テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ハッピーエンドで終われてませんのでご了承ください
ーーーーーーーーーーーーー
しゃおろん視点
どん
どん
どん、
しゃおろん 「なんか、
視界がよく見えん、」
貧血かな
ぁー
しゃおろん 「倒れるやつや」
ーーーーーーーーーーーーー
とんとん視点
胃がムカムカする
喉もいたい、
でもやったら楽になれる、
おれは身体より
楽を選ぶのか、
とんとん 「最っっ高にバカやな、笑 」
ーーーーーーーーーーーーー
ゾム視点
わぁー…こりゃまずい
とんとん消えたし、
いやぁ、
絶対吐いとったよな
エミさん達に言うべき、よな
ゾム 「行かな」
ーーーーーーーーーーーーー
うつ視点
昼休みって暇なんよな〜
うつ 「他クラス行こ〜」
え、
あの廊下爆走してるやつ…
「〜〜!」
「〜生!」
「大先〜生!」
ゾム 「大先生!!」
うつ 「ど、どしたん!」
ゾム 「いや!とんとんが!」
とんち、?
うつ 「なにがあったん、?」
ゾム 「…後で話す、!」
ゾム 「みんな、とんとん家に行くで!」
ろぼろ 「いや学校は?」
ゾム 「友達の命より、
授業の方が大事なんやな
ろぼろは」
ろぼろ 「なに、そんなにやばい事起きてるん、?」
ゾム 「とんとん、クラスでなんか言われてたんよ、」
しょっぴ 「なに言われてたんっすか?」
ゾム 「あんま聞こえんかったけど、”有能が”、、とか?」
ちーの 「有能、?言われて嬉しい言葉だと思うんやけど」
ゾム 「スー、やっぱそうよな…そのせいで今
困ってんねん。
でもあいつ多分吐いとったんよ」
うつ 「え、」
ゾム 「だから体調悪いのには変わりないと思うねん」
えーみーる 「…?」
えーみーる 「すみません、なんか人少なくないですか?」
ろぼろ 「たしかに、?」
うつ 「ぁ!シャオカスは?」
ゾム 「いないやん、」
ちーの 「探さなくてええの、?」
うつ 「先にとんとんやろ、
しゃおろんはきっとどっか学校内ぷらぷらしとる」
しょっぴ 「早く行きましょう」
ーーーーーーーーーーーーー
とんとん
おれ
有能とか名乗っちゃだめやろ
身体より楽を優先するとか
バカにも程がある
でもみんな
“有能な俺”
にしか興味ないんやろ
「じゃあおれ居なくても
良くね」
はは、
やっぱ最初っからそうやったんや
おれなんかおらんくても、
いなくても
「よかったやん、」
おれはまだ千鳥足の身体を強引に外に出した
辺りは夕焼け
そしておれはみんなと行った森に行った
楽しかったあの頃の余韻に浸る
とんとん 「死にたい気持ちでいっぱいや」
とんとん 「…いっぱいやのに、」
思い出すのはあの頃の楽しい思い出ばかり
とんとん 「ッ、しんどいなぁ、」
ごめん
こんな無能で
おれは山の崖から周りを
見渡した
夕焼けで照らされて木々から光がこぼれる
とんとん 「ごめん」
とんとん 「ごめんなこんな自分勝手で」
おれは崖から身を投げ出した
ーーーーーーーーーーーーー
ろぼろ視点
とんとんの家、
久々に来たな
他クラスになってからあんま遊んでなかったな
そんな事を思いながらみんなでとんとんの家に押し寄せる
昔とんとんから聞いた
ーーー
とんとん 「おれの親共働きなんよ」
ろぼろ 「そうなん?」
とんとん 「おん、だから夜までずっと1人」
ろぼろ 「そー、なんや」
とんとん 「ええよな、優しいお兄さん居るんやろ?」
ろぼろ 「ぺいんと兄さんのこと?」
とんとん 「…おん、良かったな、笑」
ーーー
少し寂しそうやった顔を今でも覚えとる
共働き、
じゃあ今は親は居ない
とんとんは一人で大丈夫やったんか
ゾム 「え、なぁ靴ないんやけど」
しょっぴ 「え?おかしくない?」
ちーの 「家、ほんとに帰ってきたんよね?」
うつ 「いや、分からんぞどっか行った可能性も、」
…ぞむがそわそわしとる
心配なんやろか
真っ先にとんとんの事を言ってきとったのもゾム
率先して家に入っていったのもゾム
提案したのもゾム
ゾムはとんとんの事が昔から今までずっと好きなんやろな
そんな大好きな友達がこうなるのは最悪な事態や
えーみーる 「他の場所も探しましょ!」
ゾム 「…見つかった?」
みんなが黙り込む
いくら探してもとんとんがおらん
あ、
ろぼろ 「あと1箇所探してないところがあんねん、」
うつ 「おれらの、昔行っとった森?」
ろぼろ 「おんまだ見とらんやろ、」
ゾム 「……みんな、行くで」
みんな藁にもすがる思いで森に走っていった
ーーー
久しぶりやな、
この森
みんなでてわけして探す
日も暮れてきとる
急がないといけっ、
とんとん、?
