kyo×md
・鬱病表現
・同棲設定
・どりみーは見やすいように平仮名
md「……はぁ、」
何故自分はこんなに何も出来ないのだろうか。
人が苦手で、挨拶も会話も出来なくて、トーク力があるわけでも運営の役に立てるわけでも無い。クソみどりとして笑いはとるが所詮はらっでぃ達がいないと何も出来ない。少し前までストーカー被害にも悩まされていた。
md「……しにたい、」
ky「どりみ〜?聞こえたぞ。無理しとるんとちゃうか」
md「きょー、さ」
ky「ほら、ハグ。どりみーおいで」
md「……ん、」
恋人のきょーさんの元に包まれにいく。きょーさんは優しくてカッコよくてトーク力もあるし他の実況者とも仲良く出来る俺とは真反対の人。
きょーさんと自分を比較してしまう事はあるがそれ以上に俺を慰めてくれるきょーさんが大好きだった。
ky「どーしたん?アンチでも見た?」
md「……………」
ky「ま、元気が出たら話せや」
md「……ん」
タバコの匂いを纏ったきょーさんに抱きしめられると安心する。
最近ではタバコの匂いだけでも安心するようになった。
俺は数ヶ月前、きょーさんと一緒に精神科のお世話になった。
診断結果は重度の鬱病。きょーさんは俺をよく気にしてくれるようになった。
俺が少しマイナスになってる時は「仕事だから」と言って配信を中止してくれたり仕事場から早退して来てくれる
そんなきょーさんが大好きで俺はもはやきょーさんしか信じられなくなっていた。
ky「また今度さ、どりみーの誕生日やねんけど…どっか行きたい?二人で過ごす?」
md「……どっか、いく?」
ky「どりみーがそれでええなら。どりみーの誕生日やからな」
md「きょーさんとならどこでも良い」
きょーさんの手を握りながらそういうときょーさんは大きな手で俺の頭を撫でてくれた。
ky「じゃあ何食べたいかだけ教えといてや。あとは当日のお楽しみ」
md「…パスタ」
ky「パスタな!楽しみにしとき」
md「……うん」
当日
ky「どりみー?準備できて___って、どーしたん?着替えても無いやんけ」
md「……………」
ky「気分のらんくなったんか?」
目の前にはバッチリ決めていかにもデートを楽しみにしているような服装のきょーさんがいた。
md「……う、ん、」
ky「じゃあ予定変更!俺がパスタ作ったるわ!」
md「…!」
ky「何パスタが食いたい?俺得意やぞ」
md「……カルボナーラ、」
ky「おっけ!じゃあ待っててな!」
きょーさんは左手で俺の手を握り、右手で俺の頭をガシガシと撫でて満面の笑みで部屋を後にした。
少し時間が経ってから自分が嫌になって泣きそうだった。
少し前からきょーさんは予定を立ててくれていたのに俺はそれを寸前でドタキャン。
部屋を出て料理しているきょーさんに後ろから抱きついた。
ky「なぁに?どーした」
md「きょーさ、ん俺…」
ky「んー?」
火を止めてこちらを向いて頭を撫でながら声を掛けてくれる。
その優しさにもさらに泣きそうになる
md「……今日、ごめん、っ」
ky「行けんかったこと?えーよ。俺はどりみーの誕生日が祝えればなんでも」
md「ごめ…っん、嫌わないで……」
ky「泣くなや〜!嫌いになるわけないやろ?」
md「……ありがとう」
あ”〜可愛い………
俺の恋人が可愛すぎる。
鬱病で病んでるのも可愛すぎるし情緒不安定なのも可愛すぎ……
鬱病にさせた甲斐があったわ……
一年前
md「きょーさん〜!」
ky「なんや?」
もちろん元気でツンデレのどりみーも可愛かった。でも付き合っていくうちにいろんな顔が見たくなった。
自分のその感情に気づいたのはどりみーがアンチに誹謗中傷されて落ち込んでいる時だった。
md「……はぁ」
ky「どーしたん?」
md「…なんで配信なんてやってんだろうね。別に媚び売りたくてしてたわけじゃないし、」
ky「………」
いつもの元気で希望に満ちた目とは違ってどこを見ているのか生きる気力があるのかさえもわからない目だった。
それが可愛かった。
ky「(……やば♡)」
だから壊した。
もともと、同棲を始めたのがほんとつい最近でその理由はどりみーがストーカー被害にあっていたからだ。
どりみーの方から怖いから一緒にいて欲しいと言われて快く承諾した。
だってそのストーカーは俺なのだから
