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コメント
5件
んふふ、年末に素敵な作品が見れて幸せです🙂↕️🩷 まず浮気した最初の男何許しません( 屑さの表現?が凄く好き、浮気してるって分かってて付き合うのって凄くきついんだろうなと思う 女の子が連絡する時のツンデレ加減大好き そして男の子視点に移る流れが綺麗すぎる!! 表情筋が仕事を始める、とか素晴らしい語彙力分けて🥺 返信してる時の描写全部良いっ 次こそ2人が幸せになるのを願ってる🙌🏻︎💕

ちゃんとお伝えできなかったのですが 私は2025年12月31日をもちまして 終わりにさせてもらいます‼️ たくさん作品読んでくれて有難う御座いましたっ 此の作品は茱萸の方の短篇集で書いたリメイク兼後日談?となってます ぜひ覗いてみてね 皆様よいお年を💐
アイツに 私彼氏ができた って報告したのはちょうど一年前くらいだったかなあのカフェのくすぐったい珈琲の香りと、えあの時のキラキラした宝石のような瞳しか覚えてないや
それから失恋したら貰ってくれるって話もあったなあ
今彼氏が目の前にいる筈なのに、思い出すのは、想いを馳せるのはいつもアイツ。
今の彼氏に浮気されて悔しいよりも今もあの言葉は有効かなって
ただそれだけが小さい脳を支配する。
一応今日のクリスマスまで恋人として頑張ってみたけれどやっぱり私はアイツじゃなきゃ駄目かもしれない。
「ごめん、別れたい」
白い息を吐くように呟いた。
それはあまりにか細い声で聞かれたくはなかったのに、貴方は聞き返した。
そして最後まで寄り添う彼氏を演じてた。
ほんの少し口角がつり上がって頬が緩んで解放されたような顔に気がついたのは
一年もしていないのに一緒に居すぎた所為だ。
私も確かに解放された気はするのだけれど、浮気されてそんな相手にそう思われると腹の奥からぐつぐつと苛立ちが込み上げる。
殆ど怒りに言葉を任せて発した
「いい加減別れよう、お互いの為にもさ」
貴方の浮気に気付いてるよ なんて直接的な言葉を言えるほど強くはない。強がりではあるけれど。
別れ話は初めてだったのに別れるのは一瞬だった。
お互いに潮時は分かっていたのだろう
私がそれを切り出しただけ。ただそれだけ。
付き合い始めから今まで、この人と別れることに対して別れたらどうしようとかそんなずっと未練はない。
泣きたいなんてそんなこと微塵も思っていない
自分の家路に辿る途中、私失恋したんだけど話聞いてくれない? と淡い期待を持たせるようなメッセージを送信した。
つくづく狡い人間だと思う。
まだあるかも分からない好きを良いように使うとかあの男の次くらいには最低だ
自宅に帰ってポケットに入れていた情報端末機器から通知が来たことを確認して
慣れた手つきで開く。
そこには変わらずお茶られた言葉が一つ、
胸を高鳴らせた言葉がもう一つ並んでいた
私はもう別れたことなんて忘れて
というか付き合ってた頃なんて振り返らず次の予定を立てようと思考を巡らせる。
男好きとかなんとか言われても私はもうどうだっていいの。
もう一度貴方に会えたらなんて思っているから。
だから次は今ある幸せに今度は気づけますように
幸せになったであろう友人から久しぶりに連絡が来た
最近で言うと あけおめ と はぴば 以来だろうか。
なんて想いながらアプリケーションを起動させる。
メッセージの内容は未だ知れていない。
もう一年もしたら結婚の話は出てくるのだろうか
祝福しなければならない連絡だったらだいぶ億劫だな
珍しく起動に時間がかかってその間自分の思考は無意識のうちに悪い方へと進む。
でも現実は常に良くも悪くもそうではないらしい
私失恋したんだけど話聞いてくれない?
20字弱に詰まったツンデレが俺の昔の恋心を彷彿とさせる。
思わず表情筋が仕事を始める。
今画面を暗くしたら気持ち悪い自分が映っていることはわかっている。
少し手がるんるんしながら返信をした。
どうしようかな
ちなみにそれは期待していいやつ?笑
文章は可笑しくないだろうか。
不自然ではないだろうか。
アイツから見ていつもの俺らしいだろうか。
ほんの少しでも気持ちは伝わるだろうか。
1年前の感覚が蘇ってくる
今度はアイツの隣は俺でいれるかな
鼻腔をくすぐる珈琲の香り
ただただ懐かしくて心が躍る。
アイツはもう先に着いているらしい
好きな人を待たせて男らしくない とか言われたらどうしようか
「久しぶり」
端的な言葉
それでもずっと前から感じる心地良さ
前よりずっと綺麗になっている。その理由が元彼だとしたら悔しくてどうにかなりそうだ
「元気してた?」
見れば元気なのは分かっている。
でもなんだか独りでにそわそわしてテンプレートな言葉しか出てこない
天気いいね よりはマシであってほしい
「ずっと元気だよ。
でも浮気されちゃったんだ。だからアンタに慰めてもらおうと思って」
もう本人の中では気持ちの整理がついているのか、微笑を含んで発せられた。
言い方の割に残酷すぎてはいないか
「それはご愁傷さま。
やっぱり俺しかいないね」
いつも通りなんでも笑い話になるように、皮肉交じりに好きを伝える
違う。俺が言いたいのはこんな回りくどいことじゃない。
俺が伝えたいのは、
「好きだよ。ずっと。
だから前のことなんて忘れて俺と付き合おう」
まるでこの言葉を待っていたかのようにコイツは笑った。
俺は視線の行き場を無くして珈琲を一口含もうと思ったけどやめた
それからのことは舞い上がりすぎて正直覚えていない。
君の口から紡がれたそれが幸せを呼んだ
その後すぐ店を出て手を繋いだところからやっと記憶が戻ってくる
2人でクリスマス前から2月頃まで装飾された街を見に行こうという話になった。
途中で彼女を呼ぶ男の声がしたけれど手を繋いだまま走った
気がつけば目の前は眩しくて握った手の温かさをじんわりと感じる
目の前のそれはまるで宝石のようで
それを見惚れる君に俺は見惚れた
その宝石全部君に差し出したいとただ思った
ふたり占めだね なんて言って幸せにしてやりたい
ずっと君は俺の物でいて欲しいとただ願った
此の命尽きる迄、生涯隣にいて欲しい
俺は宝石は要らないけれど君の為なら幾らでも盗ってくるよ
眩い君の目がいつの日か宝石のようになるまで
スーパーヒーローにも王子様にもなれないけれど、
いつでもいくらでも君を攫う怪盗だから