「とんとん、」
ろぼろ 「とんとん!」
ゾム 「!!!とんとんおったんか、、ッ、!」
ゾム 「は、?とんとん嘘よな」
ろぼろ 「…いや、」
こいつは明らかに死んでる
冷たすぎる
脈が感じられん
もうこいつはむりや、
ろぼろ 「ゾム、もうとんとんは、」
ぞむ 「とんとん今日な!みんなで探すの頑張ったんよ!」
ぞむ 「いや〜とんとんおって良かった!」
ろぼろ 「ぞむ、!! 」
「…」
ろぼろ 「もうむりやって、」
ゾム 「いやや、」
ゾム 「嫌だいやだ!おれを置いて行かんで!!!」
ぞむ 「俺も行くから、」
ぞむが身を投げ出そうとする
ろぼろ 「ッ、!!!ぁぶ、なぃ!」
ぞむ 「なんで止めんねん!!!!!」
ぞむ 「おれ嫌や、」
ぞむ 「仲間が消えるの嫌や」
ぞむ 「とんとん、」
どれだけ呼んでも返事は来ない
おれは救急車を呼ぶことも考えた
でも今の俺の手元にスマホはない
この森は少し人里離れた場所
今から呼んだって
もうどのくらいここに
とんとんがいたのかも
分からない
おれは、
とんとんを見殺したも同然や
ーーー
みんながとんとんの周りに集まる
みんな衝撃だっただろう
少し前まであった尊い命が
こんな形で無くなってしまう
ゾムはひたすら泣いていた
ずっと
ずっと、
俺たちはもう夜も遅いから家に帰った
ーーーーーーーーーーーーー
ゾム視点
俺は帰ってきて部屋にこもった
枕に頭を突っ伏して泣いた
俺には耐えられなかった
大好きな仲間があんな形で見つかって
悲しかった
辛かった
悔しかった
もっと一緒にいたかった
ぞむ 「ぁあ”!」
ーーーーーーーーーーーーー
うつ視点
とんとんが死んだその翌日
俺たちは公園に集まった
これからどうするか
とんとんのことを大人にどう伝えるか
みんな立ち直れるのか
しゃおろんは、どこに行ったの
あれ、
うつ 「しゃおろんは?」
ちーの 「そういえば、」
しょっぴ 「昨日ってしゃおろんさん来て、」
えーみーる 「ない、…」
うつ 「えどこ行ったん?」
なんか嫌な予感、
ぞむ 「とんとんの次はしゃおろんなん、?」
ぞむ 「もう嫌やで、失うのは」
ーーー
ピーンポーン)
誰もでて来ない
ろぼろ 「おい、しゃおろんの靴だけあるで」
うつ 「靴あるん!じゃあ大丈夫やない?」
ちーの 「しゃおろんにもとんとんの事伝えなあかんよな」
しょっぴ 「…」
ーーーーーーーーーーーーー
しょっぴ視点
しゃおろんにとんとんの死を教えていいの
しゃおろんは昔から少し
とんとんに対抗意識があるように見えた
そりゃあんな異名がついとったらそうなるのもおかしくない
有能と無能と言われ差別されて、
昨日も来てない
しょっぴ 「本当に大丈夫なんすか、」
ろぼろ 「どゆことやしょっぴくん」
おれは今までのしゃおろんさんを見る限り
「大丈夫そうには見えんかったで、」
しゃおろんの自室に足を急がせる
階段を駆け上って
しょっぴ 「…は、」
ドアの隙間から血が流れてる
しょっぴ 「は、どういう…」
ドアノブに手をかける
でもしゃおろんの部屋は開かなかった
めーいっぱい押した
押して押して
開いたドアの先に居たのは
ーーー
しゃおろん 「しょっぴくん一緒にゲームやろ!」
しょっぴ 「うん」
貴方と一緒にゲームや他愛ない話をするのが好きだった
今日も、
前みたいに元気な姿で出迎えて、
ーーー
出迎えて、…
そこに居たのは頭から血が流れてる貴方だった
