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Who am I?

4 - ③(前編)

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15

2025年02月10日

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(前編)







齋藤家


昨夜は大雨だった。真っすぐな黒の雲に覆われていた。












「アイカ起きてー」


橘「起きてる。」


「橘さんだったんだ 」


橘「なんかかっこいいよね」


「たしかに」


橘「アイツはいつ来るの ?」


「アイツって ? 」


橘「夏月のこと好きなやつ」


「唯? 」


橘「うん、そいつ」


「10時ぐらいに着くって 、 」


橘「ふーんそっか」


「だから、色々荷物準備して」


橘「なんの準備?」


「心構えとか」


橘「なるほどね」

今日は、アイカこと橘さんお家に向かう日

クラスメイトの唯と共に、家に行く。


インターホンが鳴った。

ドアを開けると、見覚えの顔があった。


「早かったね?」


唯「そうかな? ? 」


「うん、早いよ。」


橘「夏月と喋っててうざい」


「アイカ口悪い」


唯「なんて言ってたの?」


「ううん、なんでもない、唯が傷つくこと言っただけ」


唯「そうなんだ」


橘「なんで言わないの?」


「唯が傷つくだけだろ」


橘「ふーん、夏月って優しいんだね」


「まぁ?」














僕達は家を、出てマツモト先生から、貰った住所を元に、アイカの家に向かった。














橘家

「アイカ見覚えある?」


ア「うん、ある」


「よしじゃあ、インターホン押すね。」


ア「うん」


唯「勝手に押していいの?」


「マツモト先生から許可もらってるし、大丈夫」


唯「そっか」






僕は押した。高い音が鳴った。数分後、明るい女性の声が聞こえ、僕は氏名を名乗った。そのまた数分後、ゆっくりとドアが開いた。






楓「いらっしゃい。マツモト先生から話を聞いています。齋藤さんですか? 」


「はい、齋藤夏月です。」


楓「アイカの母です。 」


ア「久しぶりまま」


「久しぶりままとアイカさんは言っています。」


楓「アイカの声が聞こえるんですか!?」


「はい、死者の声と姿が聞こえたり、見えたりします」


楓「中に入って」


「失礼します」


楓「齋藤さん、この方は?」


「僕のクラスメイトです」


唯「中村唯と言います。」


楓「唯さん、どうぞ」


唯「ありがとうございます」






橘家

リビング


「久しぶり〜」


楓「え?」


「アイカさんがそう言ってます。」


楓「そうなの、アイカは今どこに?」


「お母様の目の前にいます。」


楓「そうなの、」


「伝えたいことはありますか?」


楓「ん、特にないわ。」


「そうなんですね、」


楓「アイカの声が聞きたいわ」


「お母さん、ありがとう、アタシの姿と声は聞こえてないけど、夏月のお陰で、お母さんに会えたし、家も見つかった。嬉しい。アタシお母さんの娘でよかった。ありがとう、」


楓「涙がでてくるわ」


「アイカさんも泣いてます」


楓「そうなの、アイカ私もよ」


「それ言って、また泣いてます」


楓「齋藤さんは、アイカの声が聞こえるんですか?」


「はい」


楓「唯さんは?」


「唯は聞こえません。」


楓「そうなの、」


「早速ですが、アイカさんの部屋を見せていただくことはできますか?」


楓「はい、もちろんです」






アイカの母、楓さんに案内されて見たのが、Aikaと書かれた白い部屋だった。


楓「どうぞ」


「失礼します」












つづく







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