テラーノベル
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予定通りの時間に電車がきた。
人はそこそこ。まぁギリ座れるのかな?くらい。
まぁ、私は立ちますけどね!
ピチピチのJKだからねっ!
なんて思いながら電車の中を眺める。
当然、自分と同じ高校の制服の人もいる。
今日は昼から何しようかな〜。
宿泊学習の買い出しにでも行こうかなあ。
あーでも一旦昼ごはんかなぁ。
お母さんは今家いないしなー。
どうしよ。
家に帰っても何もないことに気づき、大きな駅ビルに行ってみようと思い立つ。
反対車線の電車に乗って、目的の駅へ向かう。
少し電車に揺られて、そこに着いた。
知らない駅。
こういうのもたまにはいいよね。
楽しいし。
たくさんの店が立ち並ぶ駅ビル。
入学式を終えたばかりであろう学生や、その保護者で賑わっていた。
だからこそ…
男「あのー、すいません。今いいすか?」
え、ナンパ?
NANPA?
おー!初ナンパ!
は「よくないですね」
男「え、でも1人じゃないすか?」
は「あー待ち合わせ、してるんで」
男「じゃあそれまでの間、遊ばないすか?どうすか?」
は「あー嫌ですね」
なかなかしつこい。
ちょっとうざいかも。
男「いいじゃん、どうせ暇なんでしょ?」
うるせえ暇って決めつけるんじゃねえ。
でもどうしよう。待ち合わせなんてしてないし、そんな人誰もこない。
は「嫌ですって」
腕を掴まれそうになったそのとき。
?「…お待たせ」
少し、高い綺麗な声。
誰?
男「チッツレきたのかよ」
え、去り際のセリフダッサ!!!!
そんなことより…
助けてくれた人の方に向きなおしてお礼を言う。
は「ありがとうございました、よく待ち合わせしてるってわかりましたね」
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