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#吉田仁人
はむさめ
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初投稿作品となりますので色々と暖かい目でご覧頂ければ幸いです…!
🍼にハマりたての新参者ですので、口調がおかしかったり、誤字脱字等々目立つと思われますがそっと見守ってやって頂けると…!
今回は💛総受けという形にさせて頂いております!
CPとしては🩷💛、💙💛、🤍💛、❤️💛となりますのでいずれか地雷の方は退避を…!
今後の展開で🔞要素を入れるつもりですのでそこら辺も踏まえながらお読みくださいませ。
以上が大丈夫そうな方はどうぞお進み下さい!
💛➞仁
❤️➞舜
🩷➞勇
💙➞太
🤍➞柔
太「吉田さん、今日このあと時間ある?」
リハーサルが終わったばかりのスタジオで塩﨑太智が背後から吉田仁人を覗き込む。
仁人は手にしていたペットボトルをテーブルに置いて口を開いた。
仁「あるけど。どうした?」
太「なら飯行こや!」
仁「?えらく急だな」
太「ええやん。たまには、な!」
そう言って太智は笑った。
いつもそうだった。
彼は仁人が少し疲れている時ほど、くだらない話を持ってくる。
真面目な話をしようとはしない。
太「今日の俺、めっちゃ頑張ったと思わへん?」
仁「自分で言うか?」
太「言う。誰も褒めてくれへんから」
仁「はいはい。頑張ってたよ」
太「雑やなあ」
太智のその笑いにつられて仁人も少しだけ笑った。
それだけのことだった。
けれど太智はそんな仁人の小さな変化を見逃さなかった。
太「……今、笑ったやろ」
仁「笑うくらいするよ」
太「最近、俺とおるときのほうが笑ってる気するわ」
仁「はあ?気のせいだろ」
太「ほんまに?」
太智が一歩近づく。
仁人は反射的に後ろへ下がった。
仁「……近い」
太「なんで?」
仁「なんでって」
太「俺、吉田さんのこと好きやから」
冗談みたいな口調だった。
けれど、その目だけは笑っていなかった。
仁人がぽかんと口を開けて黙っていると太智はすぐに歯を見せて笑ってみせた。
太「……冗談やって!」
仁「そういうこと、急に言うなよ」
太「でも、吉田さん」
太智は少しだけ声のトーンを落とした。
太「俺、結構独占欲強いで」
何を言っているんだと首を振って軽く笑って流していれば、太智もまたパッと笑みを浮かべる。
しかし仁人の耳に妙に残るあの言葉。
仁(冗談、なんだよな…?)
よく分からない胸騒ぎを無理矢理押し込めては、一先ずいつも通り過ごすことを決めたのであった。
舜「仁ちゃん、最近無理してるやんな?」
とある撮影終わりの帰り道、隣を歩く曽野舜太が仁人に声をかける。
仁「してないよ」
舜「嘘や」
仁「嘘じゃない」
舜「じゃあ、なんでさっきから3回も溜息ついたん?」
仁人は思わず足を止めた。
それに合わせて舜太も止まる。
仁「……数えてたのか?」
舜「うん」
仁「なんで…」
舜「仁ちゃんのこと見てたから」
その視線はあまりにも真っ直ぐで、仁人は返す言葉を失った。
舜太は照れたように笑う。
舜「俺、仁ちゃんのこと好きやから」
仁「……舜太」
舜「困る?」
仁「そういうの、簡単に言うなよ」
舜「簡単ちゃうよ」
舜太の表情から笑みが消え、瞳には真剣な眼差しが光る。
舜「ずっと考えてた」
仁人を見る目がいつもの少年っぽさとは違っていた。
舜「誰にも取られたくないって思うくらい、好き」
仁人の胸が詰まる。
仁「俺は……」
舜「今は答えんでええよ」
そう言って舜太は爽やかに笑った。
舜「でも、俺が好きってことだけは覚えといて」
こくりと仁人は頷くことしか出来なかった。舜太のその笑顔は仁人を逆に苦しくさせていた。
メンバーからの告白を受けた次の日。仁人は山中柔太郎と共にゲーム実況の撮影に勤しんでいた。
一息ついた所でゲームや服、仕事の話をして、いつも通りの穏やかな時間を過ごしていた。
柔「仁ちゃん」
仁「ん?」
柔「今日、疲れてる?」
仁「……まあ、ちょっと」
