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今回は前回の続き物になっております故、第一章をご覧になっていない方は是非そちらからどうぞ!
センシティブとしてはいますが🔞シーンは比較的ぬるめです。(作者の匙加減)
ほのぼのとした恋愛描写を描いていこうと思っていたのですが…💛くんを泣かせたい・困らせたい・可哀想な姿を見たいという作者の気分によってとても愛重め暗めな感じになってしまいました…!
更に展開がかなり早いので混乱させてしまうかもしれませんが、どうしてそうなってしまったのかはいずれ分かります(予定)故悪しからず…!
以上大丈夫そうだという方はどうぞお進み下さいませ!
💛➞仁
❤️➞舜
💙➞太
🤍➞柔
とある日の大型MV撮影終わり。
他のメンバー達が外でのロケを続ける中、出番の終わった仁人が一人でロケバスのシートに座ってスマホを眺めていると、同じく撮影終わりの太智がいつも通りの足取りで車内へと入ってきた。
仁人はパッと顔を上げる。
太「おっ、吉田さんも終わったんや」
仁「あぁ、太智も終わりか?」
太「うん、終わったで」
仁「そうか、お疲れ」
太智はふっと笑うと、仁人の正面にある座席に気だるげに腰掛けた。
背もたれに腕を回して仁人の手元をじっと眺めている。
その距離感は普段通りのはずなのに、何故だか仁人は微かな居心地の悪さを感じて、逃げるようにスマホへと視線を落とした。
太「なぁ、吉田さん。最近、俺といる時、あんまり笑わんくなったな」
仁「え? 気のせいだろ」
太「気のせいちゃうよ。……前はもっと、俺のくだらん話で笑ってくれてたやん。最近はなんか、上の空っていうかさ」
太智の声は低く穏やかだった。けれど、その目はまっすぐに仁人を捉えて離さない。
仁「疲れてるだけだって。ほら、もうすぐ次のカットの準備も始まるだろ」
太「勇斗といる時も、そんな顔してんの?」
不意に投げかけられた名前に、仁人の肩がピクリと跳ねた。
太智は座席に深く寄りかかったまま、形の良い唇の端を小さく吊り上げる。
その笑顔にはいつもの無邪気さは微塵もなかった。
太「昨日さ、勇斗の家に行ったやろ。」
仁「お前、何で知っ……」
太「俺のこともっと頼ってくれたらええのに。俺の前では、ちゃんとしてなくてええよって言ったやん。なのに、何で勇斗の所には行くん?」
どうして知っているのかは教えようとしない太智。
じわじわと、ロケバスの狭い車内が重く、息苦しくなっていく。
太智の言葉に滲む、隠しきれない黒い嫉妬と執着。
仁人は思わず立ち上がって車外へ出ようとした。
太「どこ行くん?」
仁「……外の空気吸いに。」
太「嫌や。開けへんよ」
いつの間にか太智は立ち上がっており、仁人が気づいた時には、バスの自動ドアのロックをパチリ、と静かに閉めていた。
逃げ場のない狭い密室に、冷たい音が妙に大きく響く。
仁「太智、…っ…」
太「なぁ、吉田さん。俺が『一番近くにおったら嫌?』って聞いた時、なんで答えんかったん?」
振り返った太智の瞳は昏く、酷く冷ややかな熱を孕んでいた。
ただならぬ恐怖を感じ、仁人はとっさに一歩後ろへ下がった。
しかし太智はその狭い通路を一瞬で詰め、怯える仁人の胸元を乱暴に掴むとそのまま座席のシートへと力任せに押し倒した。
仁「太智、やめ……っ!」
太「嫌や。なんで勇斗ばっかりなん? なぁ、俺じゃあかんの?」
