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藤澤Side
若井君と大森先生にバレちゃったな…
~教室~
ガラガラ…
藤澤「…っ」
若井「大丈夫だよ、俺が居るから」
大森「席つけ~、悪い5限の数学自習で」
生徒「まじで!?よっしゃ~!!」
大森「やって良いのは数学に関することだけな」
生徒「え~?」
大森「当たり前だろ、数学の時間だぞ」
生徒「ちぇっ」
大森「あと、お前ら三人は生徒指導室な」
三人「…はぁーい」
キーンコーンカーンコーン…
藤澤「っ!」
三人「えっとぉ、水かけてすいませんでした!」
藤澤「だ、大丈夫です…」
大森「お前らは席もどれ。藤澤…」
藤澤「ありがとうございました」
大森「またなんかあったらなんでも言うんだぞ」
藤澤「はい」
若井「よかったね、藤澤君」
藤澤「うん」
~放課後~
急いで帰らなきゃ!怒られる!
大森「あっ藤澤!ちょっとだけ良いか?」
藤澤「っどうしましたか?」
大森「この後出来るだけ早く家に行く」
藤澤「はい…」
大森「すぐに出られるように荷物をまとめておいてくれ」
藤澤「っ!分かりました」
大森「若井も来てくれるらしい」
藤澤「若井君…」
大森「俺たちが車でもう少しだけ我慢してくれ」
藤澤「…はい!」
あれって本気だったんだ。
急いで帰ろう、お家にお別れ言わなきゃ。
~藤澤家~
涼架「ただいま帰りました」
まだ帰ってきてない!?今だ、今のうちに荷物を!
涼架「まとめたけど…ほとんど捨てられちゃったや」(微笑
父親「おい!どこだ!まだ帰ってないのか!」
涼架「っ申し訳ございません!部屋におりました…」
父親「ったく…出迎えすら出来ないのかお前は!」(殴
涼架「うっ…ごめんなさいっ」
父親「早く、早く片付けて、茶!」
涼架「ごめんなさいっ…すぐ用意いたします」
父親「当たり前だろ」
あぁこうやって殴られるのも今日で最後なんだ。
あと少しで、もうすぐでお別れできる。
ガチャ
涼架「っお帰りなさいませ…お母様」
母親「…お茶、早く」
涼架「申し訳ございませんっ」
母親「本当に産まなきゃよかった…」
涼架「…っ」
早く、早く来て…大森先生…若井君…