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「「「「は…はっ!!只今!!」」」」
「親父こいつら!!俺を殴った奴らだよ!!だから言ったろ!!ろくな奴じゃねェんだ!!」
『あ、いたよ』
敬礼する海兵に紛れて探していたバカ息子、ヘルメッポを見つけた。
エマが声をかけると、ルフィはヘルメッポの元へ勢いよく迫る。
エマもそれに続いて追いかけていく。
「お前、探してたんだよ!!」
「はあああああ
放せ貴様、親父助けてェ!!!」
「ほ…本館へ侵入したぞ」
「ああっ!」
「追えェ!!」
ガシッとヘルメッポを掴んだルフィとエマはそのまま扉を開けて、本館の方へ入っていく。
ヘルメッポは叫んでいるが、二人はそんなこと微塵も気にしない。ただうるさいだけである。
「大佐!!磔場に誰かいます!!」
「何ィ…!!?次から次へ反逆者か!!!皆殺しにしてやる…!!!」
次なる知らせにモーガン大佐の怒りがMAXまで上がった瞬間だった。
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「ええ!?二人が基地の中へ?またムチャクチャな事を…!!」
「本当だぜ、何者なんだあいつらは」
磔場にいた侵入者とは、二人に置いてかれたコビーだった。コビーはゾロを逃がすつもりなのか、縛っている縄に手をかけて解こうとする。
「おい、いいのか!
おれに手を貸せば、てめェが殺されるぞ」
「あなたに捕まる理由はない筈です!!!ぼくはこんな海軍見てられない!!
ぼくはきっと正しい海兵になるんです!!エマさんやルフィさんが海賊王になるように」
「何?か…海賊王だと…!?意味わかって言ってんのか」
「えへへへ…僕も驚きましたけど、だけど本気なんです、二人はそういう人です!!」
驚くゾロを見てコビーも苦笑いを浮かべながら返す。彼にとって、二人は他でもない恩人なのだから。
______と、話していると銃声が響く。途端に、コビーが倒れた。
そんなコビーを打ちぬいた弾が発砲された方角をゾロが見ると、モーガン大佐が青筋を立てながらこちらを見ていた。
そんなモーガン大佐をゾロは睨み返した。
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ところ変わって海軍基地本館内。
未だ口の割らないヘルメッポをルフィとエマは尋問していた。
「こっちだ逃がすな!!」
「ゾロの刀はどこだ!!」
『言わないと今度は鉄パイプで殴るよ』
「ゆう!言うから引きずらないでっ!!殴らないで!!」
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