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『こうも、話が分かりやすいと助かりますね。』
『ゴールデンドロップか。我も、耳にはした事はあるが、あれを一味舐めるととんでもなくく口当たりがよく、そして幸せな気持ちになるな……』
『それは、紅茶での意味ですよね?』
『当たり前だろう?我を何だと思っている?ベルよ。紅茶をポットに入れて数分蒸らす間に、カップにもお湯を注いで温めた後、茶葉をスプーンで掻き混ぜて、味が均一になるようにして、一杯、二杯と飲むと、残り数的になる最後の紅茶の一滴が、ゴールデンドロップと呼ばれるのは我でなくても、例え、紅茶に興味が無い者でも知っている物だ。濃厚な風味に最後の一滴という物足りなさに誰であろうと、美味しい……けれど、飲んだらこれでお終いという名残惜しさに、ゴールデンドロップと名付けられたんだ。ベルもさっき言っていただろう?』
自慢気に鼻をスンと鳴らすヘラクレスを見るなり、ベルはあってはいるがと視線を外しては、先ずは、特異な陣が描かれたクロスを引いて其の真ん中には、美麗な装飾の施されエグスタンドと一緒に水晶を置いた。
準備をしながらも、ベルはヘラクレスに目を合わせてクスッと笑みを浮かべる。
『そうですね。……紅茶ってどこかの国でも凄い愛されているんですが、その国だと紅茶を輸入するにも凄い高くなってしまって、同等麻薬等闇取引に使って上手く紅茶を手に入れたみたいなんです。……それからともなく、麻薬や違法な事までしても、人々が欲しがる物となった為に、麻薬の快楽を知る人は、麻薬をゴールデンドロップって呼んだりされて、大衆や人が多い場所では、ゴールデンドロップを下さいと麻薬の別名を口にして取引をしてたりするんですよ。』
説明してる内に水晶が置かれたエッグスタンドの周りに、ハバネロを散らせて、標本からはセイレーンの爪、10枚を円を描くように水晶の周りを彩った。
更にはコンパスをクロスの端へとベルは置き、オルゴールを手にして、ネジをぐるぐる回してはクロスの上へ置いた。
ハープのように繊細かつ美麗で不安定な曲調が鳴り響く中、水晶にベルは両手を翳した。
『まさか、紅茶が麻薬と同じように呼ばれるとは……。しかし、我もそれほど、魅力的な物なのは認めるぞ。街中に歩む際に、紅茶の名前やゴールデンドロップが聞こえたら、なんの葉っぱか見て見たいものだな。』
冗談っぽく笑うヘラクレスを傍らに、ベルは占い初めた。
『……泡沫のアルペジオ、そして、どうか聖なる神のお導きによって、私達が昨夜見た彼の元の居場所を教えて下さい』
そっとバックからベルは白い液体が掛かったような一輪の薔薇を水晶の近くに置いた。
艶麗なる煌めく光が水晶の内側から広がるように光る。
すると、浮かび上がって来るは昨日見た売春婦が男性と一緒に、暗い路地裏から敷き詰められるようにカントリー風の街並みが並ぶ住宅街にて、歩いている所である。
ヘラクレスも羽を羽ばたいて水晶の近くまで見に行くと、首を傾げながら何か思いついたように、双眸見開く。
『この場所に、彼奴がいるんだな。もしかしたら、……彼奴は、ヒュドラかもしれぬ…』
『見ただけでヒュドラと分かるんですか?』
『否、我は分からぬぞ。そもそも水晶越しではどの悪魔なんか見えるだろうか?ベル』
『無理ですね。……分からないです。』
『ふむ…。この場所は見覚えが一応あるな。……ベル、食事を終えたら我と一緒に向かおう?』
『そういえば、食事遅いですね。』
それから、20分後、大慌てでスコーンにバタースコッチを掛けた状態である皿に、何故かクランベリーベーグルでなくラズベリーベーグルが置かれた皿に、ヴィシソワーズが乗ったトレーを運んで来ると、眉尻を下げながらクランベリーベーグル品切れになった馬を伝えられて必死に謝られたのであった。
数分後、食事も終えてベルとヘラクレスはカフェ屋を後にした。
ヘラクレスの周りを羽ばたきながらも、此方へと導いては歩むなり、どこか埃と栗の花の香りがする薄暗い路地裏からホテルと思わしき住宅街が見えた。
辺りには、すれ違う人、また人、全員あの薔薇を手にしている。
ファーつきロングパーカーにVネックに豊満で谷間の見える胸許をがっつりと開かせた厚化粧をしてるハイヒールを吐きながら、煙草をふかす美麗なお姉さんだったり、透け感のあるシャツを開かせて堂々とセクシーなブラの真ん中にリボン結びになった状態に黒い短パンを履いて歩いてる如何にも、売春婦の人がバッグには幾つかの花弁の先が白い全体的には赤い薔薇を持ちながら、歩いている。
『これじゃ、どれが昨日の人だか分からないですね』
『ベル、見つけたぞ。此奴ではなかろうか?』
『ん?……』
ヘラクレスが指さす方は、身長165はある長身の女性かつ肩が出る撫で方風フレアスリーブのVネックミニスカワンピースを着た溢れんばかりの豊満な胸をチラつかせた金髪の女性だ。