太智は仁人の胸元を掴んだまま、強引に着ているシャツを引き裂くかのようにはだけさせた。
恐怖に目を見開く仁人の両手首を、太智は片手で容赦なく頭上へ縫い付ける。
当然とはいえビクともしない圧倒的な筋力差に、仁人は絶望する。
顕になった白い肌に太智の手が這う。
胸元や腹部をするりと撫でていく。
そして徐ろに仁人のスラックスのベルトを躊躇なく引き剥がし、大腿や腰回りへと容赦なく直接触れていく。
仁「嫌っ…!太智、やめっ…! 」
太「今ここで、俺の匂いも、熱さも、身体に嫌ってほど刻み込んだる。一生、勇斗のことなんか思い出せへんようにしたるから」
涙を浮かべて拒絶する仁人の首筋に、太智は牙を立てるように深く噛みついた。
鋭い痛みに仁人が背中を跳ね上げる。
仁「い”っ、……!!」
何で、どうして…ついこの前までこんな風に迫ってきたりしなかったのに。
怖い、逃げたい、助けて。
仁人の頭の中は言えようのない恐怖で支配されていた。
そんな中、太智がほんの一瞬仁人に背を向けた隙だった。
押さえつけられていた手が緩んだその隙に、仁人は乱された衣服を必死に手で押さえ、ドアのロックを解除して震える足でロケバスを飛び出した。
スタッフの目を盗んで逃げ込んだ、薄暗いロケ地の非常階段の踊り場で、待ち構えていたかのように舜太に腕を掴まれる。
そのままガツンとコンクリートの壁に押し付けられた。
一体何が起きているのかと混乱していた矢先、気付けば唇に生温かい感触。
仁「っ……ん、んぅ!?」
唐突な出来事で頭が追いつかない。無理矢理塞がれた唇から、仁人の苦しげな吐息が漏れる。
息をしようと口を僅かに開いたその隙に、舜太の舌がぬるりと入り込んだ。
その感触に仁人はビクッと肩を跳ねさせる。
舜太のキスは優しさなど微塵もない、必死に縋り付くような、それでいて舌で口内を蹂躙し尽くすような激しさだった。
仁「舜太……っ、!はな、せっ……!」
涙目になりながら必死に拒絶する仁人。
しかし舜太はその大きな両掌で、仁人の両手首を無慈悲に壁へと縫い付けた。
見上げる舜太の瞳はいつもと違って酷く潤んでいて、今にも涙が零れ落ちそうなほどに歪んでいる。
舜「なんで……なんで俺じゃあかんの……?」
掠れた声は、泣き出しそうなほど切ない。
それなのに仁人を拘束する腕の力は恐怖を覚えるほどに強かった。
舜「太ちゃんにそんなことされて……今も勇ちゃんの所に行こうとしてるんやろ? わかるよ、仁ちゃんが誰を見てるかくらい。ずっと見てきたもん……。なぁ、お願いやから俺を見てよ。誰よりも仁ちゃんのこと大切にする。誰にも渡したくない……っ」
感情を爆発させながら、舜太は拒絶する仁人の首筋へと顔を埋めた。
首筋から鎖骨にかけて、わざと消えないような赤黒い花を咲かせる。
痛みを伴うほどに、必死に吸い付いて刻みつけるキスマーク。
仁「ッ、んっ……!やめ、舜太、痛い……!」
舜「痛くしてごめん……でも、こうでもせんと仁ちゃん、俺とのこと忘れるやろ? これで皆にも、勇ちゃんにも見せつけられる。仁ちゃんは俺のものやって……!」
荒々しい呼吸のまま、どこか恍惚とした表情を浮かべた舜太が一瞬だけ力を緩めた、その瞬間。
仁人は必死にその腕を振りほどき、階段を転げるように駆け下りた。
ボロボロになった心と身体を引きずりながら、仁人は建物の裏手にある人気の無い通路の陰に入る。
その時だった。
背後から冷ややかな声が鼓膜を刺す。
カシャ、と無機質な電子音が静かな空間に響き渡った。
