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私ことべるはいつものように通学路を歩いていく。
いつもと変わらない風景、いつもと変わらない日常。そんな平凡な学生をしているわけではー
゛ない ゛
「何でこうなってるの!?あふぇさぁぁぁーん!!!?」
「べるさんがいるからこうなった☆知らんけど」
「ふざけんなぁぁ!?」
「……まずは、目の前の敵に集中」
前にも教えたでしょ?とあふぇさんは呆れたように言った。
……でもっ!!私には言い訳ができるっ!
「突然そんな事を言われたから頭に何も入らなかったんですー!!」
私は少し自慢げに言ったのだった。
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ー遡ること数時間前ー
「あのさ〜」
「あ〜!分かる!w」
私はいつものごとくななっし〜と話していた。
「でさー」
「おい」
(へっ?)
突然クラスの男の子・あふぇさんから肩を叩かれた。
「…どうしたの?」
私は笑顔を貼り付けながら内心すごくびっくりしながら後ろを向いた。
「君さぁ、幽霊見えるよね?」
「えっ、はっ?」
突然の質問に私とななっし〜は硬直した。
「霊感、あるよね?」
「いや、言い方の問題じゃなくてさ……」
「……」
あふぇさんはななっし〜に1回目をよこしたあと、私の手首をギュッとをつかんだ。
「はっ!?ちょ、力強!?」
あふぇさんは細い割にすごい力で私の手首を掴んでいる。
「ちょっと!!何!?うちのべるさんに何のよう!?」
ななっし〜は、いつもの2倍ぐらい声を上げた。
私は突然の出来事にびっくりしすぎて声も出ない
「ごめん。ちょっとこの子借りるね〜」
とあふぇさんはななっし〜に言ってから私を引っ張った。
私は必死に動かないようにしていたけれど
「来て」
あふぇさんの声がすごく真剣だったことに気づいて
私は覚悟を決め言われるがままについて行った。
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「でっ、何なの?」
「さっき言ったとおり、霊感あるか聞こうとしてるの」
「……あったとしたら、どうなるの?」
「あるって事でオッケー?」
「…言わない」
「これ、べるさんが危ないかもしれないから言ってほしいんだけど……」
「あるって言ったら……?」
「泣いて喜ぶ」
「………」
私は、ホントのことを言えば霊感がある。そして、…めちゃくちゃ強い…って言われてる。うちの家系……そう言うやつらしい…。
「………」
しばらく私達の間には沈黙が流れた。
…はぁ、これ、…言わないとだめな気がするわ……。
私は背に腹は代えられない思いで言った
「あるよ、すごく。今もうじゃうじゃといるのが見えるもん」
「ふ〜ん。じゃあね」
………はっ?
「他に聞こうとしていたことは!?」
「ないけど」
「……何でよ?なら、何で命に関わるとかさっき言ったの?」
「えっと……言ってないよ?君の耳がおかしーんじゃないかなぁ……アハハ」
う〜ん……怪しい。
「何か、幽霊退治とか言われると思ってたんだけど〜 って……?」
あふぇさんは図星を刺されたような顔をしていた。
(えっ、えっ??分かり易すぎない!?)
「えっと……マジっすか?」
「……………これから宜しく。相方(パートナー)」
「はっ………?」
………
「はぁぁぁ!!??」
「あはっ」
あふぇさんは口角を上げてニコっと笑った
ちょっと、話の内容についていけないんですけど!?