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さすがに好き!いや、控えめに言って最高。もー!なにこれ!?私がマジでもとめてたやつじゃん!?ココちゃんもしかして心読める!?(笑)なわけ無いか!初のベルマジで良かったよーー!!
ココナッツさんノベルも上手ですね!一松とおそ松もいいですよねー というかココナッツさんの投稿早めに見れて良かったです!!(((? あとリクエストいいですかね?(((は
ついに初ノベル…!!手を出してしまいました、書くの楽しかったです😄 1話は一松がひたすらに闇発揮してますかね、、🤔おそ松兄さんの一松への気持ちは今のところは分からないですねー!でも文章読んで頑張って感情読み取って考察してみて下さい💪 あ、ちなみに題名は日本語で幻覚という意味だよ😎そして表紙の花はダチュラっていう花で、花言葉は幻覚に近い意味を持ってるからこれにしました。
最初はほんの、1%の可能性だった。
今日は家に誰もいない。
俺と、おそ松兄さんだけだ。でもあの長男まだ寝てやがる(PM12:00)
早く起きてこいよ、せっかく2人なのに…
そう思うのは無理もないだろ、だって俺はあいつが好きだ。どんだけ必死に心に違うと言い聞かせてきたか、もう認めざる負えなかった。
「はあ、よりによってなんであいつなんだよ…」
ぼそっと愚痴ったところで奴が来た。
「んー、ねみぃーなぁ」
酷く眠たそうなあいつの間抜け面が拝めた。
目を擦りすぎたのか、目の下が真っ赤だ。
「おはよ、おそ松兄さん」
「…あれ?おはよー、一松しかいないの?」
「そうみたい」
「そっかそっか~久しぶりだねぇ2人は」
「……うん、そうだね」
そう、いつものようなくだらない会話をして
あいつはご飯食べるわーって寝癖がボサボサについてる頭をかいて朝食をとり始めた。
「ねぇ、覚えてる?」
「んー?なにが?」
「前、最後に2人きりになったときのこと」
「……んー俺過去のことは振り返らない主義だからさあ、覚えてねーや、なはは」
うそだ、絶対に嘘に決まってる。だって最後に2人きりになった日、俺は。
俺は、あいつに好きだと言ってしまった。
「一松ぅ~お兄ちゃんと遊ぼーよー」
「俺猫のとこ行ってくるから…」
「ちぇ~つまんねーの、あ!お兄ちゃんもついてっていい?」
「なんでよ…パチンコでも行ってくれば?」
「へーへーそうですかぁ、そうやって一松も俺の相手してくれないんだ…。」
「、、、、ついてくるの」
「ん?」
「ついて来ても別にいいけど、好きにすれば…?」
「やぁったあ!やっぱ一松は優しい子だなあ」
「でしょ」
「うんうん、お兄ちゃんお前のそういうとこ好きだぞ~」
「…あざーす」
嬉しかった。おそ松兄さんに優しい子って言われたこと。好きだって言われたこと。
でもそれは、きっと兄弟としてだってこと。
分かってた。そんなのとうの昔に分かってたことだろ。なのになんで、こんなに胸が締め付けられるんだろうか?これを他のみんなにも言っているんだ、ああ、なんで俺はこんなに最低なんだろう。
俺だけに言って欲しいとか、俺の大事な兄弟に対して、兄弟を1番愛しているおそ松兄さんに対して、俺は本当に最低だ。
こんな思い、もう投げ出してしまいたい。
そうだ、最後に、後悔だけはしないよう、気持ちを伝えよう。そして俺は、おそ松兄さんを性的な意味で見てる気持ち悪い俺とは、おさらばだ。
「ねぇ、おそ松兄さん」
「ん~?」
「好きだよ。」
「…そっかあ~お兄ちゃんも好……」
「そういう意味じゃないよ」
「……どういう意味?」
「…俺ね、恋愛として、おそ松兄さんが好きだよ」
「………………」
ああ、ほら、やっぱり。
嫌に決まってる、兄弟大好きなおそ松兄さんからしたら、裏切られたようなもんだよね。
「ごめんね。」
俺はおそるおそるおそ松兄さんを見た。
兄さん?どうして笑ってるの?
そこには戸惑うでもなく、軽蔑するでもなく
「謝んなよ一松ぅ、そういう事もあるだろ!な?一松は人見知りだからさ、恋愛できる人俺ぐらいだもんなーなはは!」
いつもの兄さんがいた。でも、正直、安心したんだ。やっぱりずっと仲良くしてたいから、これがきっかけで話さなくなったらと考えると、死んだ方がマシだ。
でも、やっぱり、一応。
「兄さん、引かないの?」
「引くわけねーだろ!弟に告られて嬉しい訳がない!」
「そーですか」
「でもなー、兄ちゃん、お前とはこのままでいたいかな」
「知ってるよ…俺だって別にこれ以上の関係求めてないし」
「これ以上の関係って…やだ一松えっちー」
「1番変態なのはあんたでしょ」
「なにをー!!」
楽しい。 嬉しい。 悲しい。 虚しい。
色んな感情が混ざりあってぐちゃぐちゃだった。
もう、終わりにしたい。でも予想以上に兄さんが優しくて、甘えていたい。その優しさにつけ込んでいたい。気付かないふりをしていたい。
でもそんなことしたら、もっと自分が醜くなってしまう。兄さんを、傷つけてしまうかもしれない。ねえ、兄さん。俺は、もうやめにしようと思うんだ。
「兄さん、俺、死にたい。」
「そんなこと言うなよ、お兄ちゃんがついてるよ~!」
「もう、疲れたんだよ。」
「そんなこと、言うなよ一松」
「だって、もう、後悔はないから。」
「6人で1つだろ」
「……」
「一人欠けたら、もうそれは1つにはならない。完成しないんだよ。パズルと一緒。」
「……でも、にいさ」
「一松」
「っ…」
「帰ろっか。」
「…うん」
兄さん、少し変だ。怒らせちゃったかな?大丈夫かな?でもどうして兄さんは、そんなに優しいの?俺はそれが苦痛で仕方がないよ、兄さん。
兄さん、助けてよ。
「一松ぅ~暇だよーー」
「……うるさいよ、どっか行ってくれば?」
「やだぁ、そしたら一松1人になっちゃうもん!」
「俺はいいからさ、」
「だーめーでーすぅ、俺知ってんだからね?一松が六つ子の中でいちばーん寂しがり屋なこと!」
「別に寂しくないし、、」
「ほらぁ、そういうとこ!」
「…はぁ、俺パチンコ行きたいなー」
「うわーすっげぇ棒読み」
「………行きたいなーー」
「じゃあ兄ちゃんがいい台教えてやんよ!」
「お願いね…」
本当に、何を考えているのだろうか。この男は。