「はぁー」
私は朝野ひな。いま学校帰りなんだけど…
我ながらほんと馬鹿だ…どうしよう。いつもとは違う帰り道を通っただけなのに迷子だ〜
「あっ明かりだ!あそこの人に道をきこう」
ひなが1つの希望にすがる
「シェルムの魔法グッズの店…正直怪しさ満点なんだけどな」
そう言いながらドアをあける
ギーーー
(凄い古臭いドアだな…)
「すみませんどなたかいませんか?」
「おやおや。久しぶりのお客さんだ。」
重たそうに椅子から立ち上がる
「あの道が分からなくなったんですけど…」
「ほうほう。魔女の私にかかれば余裕…あっ」
しまったって声をあげる
「あのっもしかしてあなたって魔女なんですか?」
「あーしまった久しぶりのお客さんで張り切りすぎて魔女のことを言ってしもうた…」
しかし落ち込んでいるがすぐ立ち直り
「お前には魔女になってもらう!」
「えっえー」
魔女という人の後ろからヒューとなにかがでてきた
「ちょっとシェルムさすがに勝手すぎない?あのこの意見も聞かないと」
「大丈夫だよ。ほらあの目をみて」
その目はとても輝いている
「わっ私魔女になりたいです!いえならせてください」
とても大きな声で言うが
「やかましい!鼓膜が敗れるかと思ったわい…まぁ魔女になりたいならよい。ならせてやろう」
「自己紹介がまだだったね。私は妖精のシシ。こっちは魔女のシェルムよ」
「私は朝野ひなです!」
「さぁすぐに…と言いたいとこじゃがもう遅い時間だからな明日にしよう」
「えーー」
不満そうに声をもらすひなだがシェルムは
「うるさいお前のためじゃ!もうこんな時間じゃぞ!」
ひなが時計を見るやいなや慌てて
「やっやばい、もうこんな時間早く帰らなきゃでも帰り道わからないし〜あー」
そう慌ててるとシェルムが手を出し
「さぁにぎって目を閉じな」
シェルムの手をぎゅっと握った。その時シェルムが指をパチン!とならす
「もう目を開けていいぞひな」
「えっもう家の前じゃん」
「このくらい魔女になら余裕じゃ。じゃワシは帰るぞ」
えっ!とひなは驚く
「じゃあもし私が魔女になったら寝放題じゃん」
にひひひひと気持ち悪い声をだす
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