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マフィア短編集

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マフィア短編集

3 - 「尊死作戦・後日反省会」「尊死作戦・後日反省会」

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8

2025年08月14日

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「尊死作戦・後日反省会」





港の倉庫は、敵の気絶した山で埋まっていた。

呻き声もほとんどなく、静寂。


そして、見張りを片付け終えた6人が集まる。


ないこ(腕組み)

「……というわけで、任務完了やな。」


りうら(銃をカチャ)

「完璧だったわね♡」


いふ(扇パタンパタンしながら)

「完璧やないわアホ!敵全員尊死やぞ!!」


ほとけ(ダガーナイフを拭きながらため息)

「ほんとに。私たち、戦闘班でしょ……?何してたのよ。」


初兎(PC閉じて机ドン!関西弁)

「戦闘ちゃうわ、恋愛バトルやったやんけ今日!!!」


悠佑(医療バッグ抱えつつ苦笑い)

「せやけど怪我人ゼロ。死者ゼロ。最善の結果や。」


全員「いやそうやけど!!!!」


敵たち、地面でビクビク震えてる。


敵A(泣きそうな声)

「もう撃たないでください……イチャイチャしないでください……」


敵B(ガタガタ震える)

「なんでマフィアに恋愛力で負けるんだ俺たち……」


ないこ(ニヤリ)

「教育しとこ。これが俺らの流儀やって。」


りうら

「敵さんも幸せそうに気絶してたしね♡」


いふ(関西弁でツッコミ)

「どんな勝利条件やねん!!!」


ほとけ(クールに髪をかき上げる)

「もう作戦会議しましょう。反省点多すぎ。」


全員、廃材コンテナを椅子にして円卓会議みたいに座る。

真顔。


初兎(ホワイトボード設置。関西弁)

「ええか、まず今日の失敗点な。」


悠佑

「失敗か?敵全滅したやん。」


初兎

「尊死や!!!」


悠佑

「殺してへんやん。むしろ平和的。」


ほとけ(ペンを持ってメモ)

「『尊死はやりすぎ』っと。」


いふ(目を逸らしながら)

「ウチとほとけはそんなイチャイチャしとらんかったやろ。」


ほとけ(ジト目)

「アンタが顔近づけるからでしょ。」


いふ

「守るためや!!!」


ほとけ

「……うるさい。」


ないこ(ニヤニヤ)

「尊いな。」


りうら(すかさず)

「尊い♡」


敵たち「うぅ……(耳塞ぐ)」


初兎(即座に怒鳴る)

「おいおい!!会議中に尊死さすな!!!!!」


悠佑

「俺らは大丈夫やんな、初兎?」


初兎(真っ赤)

「なんやその目は!!!」


悠佑(関西弁でクソ真顔)

「初兎可愛いわ。」


敵たち「うわあああああああ!!!!」

再度気絶。


いふ(天を仰ぐ)

「もうアカンてこれ。」


ほとけ(頭を抱えつつ)

「ほんとに…作戦会議にならない…。」


りうら

「でもさ、敵を倒さず無力化できるのは強いよね。」


ないこ

「せやな。脅威度Sや。」


初兎

「どんな脅威やねん!!!『尊さSランク』とか報告書に書けるか!!!!」


悠佑(しれっとメモを取り出す)

「尊さSランク、っと。」


初兎

「やめろや!!!」


ほとけ

「じゃあ今後の作戦方針決めましょう。イチャイチャ禁止。」


いふ

「せやな。それで敵も油断せんやろ。」


りうら(真顔で手を上げる)

「反対です。」


ないこ(ニコッ)

「俺も。」


初兎

「お前らのせいや!!!!」


悠佑(ポワポワ笑顔)

「うちは……いいと思うけどなあ。」


初兎(即座に机ドン!)