俺が同棲したくて、どりみーの恐怖した顔が見たくてどりみーをストーカーして服装を変えてどりみーを慰める。
どりみーのポストに盗撮した写真を入れたり盗聴器をバレやすい所に置いてみたり。
どりみーはよほど怖かったようで直ぐに俺に相談して俺を頼った。
犯人が俺だと知らず俺に縋るどりみーは本当に可愛くて俺だけのものだと再確認できた。
ky「家まで送るわ」
md「…いつも会うたんびに……ごめんね」
ky「ええで?どりみーの為なら」
md「…ありがとう、」
ky「じゃっ、気をつけてな!何かあったら夜中でも電話かけていいから」
md「ありがとう」
どりみーを玄関まで送って服装を変えてからまた家に向かって写真を撮ったり扉や窓を叩いたりするとどりみーはまた怯えた顔をするのでそれも可愛くて写真に撮ってしまう。
ky「(あは…っ♡ほんま可愛い……)」
しばらく写真を撮ったりして満足して家に帰る。
盗聴器でどりみーの声を聞きながら。
md「も…ぅ、やだ、ぁ”ッ」
ky「(泣いてる…かわええなぁ、)」
md「ぎょーぉ、さん…ったすけてぇ」
ky「(一人でも俺の名前呼んでるとか…)」
彼氏として会う度にどりみーは暗くなっていった。
そして追い討ちをかけるように俺はサブ垢を作ってどりみーのことをSNSで叩き続けた。心無いコメントからキモおじのDMまで全部。
md「……………」
次第にどりみーが口数は少なくなっていった。
俺はそのどりみー見ているだけで勃ってしまいそうだった。可愛い。可愛い、可愛い……
md「……」
どりみーが自室でリスカをしようとしていたのを見つけた。
そのまま自傷行為を見つめて後日手首を痛がる様を見ていても良かったが「優しい彼氏」というレッテルの為に声をかけた。
ky「何しとん…?」
md「……きょー、さ」
ky「リス、カ?苦しいん?」
md「…しにたい、でも、死ぬ勇気も」
ky「じゃあ一人でやるより。な?」
md「…ぅ、え、?」
ky「一緒にやろーか」
md「…一緒、に?」
ky「どりみーが切った分俺の手首も切ってや。そしたら苦しみは無理やけど痛みは二人のものにできるやろ?」
md「……わかった、」
どりみーは顔を歪ませながら四回自分の手首に切れ込みを入れた後俺の手首にも四回切れ込みを入れた。
ky「ん、もう大丈夫?」
md「…うん」
ky「じゃあ止血しような。」
どりみーの手首の止血をして包帯を巻いてやる。
どりみー、俺に惚れた?
その自傷行為の原因は俺なのにね
ky「大丈夫、大丈夫。俺がどーにかしたるから」
そうやってどりみーを抱きしめてストーカー行為をやめた。
するとどりみーは少し嬉しそうだったが人影に敏感になった。
夜に歩行者が外を通ると配信中だろうがなんだろうが無言で部屋に入ってくるようになった。
ky「どーしたん?」
md「そと、外…っに!また、あいつが」
ky「ストーカー?」
md「絶対、あいつ…もぅ、無理、、」
ky「今ミュートしてるけど配信中やからな、俺の隣座っとく?それとも一緒に配信する?」
md「……座っとく」
ky「ん。なんかあったら呼んでええからな」
可愛い、可愛い……可愛い…!
俺が原因だと知らずに俺を頼り続ける所も情緒不安定になって俺に嫌わないでほしいと縋る所も俺しかいないと甘える所も。
あまりの愛しさにどりみーの頭を撫でながら配信を続ける。
どりみーは俺の膝に乗って顔を埋めてそのまま寝てしまった。
ky「かわ…」
リスナー「?」
ky「なんでもないわ!w」
どりみーにしたらこれは悪夢なのだろう。
どうかこの悪夢よ覚めないで。
コメント
9件
(〜♪(猫耳を触る))ひゃあ\\\(可愛い♡)(〜♪(猫耳を触る))ひゃう\\\(〜♪猫耳を触る))ひう\\\、はぁはぁ\\\(もう我慢できない寝室行こう)ひゃい?(どりみー我慢できなかったかw)(ひなちゃんのせいだからね?止まってって言っても止まらないから♡)ちょ”、ま”っれ”(無理待たない♡)ん”ぁとま”っれ”(止まらないよ♡)も”う”む”り”(イッちゃっていいよ?)い”や”だぁ(悪い子だね♡)ん”ぁ!ちょ”激し”い”コテ(寝ちゃった、おやすみ♡)
初コメ失礼します! プリ小説でこの作品と全く同じのを見たんですけどもしかしてプリ小説もやってたりしますか?
はわぁぁぁ、狂依存ってやつか .. こーゆーの好物すぎてすぐ読んじゃったわ