、
もう、、、僕はぐがみたいに体力ないんだから、、、」
🐰「ごめんね、ヒョンが可愛すぎて、、
つい、、、、」
🐣「ん、、ぼくまだ寝たいの、、、」
🐰「そうだね、もう1回寝よっか、」
くるんと体を回して、グクの胸に頭を押し付ける
🐰「ふふっ、その向きで大丈夫?
息しにくくない?」
🐣「んー」
グクのその言葉を聞いて、僕は不満げに呻いた
彼はまだ分かってない。
僕はグクの香りを感じている時が1番楽に息ができるってことを。
🐣「グガが、、」
🐰「ん?ぼく?」
🐣「グガがいないと、、、
僕は息できないの、、」
色んな意味を込めた。
グクはそれを分かってくれたんだろう。
何も言わずに、腰に手を回して、引き寄せてくれた。
🐰「ここにいるからね。
安心して寝ていいよ」
🐣「ん、、、」
そのまま抱き合って眠りについた
jmside
いい加減寝すぎだと思い、
辺りが少し暗くなってきた頃、僕らは手を繋いだままリビングに行った
まだお互い、離れられなかったから。
あれほど冷たく暗く見えていたリビングは
今、隣にグガがいるだけで温かく光って見える
ソファに2人で座り、
またやっぱり、
どちらからともなくキスをした
そのままもたれ掛かると、優しく抱きしめてくれる身体がとっても温かい。
しばらくそのまま互いの体温を感じ合ったあと、、
🐣「ぐが、僕ちょっとトイレ行ってくる、」
🐰「わかった、じゃあご飯作ろうかな、、
なにが食べたい?」
一緒に食べれるんだ、と嬉しさが込み上げて
1度立ち上がったにも関わらず、またグクの首根に腕を巻き付けて膝にまたがった
🐰「ん、どうしたの、?」
🐣「一緒に食べれるのいつぶりかなぁ、、泣
僕幸せ、、」
肩に頭を預けて言うと、グクは本当に嬉しそうに笑って僕の耳に囁いた
🐰「ヒョンが幸せならよかった、、
ねぇ、でも、そんなかわいすぎると、いつまでたってもこの腕に抱かれたまんまだよ?ㅎㅎ
僕の大事な大事なヒョンはトイレに行きたかったんじゃない?ㅎㅎ」
🐣「いいの、そんなこと言うならずっと抱いててよ、、、もう、」
せっかく幸せなのに、意外と冷静なグクに不貞腐れると
それを察したかのように、頬にちゅっとキスをされた
🐰「そんな頬膨らませないの、明日も2人でゆっくりするんだから、ね?」
🐣「え、しごとは、、、?」
🐰「今はひょんが優先、でしょ?休むよ。」
当たり前、みたいに言われて、そんなグクがかっこよくて、
また彼の肩に顔を埋め、
小さくこくんと頷いた
🐰「ひょん〜
あ、もしかしてこのままトイレまで運んでって欲しい?」
🐣「やだそんなの、、//
行ってくるねっ」
jmside
トイレから戻ると、なぜかグガはまだソファに座ったままだった
🐣「ぐが、一緒にごはん作r、、、ハッ」
グガが手にしていたのは、
僕が昨日の夜、泣きながら書いた最期の手紙だった
🐣「ち、、ちが、、それ、、
だめっ、うわっ」
慌ててその手を掴んで取り上げようとした次の瞬間、僕は、急に立ち上がったグガの腕の中に
ぎゅっと包み込まれていた
強く抱かれて、かかとが小さく浮いてしまう
こんなに固く強く抱かれたのは初めてだった。
🐣「ぐが、ちがうよ、ちがう、僕まだここにいる、、ね?その手紙捨てるから、返して、、?」
🐰「ヒョン、、よかった、、こんなギリギリだったんだ、、こんな危なかったんだ、、泣
よかった、、戻ってこれてよかった、、泣」
熱い涙が首筋を伝って、グクがまた泣いてるんだと悟る
しっかり抱きしめて離さないことしかできなかった
🐣「ごめんね、、ぐが、、、ごめんね、、、、裏切ろうとしてごめん、、、泣」
🐣「もうそんなもの書かないから、、ごめん、、、」
半分抱き上げられた格好の僕をそのままに、
グクがソファに座ったから、おそるおそる膝にまたがった。
まだしゃくりあげている彼の肩にそっと頭を預けた
🐣「ごめんね、、グガ、、」
首に回した手で、グクの頭を撫でた。
🐰「ヒョンが、、ヒョンが謝ることじゃない、、、ヒョンはなんにも悪くない泣」
🐰「謝らないで、、、泣、、僕が悪いんだから、、泣」
🐰「ごめん、、ごめんね、、ヒョン、、こんな寂しい思いさせて、、ずっと我慢させて、、本当にごめんなさい、、、泣」
グクが苦しそうに言うから、僕も胸が傷んで苦しくなった。
🐣「僕が悪くないなら、グクも悪くない。」
🐣「今一緒に居れるのはグクのおかげなんだから、、。僕はグクと一緒にいられるのが幸せなんだから、、」
🐣「ぐが、、」
ちょっとだけ顔を傾けて、耳元に囁く。
グクの体がぴくっと反応した気がした。
🐣「僕の大事なぐが、、キスしよ、、?」
甘えるように言ってみると、グクがこくんと頷いて、涙目のまま僕に唇を寄せてきた。
グクだけが泣いているのは新鮮で、余計にドキドキする
その柔らかい、優しい口付けを受け止めながら、
僕は微笑んだ。
これからずっと
2人でいられるなら、
もう何もいらない。
コメント
17件
泣けるー😭😭😭 何回も何回も繰り返し読ませていただいてます。 今日もまた第1話から通して読ませていただき涙が止まらないです😭😭😭 どこまでも可愛い🐥ちゃんとどこまでも優しい🐰さん、二人とも心がピュアで綺麗で一途で…最高すぎます😭 番外編を書いて下さり本当にありがとうございます✨主様の猫写が素晴らしすぎて胸一杯です😭 またいつか幸せな二人に会えたら嬉しいです🐥👉👈🐰
.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚..˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.もう、素晴らし過ぎるぅーーーーーー。こんな素敵な番外編💜💜もう少し2人の幸せと、あたたかい優しい営みと未来をみていたいですぅ(⸝⸝ᵒ̴̶̷ ᵕ ᵒ̴̶̷⸝⸝) Reo.さま~•*¨*•.¸♬︎
わぁぁぁぁぁ😭楽しみにしてました!! ジミン氏ぃぃよかったねぇぇぇぇ😭🥺 もうグクがいるから安心してね! またあのキモ男が来たらうちが殴ってあげr((殴 ダメだガチ泣きしてしまった🥺🥺 主さん最 & 高です! これからも頑張ってください💪🔥