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コメント
8件
睡眠障害できますか?無理だったらいいです
最高です!ありがとうございます✨
うわぁヤバいです、ほんと好きすぎてヤバいです……︎✨︎💕︎ 頭痛大好きなんですよね、!
「 頭痛 」
もとぱ
カーテンの隙間から朝の光が差し込む。
元貴はぼんやりと目を開けた——瞬間、頭の奥がズキンと脈打つように痛み思わず顔をしかめた。
「 ……っ、やば…… 」
こめかみから後頭部にかけて鋭い痛みが何度も波のように押し寄せる。
視界がぼやけ、吐き気まで込み上げた。
そのとき隣で寝ていた滉斗が気配を察し、半分寝ぼけた声で聞く。
「 …もとき、どうした? 」
「 ……頭……痛い……立てない… 」
掠れた声に滉斗は一瞬で目が覚めた。
「 動くな。横になれ 」
そう言って毛布をかけ直し枕の位置を調整してやる。
「 光、眩しいだろ? 」
滉斗はすぐにカーテンを引き、部屋を暗くした。
暗闇の中、額やこめかみを指先で優しく押さえながら低い声で囁く。
「 大丈夫。俺がそばにいる 」
元貴は息を整えながら、その声に少しだけ安心する。
「 ……ありがと、ひろと 」
「 いいから、寝ろ。起きたら何か作ってやる 」
そのまま滉斗は背中を撫で続け、元貴が再び浅い眠りに落ちるまで離れなかった。
#8.「 目覚めの痛み 」
夏休み中ってさびしいですね。