柔「酷い顔…好き勝手されたの?」
いつの間にか立っていた柔太朗が、その手に持つスマートフォンを仁人に向け、画面を見せてくる。
そこには涙で目を濡らし、他の男たちの痕跡を全身に刻まれて乱れたリーダーの姿が映し出されていた。
仁「柔、太朗……お前、何、して……」
柔「これ、勇ちゃんに送ったらどうなるかな? 仁ちゃんが他の男にめちゃくちゃにされて泣いてる写真。」
仁「やめ、ろ……頼むから、それだけは、…」
柔「じゃあ、俺の言うこと聞けるよね?……大丈夫、もっと気持ち良くしてあげるから」
柔太朗は静かに微笑みながら、仁人の首元や胸元に無数に残る、痛々しい噛み傷と赤黒い痕跡を冷たい指先でなぞった。仁人は恐怖でゾクッと身体を大きく震わせる。
柔「俺、仁ちゃんのことなら何でも分かるって言ったよね。今、誰のところに行こうとしてるかも。」
仁「っ…」
柔「仁ちゃん俺の言うこと聞けるよね?今すぐここで、俺を満足させてよ」
柔太朗は静かに微笑みながら、自らのスラックスのファスナーを下ろし、熱を帯びた自身を露出させた。
仁人はその圧倒的な光景に、恐怖で息を呑む。
柔「ほら、早く。……それとも、本当にこの写真、勇ちゃんに送っちゃっても良いの?」
仁「っ……、う、そだろ……」
拒絶すれば全てが終わる。
逃げ場を失った仁人はカタカタと小さく身体を震わせながら、ゆっくりと柔太朗の前に跪くしかなかった。瞳に涙を溜めては恐る恐るその熱を口内へと迎え入れる。
仁「んぐっ……ん、む…ッ…」
柔「ン……そう、そのまま…」
柔太朗は冷徹な美貌に愉悦の笑みを浮かべ、仁人の柔らかな髪をサラリと撫でたかと思えば、すぐさま強引に頭を前後に揺らした。
容赦なく喉の奥を突かれる苦しさに、仁人の目から大粒の涙が零れ落ちる。
仁「ん”ぶ、っ…ぅ”…ッ!! ……ッ、っ、……っ、んぐぅ”…ッ!!」
溢れる唾液と涙で顔を濡らしながら、リーダーとしてのプライドも理性もズタズタにされ、ただ柔太朗に奉仕させられる背徳的な快感に仁人の身体は熱く狂わされていった。
柔「仁、ちゃん…っ…」
柔太朗が小さく息を吐き出し、ぶるりと身を震わせては仁人の口内にその熱を容赦無く吐き出した。
仁「ん”ん、ぐぅ”…〜ッ…!!!」
ボタボタと飲み込みきれない白濁が仁人の顎を伝って溢れ落ちる。
その直後だった。
遠くからスタッフが柔太朗の名前を呼ぶ声が響いた。
柔太朗がほんの一瞬だけ視線を外した。
仁人はずるりと口内からその熱を引き抜き、口元を袖で拭いながら残された最後の力を振り絞り、柔太朗の手をすり抜けて猛然と走り出した。
スタッフや他のメンバーに見つからないよう、衣服の乱れを手で隠し、涙を滲ませながらロケ地の敷地内を疾走する。
仁(太智も舜太も柔太朗もおかしいだろ…!
確かに皆俺に好きだって伝えてくれてた、でもだからってあんな風に強引にしてくるなんて…
こんなの、こんなの…嫌だ…っ…)
そんな思いを抱えつつ、鼻を啜り上げながら仁人が目指すのは今回の大型撮影で勇斗だけに特別に用意されている個人待機室。
あそこなら、あそこに行けば勇斗が助けてくれる。
そしてやっとの思いで目当ての部屋へと辿り着けば、ガタガタと震える手で勇斗の待機室のドアを開け、中に滑り込むようにして飛び込んだ。
第二章 fin
#さのじん
さぬ
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