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三上と会ったのは、俺がちょうどこっちの町に越してきたあたりだった。俺がまだ4歳だったころ。三上は今みたいにツンツンしながら俺の手を引っ張って色んな所を案内してくれたっけ。
「あの時」
三上と俺は約束したんだ。何を? 覚えてねぇ……
朝、部屋からでて居間まで行くと母さんが指差して言った。
「瞬! テレビテレビ!!」
眠たい目で見た俺は思わず飛び退いてしまった。
「うちの学校じゃねーか!!!」
そこに映っていたのは、紛れもなく俺の中学だった。