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きゅうり
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ふなの🍬
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#AI小説
NARI
23
⏰️第5話「透へ」
翌日
教室に入った瞬間、ことねが駆け寄ってきた。
「おはよ……」
「おはよじゃないよ!」
ことねは透の顔をじっと覗き込む。
「昨日からずっと変。ぼーっとしてるし、何か考え込んでるし……」
「そう、かな?」
透は鞄の中に手を入れた。
指先に触れたのは――あの古い鍵。
『17:17』
そして、
『透へ』
刻まれた文字。
「……ううん。何でもない」
そう答えた瞬間だった。
「何でもない人は、そんな顔しないと思うけど」
後ろから声がした。
黒瀬湊だった。
湊は透の机の横を通り過ぎながら、何気なく言った。
「昨日、時計塔に行った?」
透の動きが止まった。
「……え?」
ことねも振り返る。
「時計塔?」
湊は答えず、鞄から一枚の紙を取り出した。
古い校舎の見取り図だった。
「これ、昨日図書室で見つけた」
透が紙を覗き込む。
一階。
二階。
三階。
そして――
「……4階?」
そこには確かに、
『4F』
と書かれていた。
しかし、その文字は黒いペンで何度も塗りつぶされている。
「今の学校には4階なんてないよ?」
ことねが首を傾げる。
「そう。だから調べた」
湊は淡々と言った。
「昔の校舎には、4階があった」
透の胸がざわついた。
「……昔?」
「うん」
湊は見取り図の端を指差した。
そこには、小さな文字が残っていた。
『時計塔接続階』
透は息を呑んだ。
その瞬間。
ポケットの中の鍵が、
――カチッ。
小さく鳴った。
「……透?」
ことねが不思議そうに見る。
透は慌ててポケットを押さえた。
「何でもない!」
しかし。
湊だけは、透のポケットを見ていた。
そして小さく目を見開いた。
「……その鍵」
「え?」
「それ、どこで手に入れた?」
透は答えられなかった。
すると湊は、初めて少しだけ表情を変えた。
「……その鍵、前にも見たことがある」
「誰の?」
透が聞く。
湊はしばらく黙ってから、
「――君の」
そう言った。
「……え?」
教室の時計が、
17時17分を指した。
まだ朝なのに。
秒針が、
逆向きに動き始める。
ことねが青ざめた。
「……ねえ、透」
「……うん」
「この時計……壊れてない?」
透は時計を見つめる。
そして。
時計の文字盤の奥から、
誰かの声が聞こえた。
――『まだ、思い出さないで』
透の背筋が凍る。
その声は。
昨日、時計塔で聞いた声と同じだった。
時雨。
「……時雨」
透が呟いた瞬間。
湊が振り返った。
「……今、なんて言った?」
透は答えられなかった。
すると教室の黒板に、
誰も触れていないのに文字が浮かび上がった。
『4階に来て』
そして、その下にもう一行。
『今度は、三人で』
――三人?
透は、ことねと湊を見る。
ことねは震えながら黒板を見つめていた。
湊は無言だった。
ただ、
その手にはいつの間にか――
透が持っているものと同じ形の古い鍵が握られていた。
⏰️第6話「時計塔の記憶」
「その鍵、前にも見たことがある」
湊が知っていた、透の鍵。
そして、突然現れた――
**「今度は、三人で」**という謎の言葉。
透、ことね、湊の三人は、存在しないはずの4階へ向かう。
そこで待っていたのは――
「……やっと、三人そろったね」
忘れていたはずの記憶。
そして、時雨が隠していた――
あの日の約束。
次回、第6話。
「時計塔の記憶」
――忘れていたのは、本当に透だけだったのか。
コメント
1件
まってまってまって!!!∑(゚Д゚) 湊くんも同じ鍵持ってるの!?しかもあの鍵に「透へ」って刻まれてて、時計塔の4階とか過去の記憶とか…情報量やばすぎない!?😭💦 時計が逆回りして、まだ朝なのに17:17を指すとこ、めっちゃ背筋ゾクゾクした…。 「今度は三人で」って黒板に浮かぶのも怖いけど、それ以上に湊が透の名前を聞いた時の反応が気になりすぎる〜!! 次回「時計塔の記憶」、絶対読みます🔥