毎回、たくさんの方に読んで頂いて幸せです。ありがとうございます。
この三話めから🔞です。
元貴が立ち上がって僕と若井が座っている間に入り込んできた。
大森「今日、凄い楽しい。お祝い、嬉しい。…ありがとう。」
藤澤「僕も嬉しい。」
若井「うん。」
元貴を中心に身体を寄せ合う。
元貴は僕たちの顔を交互に見つめて、ちゅ…ちゅ…とそれぞれにキスをした。
大森「へへ…。」
ブワッと空気が変わる。
…元貴の事、欲しい。
それは若井も同じだったみたいで、元貴の後頭部に手を添えると深めのキスが始まる。
いつも若井に先越されちゃうんだよね…。
大森「ん…んっ…っ…はっ…わ…かい…っ…」
くちゅり…二人の舌が絡まり合う音に、我慢できなくなる。
ふと、ケーキが目に入る。
クリームを指ですくって、
藤澤「元貴…ケーキ、食べて…。」
若井とのキスを中断させて口元に持っていく。
大森「はむっ…んっ……ん…おいし…もっと…」
もう一すくいすると、待ち切れないと言わんばかりに僕の指に吸い付いてくる。
藤澤「…っ…元貴…。」
若井「俺も、食べたい。」
反対の手で若井にもケーキを取る。
元貴に与えていた指のケーキは無くなっていたので、ケーキの代わりに口付ける。
甘い。
キスの甘さを堪能していると、遠慮がちないつもの元貴のキスとは違う事に気付く。積極的に舌を絡ませてきたかと思えば、キツめに吸われる…
藤澤「っぅん…んぁ…も、とき…」
元貴、酔ってる…。やばぁ…。
煽られる。
元貴とのキスに夢中になっていると、若井が僕の指に付いたクリームをすっかり舐め取ってしまい、水掻き部分に舌を這わせてくる。指が勝手に反応して、小刻みに震える。
藤澤「…っ…は…ぁ…」
元貴の唇が離れていく。口元の寂しさが募る。
大森「ね、涼ちゃん…。誕生日のプレゼント…もう一個、くれない?」
元貴が潤んだ瞳で強請る。
そんな顔でお願いされて断れるやつ、いる?
藤澤「僕にあげれるもの?」
大森「うん…。涼ちゃんじゃないと、ダメ。」
若井じゃなくて、僕。ちょっと優越感。
藤澤「いいよ。なぁに?」
大森「涼ちゃん。」
?
大森「涼ちゃんが欲しいの。涼ちゃんに…挿れたい…。」
熱っぽく見つめてくる元貴にハッとした。
僕も若井も自然と元貴にそれを強いてきたけど、元貴もシたいと思ってるんじゃないかとは考えてこなかった。僕は、それがとてつもなく元貴を蔑ろにしていると思い、焦った。
藤澤「…っ!元貴、そうだね、そうだよね!…ごめん…。気付かなくて。」
うろたえる僕に、元貴は不思議そうな顔をしている。
大森「?なんで謝るの?」
藤澤「僕、元貴がスる方の事、全く考えてこなかった…。元貴だって、シたいよね?当然だよ。全然気付かなくて、ごめんね…。」
若井も、元貴がスる側になるという考えてもみなかった事実に驚いているみたいだ。
大森「え…?俺…俺が受け入れる側だったことに疑問はないよ?二人より…小さいし。サイズ考えたら…そうでしょ?…二人にされるの…きもち…し…いいんだよ、それは…。」
藤澤「じゃあ…今日はどうして?」
大森「ん…今日だけじゃないんだけど、涼ちゃん…シてるとき…さ、すんごい可愛いんだって…。そしたら、今日はさ…お酒呑んでるせいか、キスだけで目もトロンとしてきてさ…そしたら…俺も、何か…涼ちゃんのナカ…入っちゃいたいな…って…。」
藤澤「…かわ…いい…?」
大森「うん…可愛いんだよ…知らないの?」
若井「知ってる。すっげー、かわいい…。」
藤澤「二人とも…酔いすぎ…」
顔が熱くなっているのが分かる。
僕も…酔ってる…か…。
若井「男子なら、かわいいって思ってる子は…犯したい…よね…。」
若井が喉を鳴らす。
藤澤「…かわいいって言うなら、若井だって…」
感じてて僕や元貴の名前を呼ぶ時、イく時の切ない顔だって…。
大森「ヤダ…若井、固いもん。」
若井「固い…。」
元貴が僕の首に腕を回し、耳元に唇を寄せる。
大森「涼ちゃんが…いい…。」
元貴ほどではないけど、やっぱり耳元は敏感。大好きな元貴の声に思わず吐息が漏れる。
藤澤「…っん…。」
大森「ダメ…?」
藤澤「ダメなわけないでしょ?…いっぱい、シてよ…。」
新しい展開です。
しかし、藤澤さん、懐深くてびっくりしますね!
コメント
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わああ✨️書くの上手すぎますよ! 続き、楽しみに待ってます🥰