「着いた。ここが今日から住むところ。私は歌手の仕事があるから行く。彩乃は、お母さんと適当にやっといて。」
「うん。一耀ちゃん、絵歩君行くよ。」
「うん」
ここは北海道の函館。ずいぶん遠いとこまで来たらしい。中学は急遽転校になった。一耀は塾も辞めた。1週間後に違う中学に転校するらしい。店長、、、、
「彩乃。」
「絵歩、、、どうした?」
「あそこのスキー場どうなるか知ってるか?」
「多分廃棄。取り壊しはしないらしい。事務所の人がその経営を辞めるって手続きしてくれたみたい。」
「街の人は知ってるのか、、?店長のこと。」
「うん。一耀を省いて。」
「2人とも行くよ!」
「一耀、、、」
***
「ねえ絵歩何で海外行くって言わなかったんだろうね。」
「そう、、だな」
「,,,」
「何で引っ越したの?」
「それはこっち側の事情だよ、、!ねっ絵歩!」
「あ、、ああ」
本当は一耀にバレないようにここまで来たんだけどな。後日葬式か。行かないといけないのかな血の繋がって無い人の葬式。
***〜数日後〜
「一耀ちゃん、、絵歩と一緒に行くとこに行くから行ってくる。」
「わかった。」
***
「ここか。また戻ることに、、」
「一耀ちゃんを本当に葬式に連れてこなくてよかったの?」
「いいよもう。」
「2人とも行くよ。」
「うん」
「一耀のことは他の人には伝えてるのか?」
「うん。言っておいた。」
***
お坊さんが何かを唱えている。
あれは店長の両親、、?か。泣いてるな
街の人ばっかだな。何でだろう普通は自殺まで追いやったなら罪悪感がでるのに、、何も感じない。
「う、、、娘はッ!、、何でぇ!、、」
「絵歩これって店長さんの両親に誤ったほうがいいんじゃ無いの、、、!(小声)」
「いいだろ。血繋がってないし。」
「は、、?何言ってんのあんた、、。、、、。」
***〜裏庭〜
「謝りなさいよ。私も行くから。」
「、、」
パチっ!!(ビンタです)
「いいから!!店長さんの両親も悲しんでるじゃん!!」
「、、、、」
「私も言うから、、!!いいから言えっ!!!」
パチっ!!(ビンタ)
「ゔ!はぁはぁ、、、、」
「、、、彩乃はッ!血の繋がってない人とよく暮らせるよな、、」
「それが?」
「、、、」
「俺はあいつは本当の家族じゃ無いって気づいて、、、耐えれなかった、、嘘だと自分から気づきたくて、」
「、、、は?」
「でもそれは事実で、、あいつが自殺した、、、」
「え、、それってつまりあんたの家族は偽物だったってこと、、?」
「うん」
「ったくそんな嘘通じるとでも思ってんの!?」
「彩乃これをみろ」
ポケットにずっと入っていた検査結果を見せる。
「一耀と絵歩の血縁は無関係、、、!?」
「、、、」
「絵歩のことだからきっと偽造したんだよね笑!あははは、、、、」
「、、、」
「本気、、何だ。この結果は嘘じゃ無いんだ」
「、、、」
「まず何で絵歩がその血縁を調べようとしたのかはわからないけど、、、」
「店長がその秘密がバレたから自殺したってことは分かる。」
「まあそうだろうな。」
「逆にその結果がわかって良かったんじゃ無い?、、、」
「え、、」
「絵歩が本当の家族を見つけに行くきっかけが出来たし、、店長さんの自殺や、あそこのスキー場が閉店したのはさびしいけど、、、」
「一緒に見つけようよ。私は施設育ちだから家族との記憶はないから探さなくてもいいけどー」
「そして幸せに自由になろ!両親には私が謝っとくよ。絵歩ごめんこんな気持ちだって私気づけれなくて。」
「、、、」
「絵歩帰ろ!」
「ああ、、、」
その後2人は函館に帰った。
絵歩は彩乃みたいに幸せになるために家族を探すのではなくー
自分の想いを消した家族を探し出して、
復讐するためだ。
と言うことで終了です!ちなみに続編はチャットノベルで出します!一応ここまで出した物語ももう一回チャットノベルに書きます!!では〜