テラーノベル
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守りたいものがあるから
私たちは4人姉妹で
私は4番目でおねえが一番目だった
私たちはみんな 、 過酷で悲惨な環境で生きてきた
親は休みの日は必ずと言っていいほど夜遊びに出掛け
ご飯はみんなで分けた
寝る時も
必ず1人は毛布無しで寝る
風邪を引いても心配してくれる親なんて居なかった
成人した直後 、
おねえ以外の姉が家出した
正直私も 、 家を出たかった
けど 、 おねえが言った
『 僕はずっと藍のそばに居る 』
『 あは 、 面白いよね 』
『 あんな親の子でも少しはまともに育つなんて 』
おねえはもう成人して2年は経ってる
なんなら18の時から家出の準備をしていた
だけど家出はしなかった
私を守りたいから
ある日 、 おねえが家出した
私を置いて 。
そのまま連絡をくれることはなかった
最後に連絡をしたのはいつだったかな
覚えてるのは 、
「 裏切ってごめんなさい 」
これが最後のメールの文章だったこと
突然おねえから電話が来た
出てみると 、
偽物か疑うくらい 、 昔のおねえとは思えなかった
生きる気力がない声 、 通話越しでも分かる絶望感
それがおねえとは信じたくなかった
おねえが家に帰ってきた
久しぶりに見たおねえの姿は悲惨だった
確実に家出前より痩せてる
顔色も悪く 、 目にハイライトが無い
歩くたびにふらついてる
浪霧(らむ)
254
未定義
144
ヨラ@低浮上
1,239
久しぶりの再会なのにおねえを見たくない
あの時 、 家出を止めれば良かった
コメント
1件
うわあ…読んでて胸が苦しくなった😭💔 「裏切ってごめんなさい」っていう最後のメールと、電話越しの変わっちゃった声、そして帰ってきたおねえの姿…どれも切なすぎるよ… ずっと藍を守ってたおねえが、それでも自分を守れなかったのが辛い。あの時止めれば良かったっていう後悔、すごく伝わってきた…続きが気になるよ…!