柔「そっか」
それ以上、柔太朗は聞かなかった。
それが仁人にとってはありがたかった。
柔「でもさ」
柔太郎が手に持っていたコントローラーを机に置く。
柔「俺には隠さなくていいよ」
仁人は柔太朗へとパッと顔を向けた。
仁「な、何を?」
柔「全部」
それは静かな声だった。
柔「仁ちゃんが大丈夫じゃない時も俺、ずっと見てるから。」
そう言って柔太郎は少し笑う。
仁人の心臓が、ドクンと一度だけ強く鳴った。
仁「……それ、ちょっと怖いな」
柔「そう?」
仁「おう…」
柔「でも、好きだからじゃない?」
そう、さらりと言われて仁人は言葉を失った。
柔太郎は仁人から目を逸らさなかった。
柔「俺、仁ちゃんのことなら結構何でも分かるよ」
仁「……何でも?」
柔「誰といる時が楽しいかとか。誰に気を遣ってるかとか。誰のことを考えてるかとか。」
その言葉を聞いて仁人の顔から笑みが去っていった。
一体なんなんだ、どうしてこうも立て続けに告白が重なる…!と謎のモテ期に心の中で悲痛の叫びを上げていた。
勇「仁人」
仁人はスタジオを出たところで佐野勇斗に呼び止められた。
勇「なぁ今日佐野飯やるから家来ねぇ?」
仁「まあ良いけど」
勇「本当は来たいくせに可愛くないなー」
仁「はいはい」
そう言って車へと向かって二人で歩き出す。
暫く無言だった。
仁人はその沈黙が嫌ではなかった。
勇斗は無理に話しかけてこない。
仁人が「大丈夫」と言えばそれ以上聞かない。
ただ、隣にいる。
それだけだった。
勇「……仁人」
仁「ん?」
勇「今日も大丈夫?」
仁人は少し考えてから答えた。
仁「大丈夫だよ」
勇「そっか」
勇斗は少しだけ笑いながらも、優しいトーンで仁人へと言葉をかけた。
勇「俺には隠さなくていいよ」
その言葉に、仁人は立ち止まった。
仁「……何を?」
勇「大丈夫じゃないってこと」
仁「……」
勇「言いたくなったら言えば良いから」
それだけ言って、勇斗は先に車に乗り込んだ。
仁(なんだよ、それ…)
いつもと違う雰囲気を纏った言葉に逸る鼓動を押さえつけるように深呼吸しては、同じように車へと乗り込んだ。
数日後。
仕事終わりの楽屋。
仁人が一人で資料を纏めていると、太智が入ってきた。
太「まだやっててん?」
仁「あと少し」
太「真面目やなあ」
仁「これでもリーダーだからな」
太「それ、便利な言葉やな」
仁人の手が止まった。
仁「……何が?」
太「リーダーだから、って言えば何でも我慢できるみたいに言うやん」
太智が椅子を引いて仁人の正面に座る。
太「俺、そういう吉田さん嫌いやで」
仁「……あ、そう…」
太「もっと頼ってくれたらええのに」
仁「皆には頼ってるよ」
太「違う。俺に、や」
仁人が顔を上げる。
太智は頬杖をつきながらも真っ直ぐ仁人を見ていた。
太「俺といる時くらい、リーダーやめたら?」
仁「無理だろ…」
太「俺の前では、ちゃんとしてなくてええよ」
仁人の胸の奥が、妙に熱くなる。
太智は立ち上がり、仁人のすぐ横まで来る。
太「なあ、仁人」
仁「…何?」
太「俺が一番近くにおったら、嫌?」
仁人は答えられなかった。
太「ふはっ!その顔、ずるいわー」
仁「何が」
太「期待してまうやん」
そう言って太智は仁人の頭をくしゃりと撫でて、「先帰るわ!」なんて言っては元気に楽屋を飛び出して行った。
たったそれだけのことだというのに、仁人の頭は思考停止し暫く動けなかった。
次の現場にて。
仁人の手を舜太が引っ張り、人気のない場所へと引き連れる。
舜「どうしても今話したい」
そう言ってきた舜太に仁人は迷っていた。ここは現場で、仕事場で、あの時の告白の返事なんておよそ出来るはずがないと思っていたから。でもそれでも、その手を振り払い断ることはできなかった。
舜「どうしても2人きりになりたかってん。許してや」
仁「…それだけ?」
舜「うん」
そう言って舜太は笑って、次の瞬間掴んでいた仁人の手をきゅっと握り直す。
舜「仁ちゃん…」
仁「……何?」
舜「俺のこと、ちゃんと見て」
ぐいっと顔を近付ける舜太に仁人の心臓はドクドクと早鐘を打つ。
