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usmさんがクズです。最低です。
終始暗い
何でもいいよって方だけ見てください
捏造、妄想。
ご本人様とは関係ございません。
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宇佐美リトは優しい。からかったり、煽ったりはあっても、それはこちらが不快にならない線を見極めてくれているし、相手をよく見ているからか、俺の不調の時も誰よりも早く気づいてくれる。恋人としての触れ合いだって、俺が不安にならないように言葉でも身体でも教えてくれる。キスもセックスもひたすらに慈しむように行ってくれる。俺には不釣り合いなくらい出来た恋人だ。
そのリトくんが、浮気?そんなわけないだろ。
そう言いたかったのに、目の前に突きつけられた動かぬ証拠が俺の口を留まらせる。
写真だ。よくあるホテル街での男女の写真。小説やドラマ、探偵モノならよく見る展開。紛うことなき宇佐美リトと見知らぬ美女。仲睦まじげに腕を絡ませている。誰が見てもただの友人とは言えない男女の独特な雰囲気がある。
姉?
いや、彼に兄弟はいない。
同業者?
彼女みたいな美人、ヒーロー協会にいれば噂になってるはずだ。
ジムの人?
リトくんの職場に女性は居ないし、客と出かけるなんて仕事はない。
この写真を見せてきた星導は申し訳なさそうに眉を下げた。
「リトが不誠実なことをするとは思えなかったんですけど、興味本位で尾行したらホテルに入っていってしまって…。イッテツに伝えないのもどうかと思ったんで、一応。」
言葉を返せない俺に「伝えないほうがよかったかな」とぼやいたるべくんに首を振る。
「ありがとう、るべくん」
「…杞憂かもしれませんし、気を落とさないで。俺から見てもリトはイッテツのことちゃんと好きですよ」
「…そうだよね」
力なく笑って見せた俺を、るべくんはどこか痛ましそうな、あるいは複雑な感情の混じった瞳で見つめていた。「じゃあ、俺はこれで」と短く告げて彼が去った後、俺の手元には一枚の写真だけが残された。
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今朝まで幸せな気持ちでリトくんの腕に抱かれてたのが嘘みたいに俺の心は静かな海のように凪いでいた。荒波さえ立たない、不気味なほど静かだ。
俺はただそうしてリトくんが帰ってくるまで写真を見つめていた。
「ただいま〜!テツいるか〜?なぁこれテツが好きだと思って新作のスイーツか、ったん…だ…け、ど………」
近づいてきたリトくんが俺が何を見ているのか分かったのだろう。青ざめて、口をつぐんだ。なぜ、そんなものが、と言うように揺れる瞳を見て「はっ」と嘲笑が漏れる。彼の表情は口よりも雄弁に語ってくれた。
「…どういうことか、説明してくれる?」
「ちが、っ!…いや、ちがくない、けどっ!まってくれテツ」
「待ってくれ、じゃないでしょ。何が違うの?」
俺の声は、自分でも驚くほど冷え切っていた。いつもなら、彼が少し困った顔をするだけで「しょうがないなあ」と絆されてしまうのに。今のリトくんの狼狽えぶりは、かつて俺が誇らしく思っていたヒーローの面影もない。リトくんは、手に持っていたコンビニの袋を床に落とした。カサリ、と乾いた音がして、中に入っていた新作のスイーツが虚しく転がる。
「彼女とは一回だけの、行きずりの相手でっ、それ以降は会ってもないし、連絡先だって知らない。…愛してるのはテツだけなんだ」
「よくその口で俺のことを愛してるなんて言えるね?もう聞きたくもないな」
吐き捨てるように出た言葉に、リトくんは弾かれたように震えた。
いつもなら、俺の体調の変化や小さな溜息にさえ「どうした?」「何かあったか?」と過保護なまでに寄り添ってくれた。その高い観察眼も、俺が不安にならないようにと注いでくれた饒舌な愛の言葉も、今となっては滑稽なほどに薄汚れて見える。
「彼女を抱いてるとき、一度でも俺の顔がよぎらなかった?罪悪感もなかった?俺を愛してるなら、どうして踏みとどまれなかったの」
「ごめ、っ…ごめ、なさっ、」
「謝ってほしいわけじゃないんだけど」
あんなに大きかった背中が、小さく丸まって項垂れてる。俺の足元にすがりついて子供みたいに泣いていた。そんな姿を見ても俺の心はもう動かなかった。かつてはその広い背中に守られているような安心感を覚えていた。その腕に抱かれるたびに、自分は世界で一番大切にされているのだと錯覚していた。
「もう俺の心は君のもとには無いよ。」
その言葉にリトくんの喉が空気を吐き、絞り出したような嗚咽が溢れた。
「君のことを好きな佐伯イッテツは死んだんだよ」
「テツっ、一生かけて償うからッ…! 俺を、俺を見捨てないでくれ……っ! お前がいないと、俺は……俺は……!!」
床に額をこすりつけ、プライドもヒーローとしての矜持もすべてかなぐり捨てて、彼は泣き叫んだ。
かつてその広い背中に抱きしめられたとき、俺はこの人こそが俺のすべてだと信じて疑わなかった。でも、その信頼はもう、この部屋の隅に転がっているゴミと同じだ。
「……リトくん。俺、もう君に触れられるのも、君に名前を呼ばれるのも、耐えられないんだ」
俺は振り返ることもせず玄関へ向かった。リトくんが何か喚いてたけど俺の耳にはもう届かなかった。