テラーノベル
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慌ててカフェに移動すると、アライン王子とユリウス、そしてエリカ姫の三人が、優雅にティータイム中だった。
「すみません!お待たせしました!」
焦るゼロに、アライン王子はにこやかに笑いかけ、エリカ姫ははにかんだように微笑んでいる。まぁ…エリカ姫については出会った時のおてんばな印象は拭えないんだが。
「スライム達、とっても!すっごく!可愛いかったですわ!」
胸の前で指を組み、目をキラキラさせるエリカ姫。うちのスライム達を力いっぱい褒めてくれた。
「エリカも戦ってみたいんでしょ~」
アライン王子がからかうから、エリカ姫はぷーっと頬を膨らませる。せっかくお姫様らしくしてたのが台無しだ。
「ま、冗談は置いといて。武闘大会の事で相談があるからさ、ちょっと時間もらえる?」
ま、そうだろうとは思ってたけどな。
早速、応接室に場所を移す。
もはやお互い定位置になった席につくなり、アライン王子は口を開いた。
「早速なんだけど。明日、騎士団長連れて来てもいい?」
騎士団長……?
ああ、あの美人騎士団長か!
「カルアさん?……べつにいいですけど、…何かご用ですか?」
ゼロが警戒したように尋ねると、アライン王子はさも心外だ、という顔をした。
「何かご用…じゃないよ!おととい、騎士達の訓練を依頼したばっかりだろう?」
ジロリ、と睨まれる。
そりゃそうだけど…。
「武闘大会まで1ヶ月弱しかないんだから、さっさと騎士団長と打ち合わせて、さっさと騎士達を鍛え上げてくれなくちゃ!」
…ヤバい。ノープランだ。
チラリとゼロを見てみたが、ゼロも途方にくれた顔してるし…。
「えっと…すみません…。騎士様を鍛えられるような、凄腕の講師に心当たりがまだ無くて…あの…あの…王様とか、カエンとかのツテとかの方が、いいんじゃないかと…」
ゼロ、ぶっちゃけたな。
正直、お高いダンジョンポイントをお支払いすれば、バトルマスターとか、かなりの高位スキルを大量に保持してる熟練者を召喚出来るのかも知れないけど…。
ハッキリ言って、騎士達の訓練のためだけに、そこまでするのも何か違うと思うし。そんなのにポイントつぎ込むくらいなら、安全性の確保に使った方が何倍かいい。
しかも下手なヤツ召喚しちゃった日には武闘大会以後、一体どう活躍してもらえばいいのか分からない。尋常じゃなく強いヤツなんかスラっちだけで充分だ。
右左一奥
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コメント
1件
あらためて読んだけど、エリカ姫がスライムに「すっごく可愛い」って目キラキラさせてるの、めっちゃ可愛いすぎる!!😭💕 あとゼロが「ノープラン」でバレてアライン王子に睨まれる流れ、笑ったwww でもダンポイ無駄にしたくないって考えはすごく現実的で好きだな〜。スラっちだけで充分って強気なとこもゼロらしいし!次はどうやって騎士団鍛えるのか、めっちゃ気になるよ〜🔥