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桃紫 さく🌸
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あい
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saku
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7月5日の朝。窓から差し込む強い日差しで、佐久間大介は目を覚ました。
「よし、今日も気合い入れていくかっ!」
ベッドから跳ね起き、お気に入りのTシャツに着替える。今日は彼の誕生日だ。スマホを開くと、メンバーや友人、そしてファンからの温かいお祝いメッセージで画面が埋め尽くされている。それらを一つひとつ嬉しそうに眺めながら、彼は自然と笑顔になっていた。
今日は特別な日。だけど、特別なサプライズなんていらない。ただみんなといつも通りに過ごせることが、彼にとっては一番のプレゼントだった。
昼過ぎ、仕事現場の楽屋に入ると、すでに集まっていたメンバーたちが一斉に声を張り上げた。
「さっくん、誕生日おめでとう!」
「ありがとおお!みんな大好き!」
佐久間は全身で喜びを表現しながら、メンバーの元へ駆け寄る。
あべちゃんが、
「はい。これ、誕生日プレゼント。」
と言って、箱を渡してくれた。
そこには、前に欲しいと言っていたアクセサリーが。
メンバーの一人が優しく笑う。
「これこれ!マジでセンス最高!写真撮っていい!?」
カメラを構える佐久間を囲み、みんなでピースサインを作る。賑やかで、騒がしくて、どこまでも愛に溢れた、いつも通りの大好きな空間がそこにあった。
楽屋でのささやかなお祝いのあと、佐久間は1人、窓の外を眺めながら一息ついていた。
「こうやって毎年、みんなに『おめでとう』って言ってもらえるのって、本当に幸せなことだな……」
彼は知っている。自分がアイドルとして全力で笑顔を届けることで、誰かの日常が少しだけ明るくなることを。そして同時に、周りの人々やファンからのたくさんの声援が、自分を動かす一番のエネルギーになっていることを。
誕生日という日は、自分が主役になる日であると同時に、支えてくれる全ての人へ「生まれてきてくれて、出会ってくれてありがとう」と、心の中で感謝を伝える日でもあった。
夕方からの仕事も、佐久間はいつも以上のハイテンションとプロフェッショナルなパフォーマンスで駆け抜けた。
全てのスケジュールを終え、帰り道に夜空を見上げる。
「よし、この1年も、もっとみんなを笑顔にするぞ!」
サプライズのような劇的な展開はなくても、確かな絆とたくさんの優しさに包まれた、最高の誕生日の1日が暮れていく。佐久間大介の、新しく、そして最高に輝かしい1年が、今また始まった。
コメント
1件
ああ、めっちゃほっこりした……! 佐久間くんの誕生日、サプライズいらずで「いつも通り」が一番の幸せって価値観がもう、尊すぎるわ。メンバーからのプレゼントに写真撮影、そして一人で窓の外見ながら感謝を噛みしめるシーン、そこでグッときた。「生まれてきてくれてありがとう」って言葉が、アイドルとファンの関係をちゃんと捉えてて沁みたよ。派手な展開じゃないけど確かな絆が描かれてて、読後感がすごく優しかった。まこさん、こういう日常の温かさを切り取るの上手すぎるわ!🔥