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悠とあんなことをしてしまった翌朝。
腰に激痛を感じ飛び起きる。
服は…!着てる。
悠は……いない。帰ったみたいだ。
昨日のことを思い出しカーっと顔が熱くなる。
大きな手で優しく少し強引に全身を開かれ、少し苦しいくらいぎゅっと抱きしめられた感覚が蘇る。
最後にイった後、そのまま気を失うように眠ってしまったけど…… 身体は綺麗な状態でベッドに寝ていた。
悠が片付けたのか……って、
「おれ、悠とあんなこと……っ」
もしかして、とんでもないことをしてしまったんじゃないか?
何より、嫌悪感が無かったのが問題だ、なんなら、もっと触れて欲しいような。
きゅんっ、と奥が疼いた気がして慌てて頭を掻きむしる。
うそだ、…うそだうそだ!
大嫌いなやつ相手でも興奮するなんて、
俺ってインランだったのか……?!
気を紛らわすためスマホに手を伸ばそうとすると、ガチャ、と玄関のドアが開く音がした。
驚いて目を向けると、あくびをしながら入ってくる悠。
「?!」
「あ、起きた?はよー」
どうやらコンビニに行っていたらしい。なんでもない顔でビニール袋を広げて、買ってきたものをガサゴソしている。
そりゃ、そうか。
こいつめちゃくちゃ遊びまくってるって言ってたし、こんなのどうってことないんだろう。
ふと、「彼氏とキスもえっちも経験済み」と見栄をはった昨日の自分を思い出し、さらに最悪な気分になる。
「お前昨日最後意識ぶっ飛んでたけど 大丈夫か?今日は無理すんなよ」
悠はそう言ってペットボトルのジュースを差し出す。俺の好きなメーカーのやつ…
「ありがと……」
よそよそしくならないよう、受け取り一口飲む。 悠は気にしていない様子で、床に座ってベッドにもたれながらスマホをいじっている。
綺麗になったのは身体だけかと思っていたが、俺の着ている服も、ベッドのシーツも変えられていることに気づく。
そういえばさっきから、洗濯機が回っている。
横になり、悠の背中を恨めしく見つめる。
綺麗に片付けたり、コンビニでジュース買ってきたり。 他のやつとする時のルーティーンなんだろうか。
お前にとってはなんてことないだろうけど、おれ、昨日初めてだったんだぞ。
げしっと悠の背中を蹴ってみる。
「いてっ、何すんだよ」
「……さぁ」
なんだか気に食わなくて、心がモヤモヤする。
悠は不思議そうに俺を見た後、にやっと笑う。
「なに、気絶するほど気持ちよかったんだろ」
「はぁ?!違うし」
慌てて否定する。
「そうなの?気持ちよさそ〜に喘いでたけど」
「うるさい…!!」
……ただ、気持ちよかったのは事実だ。
正直、初めてなのにめちゃくちゃ気持ちよくてどうにかなりそうだった。
……
………
もう一度味わいたい。って、言えるわけない…!!
悠に言うのか?またして欲しいって。無理すぎる!! でもそれを叶えてくれるのは、こいつしかいない……。
「お前がっ、へんな触り方するから、」
「はいはい、すみませんね〜もうしな
「っここ !お前が好き勝手やって…へん、だから、」
おしりのことを言っていると気づいた悠。少し焦った様子。
「まじ、?痛い…?」
正直なかは全然痛くない。むしろ、悠が喋るたびにきゅんと疼いてる感覚すらある。
触って欲しい、けど言ない。
何て言えばいい…なんて言えば……。
「痛くない…けど……へんだから。か、確認…しろ、責任とって」
「……っぶ、はは!」
「っ、……」
「お前さ〜触って欲しいなら素直に言えよ、面白すぎだろ」
まる。
「……〜っ」
「癖になっちゃった?そんなによかったんだ?」
ぐいっと抱き寄せられる。拍子に痛む腰。
「まっ……!て、しぬ…腰痛い」
「ぷっ、まじで?無理させすぎちゃったな〜」
おかしそうに笑いながら優しく背中をさすられる。
「無理すんなよじいさん」
「じ…!お前より年下…!」
「はいはい…今日は入れんのなしね、」
俺の身体を気遣ってだろうか。意外な言葉に思わず悠を見上げる。
「残念そうな顔すんな、エロガキ」
コツンっとおでこにデコピンされる。
「いてっ、何す……っん…ふ、」
すぐに塞がれる口。優しく、徐々に深くなるキスに全身の力が抜ける。コテン、と優しくベッドに寝かされる。
悠が覆い被さり、ギシっとベッドの軋む音が響く。
「いれねぇけど……しよっか、確認」