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次の日
俺はとりあえず、学校に行くことにした。
学校
「ゆきなり」
「なに?」
俺はゆきなりの席に直行した。
「あやを虐めるの、やめてくれない?」
俺は、本心を言った。ララの事が一番好きなんだけど、あやは幼馴染みだから守りたい心があるんだ。
「ふーん、いいよ」
「えっ」
まさかのあっさりOKを貰った。
「え、本当に?!」
「りょーたのお願いだからねー、りょーたは嘘吐かないし!」
ゆきなりが笑顔でそう答えた。やっぱり精神がおかしい。
「うーん、そうだ!幸実~!」
ゆきなりが幸実のすぐそばに駆け寄った。
「ん?どうしたの?」
幸実が呼ばれたから振り返った。すると次の瞬間!
バシン
「ふっ」
「いっ!?」
「ゆきなりー!?」
何と、ゆきなりが幸実をパンチした。
「え、何?!新しい挨拶!?」
「「ポジティブか?!」」
俺とゆきなりはハモった。
「いや、どしたん!?」
「あー、ちょっとねぇ」
ゆきなりが目をそらす。
「えっとねぇ、虐めてください!お願いします!」
「「お?どしたぁ?」」
次は俺と幸実がハモった。
「じゃなくて、俺が虐めるんだよ」
「え、つまり、ウチがゆきなりに虐められるってこと?」
「うん」
ようやく理解したみたい。
「うーん、でもねぇ、ウチ、結構情緒不安定だから、虐めてもただの時間の無駄だよ?」
「いや、俺のそばにいるだけでいいから」
何だ、この会話。
「ふーん、あ、そうそう!昨日ウチの友達のあいかがね、スマッシュ打ったらウチの心臓に当たったんだ!」
幸実がバドミントン部であったことを話した。
「ふーん」
すると、ゆきなりはバットを持った。
「おぉ、どした?」
「ん?そいつの存在を消してくる」
「やめて?!」
幸実が必死に止めてた。
「はあ、気づいてほしいんだけどさ、虐めるの意味分かってる?」
「……分かりません!」
はっきり言ったな。
「あのね、俺は、幸実を危ない目にあわせたくないの、だから、俺の言うことをきい」
「あ、今日テストだって!」
「っしゃ!」
ゆきなりはテスト大好きらしい。
「って!何でいじめっ子の俺がいじめられっ子に振り回される!?」
「ははっ」
「幸実、強…」
ま、まあ、何とかあやは助けることはできた。
でも、幸実は……ってか、ゆきなりは大丈夫なのかなぁ……
と、とりあえず、一件落着!(?)
俺は今日、悲しいニュースを聞いた。
ゆきなりが亡くなったらしい。
他殺だと思われるんだって。
容疑者だと思われる人は幸実、ゆきひと君、なりあき先輩らしいんだ。
でも、俺はこの三人だとは思わない。
それは何でかって?
知っちゃったんだ。
本当の黒幕の正体を、死ぬ直前にさ───
でも、もういいや。
俺は、こういう結末がほしかったからさっ!
「うーん、あそこで選択するのは間違ってるよなぁ…」
俺は手についた水を払っていた。
「でもまあ、彼にとってはハッピーエンドだし、俺にとっても都合がいいしね」
俺は画面を変えた。
「…彼はあそこの選択が出てきてる時点でバッドエンドしかないし、どっちにしてもいじめっ子は死んじゃうからねぇ」
そう言いながら次の標的を決めた。
「うーん、どっちにしよう…」
標的と言っても、候補は二人なんだけど。
「よし、こっちにしよう、この子は……とっても人見知りだけど、好きな人はとことん好き、だけど、本当に好きな人がいない、か」
俺は手をあわせてこういった。
「ご愁傷さまです」
絶対実際でやったら殴られるよね…これ
とりあえず、標的へロックオン。
「待っててね、時の神様」
はい!ただぼくおわり!(だから、何だよその略し方)
今回は、黒幕がどうのこうのあったけどさ……
一番の黒幕、僕じゃね?(ははっ、あり得るわ)酷いよ!?
まあ、次の標的は誰かなぁ?
あ、一つヒント言うと、まだ出てきてない子なんだ!
つまり、サブモブ(おい)
うん、それじゃあ、そろそろこの物語を閉めますか!
ノシ!(おい)