舜「俺、ほんまに好きやから」
仁「舜太……」
舜「嫌やったら言って」
仁人は何も言えないまま俯いた。
嫌ではない、だけど好きなのかは…。
仁人が押し黙っていると、舜太は更に少しずつ距離を詰め、頬にそっと触れるだけのキスをした。
そしてパッとすぐに離れた。
舜「……あ、つい…ごめんな」
仁人の顔がほんのり赤く染まる。
舜「でも、我慢できんかった」
仁人は思わず自分の頬に触れた。
舜太はそんな仁人をじっと見つめていた。
舜「俺、待つから。でも、諦めるつもりはないで」
その言葉は、優しいのに逃げ場がなかった。
その翌日の楽屋にて。
柔「昨日、舜太にちゅーされてたね」
唐突な言葉に仁人は飲んでいた珈琲を吹き出した。
仁「はっ……なんで、知って」
柔「まぁまぁ」
仁「……怖いって」
柔「はは、ごめん」
柔太朗は笑いながら仁人の口や珈琲塗れになった机をティッシュで拭っていく。
柔「たまたま見ちゃったからね。俺も現場いたのに、2人でこそこそしてさ。正直嫉妬した」
仁「お前が…?」
柔「俺だって、普通に嫉妬するよ。仁ちゃんが誰かに触られてるの、嫌だし」
仁「……」
柔太郎は仁人の肩に、自分の肩を軽くぶつけた。
柔「仁ちゃんが俺のところに来るまで俺は待つよ」
仁「……来なかったら?」
柔「んー…その時は…。多分、ずっと好きでいる」
そう言って思わず見とれるような綺麗な笑みを浮かべて微笑んだ。
その日の夜。
仁人は勇斗の部屋にいた。
仕事の相談をするだけのつもりだった。
けれど話しているうちに、気づけば深夜になっていた。
勇「仁人」
仁「…んー?」
勇「眠そう」
仁「あー…ちょっとだけ…」
勇「寝むいなら寝ろよ」
仁「ここで?」
勇「外で寝たいなら止めないけど」
うとうととしながら仁人はソファに身体を預けた。
勇斗が隣に腰掛ける。
互いの肩が触れる距離感。
仁「……勇斗」
勇「なんだよ」
仁「俺、最近よく分からない」
勇「何が?」
仁「皆のこと」
勇「うん」
仁「大事なんだ」
勇「知ってる」
仁「でも……誰かを選んだら、誰かを傷つける…」
勇斗は黙って聞いていた。
仁「だから、選びたくない」
勇「仁人」
勇斗が名前を呼ぶ。
仁人は顔を上げた。
勇「選ばなくてもいい。今すぐは、な」
仁「……」
勇「でも、自分の気持ちまで無かったことにしなくていい」
勇斗の手が仁人の頬に触れた。
それは今までにない優しい手付きだった。
勇「俺は、ずっとお前が好きだった」
仁人は目を見開き、思わず息を飲んだ。
勇「知ってた?」
仁「……知らねぇよ…」
勇「だよな。じゃあ、今知って。」
仁人の額に勇斗のそれが触れる。
近い。
けれど、勇斗はそれ以上進まなかった。
勇「俺は仁人に、俺を選ばせたい」
仁「……は、」
勇「誰かに押されてじゃなくて、お前自身が俺を好きだからって理由で。」
その言葉が、一番苦しかった。
誰よりも優しいのに。
その優しさの中に、逃げ道がない。
仁人は瞳を閉じた。
勇斗の腕の中に、ゆっくり身体を預ける。
仁「……少しだけ」
勇「うん?」
仁「このままでいていい?」
勇「勿論」
勇斗の抱き締める腕がほんの少し強くなる。
仁人はその胸に顔を埋めた。
仁「…大丈夫じゃなくてもいい?」
勇「いいよ」
仁「……甘えても?」
勇「俺になら、いくらでも」
今この瞬間は、何も背負わなくてよかった。
仁人は微睡むような優しさに包まれながら深く眠りに落ちていった。
第一章 fin
コメント
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みぅです🤍🥀 …正直、冒頭の注意書きでちょっと構えちゃった部分もあったんだけど(ごめんね🙏)、読み終わったら全然そんなの忘れてた。**4人の“好き”の質がぜんぜん違う**のがすごく刺さった。 特に勇斗の「選ばせたい」って台詞、あれ一番逃げ場ない優しさだよね…「大丈夫じゃなくていい」って言われて眠るラスト、胸がぎゅってなった。しらすさんの書く距離感の描き方、すごく繊細で好きです。続き、ちゃんと読ませてください🌙