部屋が血の海と化している
壁に寄りかかり生気のない
貴方
おれは膝から崩れ落ちた
「しゃおろんさん、」
他の仲間が階段を駆け上ってくる
うつ 「なんや、これ」
しょっぴ 「みなさん、最後尾にいる ゾムさんに見せないでくださいね」
これ以上ぞむさんは絶対に耐えられない
おれでさえ耐えられない
ちーの 「ぞむ。もう先に帰ろっか」
ぞむ 「えなにがあったん?」
しょっぴ 「ゾムさん
しゃおろんさん寝てるみたいです、笑」
しょっぴ 「みんな先に帰っててください」
ろぼろ 「でもしょっぴッ、」
しょっぴ 「…」
「もうちょっとしゃおろんさんの寝顔みてからいきますから、笑」
みんなが帰っていく
おれとしゃおろんさんの2人
おれは血の海を跨いでしゃおろんさんの近くに行った
壁に何度も打ち付けたような跡がある
「しゃおろんさん」
「おれしゃおろんさんに声かけて貰えなかったら
あの仲間と一緒に居なかったですよ」
「感謝してます」
「しゃおろんさん」
「お願いだから死なないで」
何度声をかけても俺の求めている返答は来ない
しゃおろんさんの手を握る
もう冷たい
「大丈夫です」
「もうすぐいきますから」
おれはカッターを出した
自傷行為
これはおれの昔やってたこと
しゃおろんさんに止められてあの仲間たちと出会った
思えばあの時から生きるのが少しだけ
楽しいと思えることが増えた
でももういいんや
おれは何度も何度も切った
おれも多量出血で自殺を図った
でも手首だけじゃ無理だった
「じゃあ首か、」
おれは首を切った
加減がわからず深く切ったせいで血がとめどなく出る
あぁ、これで死ぬんや
おれはしゃおろんさんの手を握った
最後の力を振り絞って
強く
ーーーーーーーーーーーーー
俺たちはとんとんのことを学校の先生に話した
どうしてもっと早く言ってくれなかったと怒られた
とんとんが死んでから2日たってる
俺たちは最初疑われた
お前らが殺したんじゃないよな
でも警察は遺体の形を見て
痕跡を見て
自殺だと言った
しゃおろんはあの後家の人に見つかった
お母さんがしゃおろんとその隣にヘルメットを被った子も居たと
俺たちはその話を聞いた瞬間背筋が凍った
あの時1人にしなければ
あの時しょっぴ達に背を向けなければ
そんな後悔だけが募ってゆく
俺たちはもう前を向いて歩いて行けない
ろぼろはおれがとんとんを見殺しにしたと言って部屋から出てこない
うつとえーみーるは皆を元気づけようとするが2人も遺体を見た人。夜になると頭を抱える
ちーのはもうずっと学校に来てない
ご飯も食べずに枕に突っ伏している
ぞむは
精神疾患を患ってしまった
心的外傷後ストレス障害
あの時の事をフラッシュバックしては苦しむ
ぞむ 「死んだってなにもいいことなんてないやん…」
「帰ってきてよ」
ーーーーーーーーーーーーー
リクエスト: 夜行性 様
長くなってしまいましたが
見て下さりありがとうございました
書くネタが無いので
リクエスト書いてくれたらめっさ嬉しいです
コメント
2件
アカウント入れなくなったので、新しいアカウントで見に来ました!!! もうほんとに好きです 表現の一つ一つ分かりやすくて素敵だなと思いました!!! 背を向けるとか!! 私だったら思いつかない表現で尊敬します!!! リクエスト受けてくださってありがとうございましたー!!! これからも投稿楽しみに待ってます!!