「でっ、べるさん。君はどれぐらい実力があるのかな?」
「へっ??」
突然そんな事を言われて私は目がまん丸になった。
「じ、実力って……?」
勉強とかって事…………ではなさそうだよね…?
「……おかしいなぁ……。君、猫の家系だよね?」
「んっ?んっ?????」
いや、確かに……私はそう言う家系ですけどっ……。
「猫じゃなくて、蝙蝠ですぅぅ!!見てくださいよ!!このかっこいい耳を!!」
「ごめん、どう見ても猫の可愛い耳にしか見えない」
ひどっっ!!!
、…じゃなくて、、!
「えっえっと…何かあふぇさんは私がそう言う家系の生まれってことを知ってて、なぜか相方(パートナー)にさせてこようとしてきてるって言う状態だよね?今」
「うん。それで、実力を測ろうとしてる」
「じ、実力って何……?」
「……技とか何か使えないの……?それか、幽霊を退治できる何かを持ってたりとか……」
「う〜んと、少しも身に覚えがないですねぇ…!」
私は自信満々に声を張り上げていった。
「わ〜……。ほんとに君、蝙蝠の家系…?」
「失礼なっ!!ちゃんと、私蝙蝠の耳生えてますよねっ!?」
「猫の耳しか生えてないけど」
「もう、こいつめんどくさいんですけど!?」
「……まぁ、戦ってたら慣れる…か……?」
「うん、うん!!絶対に、慣れない!!」
「……そこ、自信満々に言うところじゃなくてね……、」
あふぇさんは、本当にあきれているように言った。
「まぁ、慣れなかったら、君が死ぬだけだから」
「へっ……?」
「死にたくなかったら、訓練してもらわないと」
何言ってるかさっぱり分からないけど……
逃げたら勝ちだよね、…?
「……逃げると言う選択は…?」
「ないですねぇ…!!」
あふぇさんはニコニコと言った。
………こ、こいつ!!白熊のくせに、完全に黒熊だっ!!
「失礼だなぁ……」
「えっ??」
「誰が黒熊だよ」
「………」
私、心の中で言ったはずなんだけど……?
「まぁ、…相方(パートナー)だし。心の中ぐらい読めないとね」
「………」
んっ?んっ??な、何か、…もう、怖いんですけどっ!?
「あふぇさん!!私、怖いよ!!君がっ!!」
「僕は、不思議だけどなぁ……。幽霊退治がお役目の紅猫師がなぁ…。こんなので驚くなんて。君やっぱり向いてないわ」
紅猫師とは!?まぁ、…それは置いといて、
「じゃあ、…やめさせてくれるってこと!?」
そうだよねっ!?
私は目を輝かせた
がっ………
「それとこれはべーつ♡思う十分働いてもらうよ」
やっぱりこいつ黒熊だよ!!
「誰か黒熊だって?」
「ヒィィィ!!す、すいません…………………」
こんな、脅しだよね!?
あふぇさんは、顔が凶器だよ!!
「……」
はい…すいません……
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