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星導_side
星導「小柳く〜ん?愛しのるべちが帰りましたよ〜!」
小柳「うるせぇなお前…おかえり」
うるせぇなんていいながら律儀におかえりと言ってくれる小柳くん
これもきっと彼なりの愛情表現なんだなと
勝手に解釈してまた小柳くんへの想いが膨らんでいく
星導「ただいまです」
「小柳くんはなにしてたんです?」
小柳「暗殺業の依頼整理とゲーム」
星導「暗殺業も大変なんですね〜」
「俺も鑑定の依頼整理するので分かりますよ」
小柳「暗殺と鑑定じゃ似ても似つかないだろw」
星導「それもそうですねw」
「あ、そういえば小柳くん」
小柳「…?」
星導「ウェンとカゲツって両片思いだと思いません?」
小柳「なんだよ急に」
星導「いいから答えてくださいよ」
小柳「まぁ、確かに両片思いなんじゃねぇの」
「カゲツもウェンもお互いのことよく目で追ってるし」
「お互いの話してる時楽しそうだし」
星導「やっぱりそうですよね〜」
小柳「それがどうかしたのか?」
星導「いいえ特に何も?」
小柳「…そうかよ虚言癖」
星導「るべち泣いちゃう!」
俺のことを1番知ってて嘘ついてるかどうかなんて簡単に分かるのに
俺が嘘ついても変に首を突っ込まず一線を引いて対応してくれる
これもまた彼なりの愛情表現
星導「小柳くん」
小柳「なんだよ星導」
星導「こっち向いてくださいよ」
小柳「ん…」
ちゅっ
小柳「っ?!///」
「い、いきなりなにすんだよ!!!」
星導「キスですけど?」
「いい加減なれてくださいよw」
「キス以上のことだってしてきたでしょう?」
小柳「そういうことじゃねぇんだよ!!!///」
そう言って小柳くんは怒りながら自室へと戻って行ってしまった
星導「ふふw」
やっぱり俺は小柳くんのことがどうしようもないほど好きらしい
伊波_side
俺はマナが好きだ
ずっと、ずっと前から
星導と小柳にはマナのことが好きだとは伝えているが
いつから好きかは伝えていない
バレているかもしれないけど…
初めて会った時に一目惚れをしたんだ。
男にしては高い声、小さい身長、小顔で、色白
話してみると爽やかな見た目からは想像もつかないようなごりごりの関西弁で
可愛らしい笑顔で自分で考えたネタを披露してくれる
俺の歌を聞けばここが良かったと事細かに感想を伝えてくれる
西でメカニックをしている俺のことを不審な目で見ない
俺が作ったメカのことを少年のように目を輝かせながら
俺の話を聞いてくれる
その行動、表情全てがいつのまにか好きになって行った
でもマナからしたら俺はただの友人で相方
それ以上でもそれ以下でもない
きっとそれ以上にもなれないのだろう
でも、それでも諦められない
本当に恋って面倒くさいものだ
でも嫌いじゃない
この葛藤も全部この先に待ってるどんな未来かも分からない
未来のために なっているのならば
伊波「さてっ!マナにまた褒めてもらうために新しいメカ作るかな!」
俺は恋が好きで大好きでたまらない