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7 - #6 夢

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2023年07月30日

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#6 夢






緑「ん、まっててね。」



ばたん。

彼は出ていってしまった。

少し、いや、すごく寂しい。

なにか、彼を感じられるものはないだろうか。

そう思い、彼の部屋を見渡す。


黄「あ、、」


あれなら。

「迷惑かもしれない」

という思考はなかった。ただ、彼を感じていたくて。


黄「ん、ごほっ、はぁっ、ふふ、、」


彼のパーカーを着る。

ちょっと大きくて、暖かい。

自分からも、あったかい布団からも、シーツからも、どこからも大好きな彼の匂いがして。

安心してしまったのか、俺はそのまま眠りについた。





ここはどこだろう。

なんだか暗くて、ちょっぴり怖い。


??「みことちゃん。」

黄「!すちくん!」


後ろから声がした。

振り向くと緑色の彼。

走って、彼の元へ行く。


でも、彼は。


緑「こっちこないで。」


黄「、、え、?」


とても冷たい目をしていた。

今まで見たことがない、彼の顔。

感じたことがない、この空気。


黄「う、ぁ」

緑「みことちゃんは、俺のこと嫌い?」

黄「そんな、ことない、」

緑「じゃあなんで出ていったの?心配したんだよ?」

黄「ぁ、、ごめ、なさ、」


その場に座る。

力が抜けて、まともに立てない。

なんせ、彼のこの空気は、とても怖い。

笑顔だけど笑顔じゃない。

目が、笑ってない。


緑「じゃあね、」

黄「いやっ、まっ、て、すちく、」







??「みことちゃん、大丈夫だよ。」


また、緑色の光に包まれる。

優しくて、暖かくて、少しいい匂いがして。

わたあめの上で寝ているみたいに、ふわふわして、



??「ん、よかった、おやすみ」




安心する。

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