テラーノベル
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?「…….たまたま」
え、なんかちょい無愛想?
綺麗な深緑の瞳。長いまつ毛。
髪の毛もふわふわサラサラで。
ん?なんかこれ今日同じことどこかで思ったな。
でもこの人、すごい顔整ってる。
なんだっけ?どこで思ったんだっけ?
?「….じゃ」
は「あ、まっ、まって」
お礼くらいしないと、人間として…
?「…なに」
えっこの無愛想な声、聞いたことある。
しかも今日、教室で。
は「すず、かぜ…くん?」
凛「そうだけど…なに」
彼は変わらない表情で私を見下ろす。
は「あの、なんで…女嫌いなはずじゃ、なんでそんな人が助けてくれたの、ですか?」
緊張して変な敬語になっちったよおい。
凛「……」
は「あの…」
凛「…確かに女は嫌い。でもクラスメイト見捨てるようなやつにもなりたくない..」
えー!!!!!聞きました!?奥さん!!!
あの!!!!女嫌いの!!!!涼風凛さんが!!!!!!!!
いっけめんすぎない!?!?感動。大感動。
は「それで、あの、なんで眼鏡…」
凛「…お前には関係ない…」
そう言って彼は行ってしまった。
それにしても、彼の家、こんな駅ビル周辺にあるのだろうか?
しばらく、その場から動けないでいた。