オリ主(女)出てきます。
モブもたまーに出てきます。
流血表現あります。
捏造と妄想の産物です。
小説初心者の書く駄文ですので、暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。
以上の事項を踏まえた上でそれでも大丈夫だよ〜って方だけこの先にお進み下さい。
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私が蘭ちゃんたちと初めて会ったのは、中学3年生の頃だった。
母は私を産んですぐに他界。父は借金だけ残して消えてった。そんな最悪な家庭環境だった私だが持ち前の何とかなるさの考え方でみんなが行きたい高校の話で盛り上がっている中、中3でもできる仕事を一生懸命探していた。
が、当然中学生でも働けるホワイトな仕事などなく仕方がなく一般ピーポーの道から外れて体でも売ろうかなと考え始めていた時だった。
家賃滞納していてもギリギリ住めていたアパートの大家さんから『家賃払えないなら、可哀想だけど出てって欲しいの』宣告。
まぁ、当たり前だよね。大家さんも仕事だしね。これで金なし、家なしの一文無しになってしまった。
はぁと溜息をつきながら途方もなく横浜繁華街の路地裏をとぼとぼ歩いているといきなり目の前にふたつの人影が現れた。
?「お嬢ちゃん、こんなところで何してるの?」
?「兄貴なんか、オヤジくさい」
?「え〜、まじぃ?」
?「うん、ちょっと」
『えーっと誰?』
いや、マジで誰?
竜胆「あぁ俺は灰谷竜胆。こっちは兄貴の灰谷蘭。」
蘭「お嬢ちゃんは?」
『あ、暁桜(あかつきさくら)です。歳は15歳で、家なし金なしの中学三年生です。』
蘭「え?桜俺らとそんな歳変わんねぇのに、家ねぇの!?」
デリカシーねぇなこいつ
竜胆「ちょっと兄ちゃん」
おっ、弟の方は常識人か。てか、今更だけどこの2人の髪色やばいな。
竜胆「てか、そんな個人情報ペラペラ喋っちゃっていいのか?」
『別にもう全部失っちゃってるんで、なんでもいいっす』
竜胆「お、おぅ」
蘭「あ、桜家ねぇなら俺らん家来る?」
竜胆「おい、兄貴『え!?良いんですか?まじですか?行かせてください!お願いします!』
竜胆「桜、いくら家がないからとはいえそんなホイホイついて行くのはどうなんだよw」
『いや、私顔だけは両親に似てよかったんでパパ活でもして住む場所探そうかなって考えてたとこだったんで。こんな簡単に見つかるならもう、なんだっていいんですよ。』
竜胆「そ、そうか」
蘭「てか、桜ぁ。俺らのこと名前で呼んでよ、あとタメ口。そんな歳も変わんねぇんだからさ」
『ていうか、あなたたちって何歳なんですか?』
2人「17さい」
もっと年上かと思ってた。大人っぽいなぁ。
『2個上の人にタメ口はちょっと…』
蘭「それが、家に住むための条件。」
『なんて呼べばいいの?』
竜胆「いや、チョロ」
いや、こちとら衣食住の住がかかってるんで。なんてあたまのなかで反論しておく。
蘭「ん〜、蘭ちゃんと竜ちゃんとか?」
『よし来た、蘭ちゃん、竜ちゃん。』
竜胆「よし来たww」
何笑ってんねん。こっちは必死なんですわ。
『ていうか、親御さんとかいいの?』
蘭「いいよいいよ」
竜胆「うちの親、基本緩くて自由だから。」
それもう自由の域越えてね?
蘭「と言うことで、早速家行こ!」
『うん!』
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家に帰ろう。そう言われて連れてこられた場所は物理的に高くて、家賃も高そうなキラキラしたタワマンだった。
『ん?』
蘭「ん?」
竜胆「どうした桜?」
『いや、ここは?』
蘭「え?家」
平然とそう答える蘭ちゃんと後ろで何言ってんだ?って顔の竜ちゃん。え?私がおかしいのかな?今まで住んでたのが結構古めのアパートだからこんなに混乱してんのかな?違うよね?これどう見ても一般ピーポーが住めるレベルの住居じゃない。
『これ本当に私みたいなのが入っても大丈夫な建物?』
竜胆「え?うん」
蘭「親父たち喜ぶんじゃない?娘が出来たって」
『あ、そう?』
2人「うん」
蘭「そんなことより、早く入ろー」
『う、うん』
いざ、入るってなると緊張するなぁ。蘭ちゃん、竜ちゃんは大丈夫って言ってるけどご両親がなんて言うか。
竜胆「桜?着いたぞ」
『あ、うん』
蘭「ただいまぁー」
竜胆「ただいま」
え、ちょまだ心の準備が…
灰谷母「おかえりぃ〜って…」
しばらく続く沈黙。え?気まず、とりあえずなんか言った方がいいのかな。
『あ、あの((灰谷母「パパ〜!蘭ちゃんと竜ちゃんが女の子連れてきたぁー」
『…え?』
蘭「な?大丈夫って言っただろ?」
確かに、確かに大丈夫って言ってたけども…
灰谷パパ「え?女の子!?緊急事態だ。今すぐ家族会議を開こう。」
こんなwonderfulな人たちとは聞いてない。
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