「お前も黙れや!!!!」


敵たち、もう痙攣しながら起き上がることもできない。


敵C(かすれ声)

「お願いです……もう……幸せにしてください……」


全員

「終わったな。」


りうら(満足げ)

「次もこの作戦でいきましょ♡」


ないこ(頷く)

「異議なし。」


いふ、ほとけ、初兎、悠佑

「異議しかねえわ!!!!!!」


港の夜風が吹き抜ける中、

マフィア最強チームは今日も大爆笑のまま帰還していった。









「尊死作戦・帰り道編」




港の倉庫を後にした6人は、人気のない埠頭沿いを歩いていた。


夜風は涼しく、月が水面を照らす。

さっきまで敵を尊死させてたとは思えない、穏やかな夜。


いふ(短刀を肩にかけて関西弁)

「ほれ、全員聞けや。さっきの会議、覚えとるな。」


ほとけ(ダガーナイフをクルクル回しつつため息)

「“イチャイチャ禁止”で決まったわよね。」


初兎(PCを抱え直して関西弁)

「せや、もう尊死は勘弁や。敵がPTSDなるわ。」


悠佑(医療バッグを肩にかけて関西弁)

「俺も蘇生大変やしなぁ。心臓マッサージで腰いわすわ。」


りうら(腕組みしてドヤ顔)

「わかったわよ、わかったって。イチャイチャ禁止ね。」


ないこ(肩をすくめて)

「了解や。」


ほとけ

「……ほんとに?」


いふ(ジト目)

「信用ならんわ。」


その頃。


数百メートル離れた倉庫の影。

ボロボロの敵残党が双眼鏡で監視していた。


敵A(ガタガタ震え声)

「く、来るなよ…もう尊死はごめんだ…」


敵B(涙目)

「でも見張らないと…上からの命令だし…」


敵C(双眼鏡越しにゴクリ)

「静かに歩いてるな…今のとこイチャイチャなし…」


歩道を歩く6人。

静寂。


ないこ

「りうら、疲れてない?」


りうら(即答で微笑み)

「うん、大丈夫♡」


敵たち

「うわああああああ!!!!!」


いふ(ブチギレ関西弁)

「お前ら一秒で崩壊しとるやないか!!!」


ほとけ(頭抱え)

「お願いだから真顔で甘い声出さないで!!」


初兎(PCを盾にしながら関西弁)

「心臓に悪いわ!!!!」


悠佑(冷静に)

「俺は大丈夫や。初兎おるしな。」


初兎(真っ赤)

「誰がセーフティや!!!!」


敵たち

「や、やめろ……あの関西弁コンビも甘いぞ……」


悠佑

「ほれ、初兎。お前荷物重そうや、持ったるわ。」


初兎(即赤面)

「い、いらん言うとるやろ!!!!」


悠佑

「可愛いなぁ。」


敵たち

「ぎゃああああああああ!!!!」

ドサドサドサ…


いふ(額押さえる)

「あーもう!!また倒れてもうたやん!!」


ほとけ

「ほんとに敵が可哀想…。」


りうら

「だって、好きなもんは好きだし♡」


ないこ(小声で)

「そやな、俺もお前大好きや。」


りうら(頬染めて)

「やだ、今敵いるのに…♡」


敵たち(地面を這いながら)

「尊い……尊い……ッ!!」

「息ができない……尊さで……!!」


初兎(顔真っ赤で叫ぶ)

「お前ら、やめろ言うてるやろ!!!!!」


悠佑(肩を抱いて落ち着かせる)

「初兎、深呼吸せえ。可愛い顔が台無しや。」


初兎

「……っうるさい!!」


敵たち

「ふぁぁぁぁ……(気絶)」


いふ(扇で風を送って敵を煽る)

「お前ら根性ないんか!」


ほとけ(冷静に分析)

「根性の問題じゃないわ。愛の暴力よ。」


ないこ

「つまりうちら最強やな。」


りうら

「そういうこと♡」


初兎

「最悪や…世界最強の尊死兵器部隊や…」


悠佑

「せやけど、敵ゼロやで?死人なし。平和やん。」


ほとけ(白目でメモしながら)

「作戦名:愛の制圧。」


いふ(ため息)

「これ上に報告できへんわ。」


敵の残党、薄目を開けて最後に呟く。

「もう…俺たち…恋愛禁止区域行きます……」


バタン。


6人、静かに歩き出す。


ないこ

「……ほな、メシ行くか。」


りうら

「うん♡ないこのオススメで。」


いふ

「おいほらまたや!!!」


ほとけ

「また敵が蘇生して気絶する!!」


初兎

「帰ろ!!!はよ帰ろ!!!!!」


悠佑(にこにこ)

「せやな。初兎、はよ手繋ご。」


初兎

「やめろおおおお!!!!」


敵たち

「尊いぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」


全滅。


夜風が冷たく吹き抜ける港町で、

マフィア最強の尊死部隊は今日も平和を守った(?)のであった。




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コメント

2

ユーザー

カオスでメチャ好きだわ...w

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