テラーノベル
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朝7時に朝食、正午に昼食、18時に夕食を運んできてもらい、食べれる範囲で食べて、夜の12時には強制的にパレスに連れ戻されて寝かしつけられるという生活が始まった。最初は食事は栄養剤でも飲むから要らないし、一気に作ってしまいたいから寝たくない言っていたケイティだったが、食事に手を付けなかった日の夜に担当がロノの日がありそこで「俺の飯、口に合わないですか?主様の好みの味になるように頑張るんで、手を付けないのはやめてくれませんか?」と若干泣きそうな声で言われて、食事を拒否するのは申し訳ないなと考えを改めた。
それから毎日食事のたびに魔導書に埋もれたテーブルを少し片付けて食事をするようになった。
3食食べて7時間寝るような健康的な生活は、徹夜しまくって栄養剤や回復薬のオーバードーズをするよりも作業の効率が上がったし、食事の合間に集中して作業するほうが疲れにくい。
ケイティはそんな生活を続けて、ようやく執事達全員分の指輪とムーに着けるネックレスを作り上げた。ついでに兄弟にもある仕掛けがある指輪を作っていた。
昼食が終わって、大小様々な魔法陣と資料として大量に読んだ魔導書の山を片付けないとなぁとケイティはため息を吐いた。
ここまで散らかるとは思っていなかったし、机の上はなんとか食事が置けるくらいのスペースしか空いていない。とりあえずケイティが集めている魔導書には収納場所を決める魔法がかけられている。大量の魔導書を一気に片付けるのは久しぶりなのでちょっと深呼吸して意識を集中させる。
「すぅ……はぁ………。よし!元の場所に戻れ!!」
ケイティの指示で魔導書達が浮かび上がり、それぞれの本棚に収納されていく。
残った魔導書はラベリングしていない新しく買ってきた魔導書であるため、内容を確認してどのへんの本棚に入れるか考えて魔法をかけていく。
それだけで夕飯の時間になって食事を摂り、寝る時間まで必死で片付け場所の棚を指定する魔法を使い続けた。
全ての本の収納はなんとか全部終わった。
時計は夜の11時半頃を指していた。
ケイティはすっかり綺麗になった机の上と床に満足気に頷き、床に描かれた魔法陣を消した。
今日くらい早めにパレスに戻って皆に指輪を渡そう。そう思って宝石が嵌め込まれた指輪18個とムーのためのネックレス、兄弟にあげるシンプルな銀の指輪をひとつひとつ箱に入っていることを確認して自発的にパレスに戻った。
N「お、今日はちょっと早いんだな。眠くなったか?」
B「そろそろ迎えに行こうと思っていたんだ。…それでカバンを持ってるってことは完成したのかな?」
K「うん!そうなの!お兄ちゃん達の分も作ったからあげるね」
ケイティはカバンを開いて兄弟にケースごと指輪を渡した。
B「あれ?宝石はついてないんだね?」
N「シルバーリングなんて10代の時のイメージあるんだけど…」
不思議そうにしているの兄弟にケイティは胸を張ってドヤ顔で説明を始める。
K「これはね、主様の指輪と連動する指輪なんだよ。だから私が近くにいなくても執事さん達の力の解放ができるってわけ。どうせ兄ちゃんは天使狩りで暴れたいでしょ?私と兄ちゃんが天使狩りに行っちゃったら、屋敷の警備がかなり甘くなっちゃうから私は屋敷に留まって魔法の研究をするんだ!いいアイデアでしょ?ついでに倒した天使の情報をハッキングする機能もつけたからバンバン倒してきてね」
兄弟はなるほどと納得しながらも天使狩りは押し付けるんだ、と苦笑いした。
N「まぁお前が死んで一時的に主様が居ない状態になるよりは俺達で天使を片付ける方がいいっちゃいいかもな」
B「そうだね。俺は戦い向いてないから天使狩りはほとんどノワールに任せることになるかなぁ」
N「こっちもそのほうが助かる。貴族との交渉とかパーティーの警備とか給仕には向いてねぇから」
兄弟は銀の指輪を指に嵌めて、これでお互いの得意なことで役に立てるとホッとしたように笑った。
翌朝、ケイティはとても久しぶりに朝食を食堂で食べることにした。朝食を食べに来る執事達に渡していけば大体の指輪は捌けると思ったからだ。
食堂の扉を開けると、トレーニングが終わった2階組が食事をしていて地下組が料理を持って厨房から出てきたところだった。ロノとバスティンは恐らく厨房で料理の盛り付けをしているのだろう。お寝坊さんのベリアンやルカス、不寝番が終わって寝ているであろうナックには部屋を訪ねて渡すとして、別邸の執事たちは食事を終えてしまったのだろうか?ロノ達に聞いてみようかなと思っていると、ぞろぞろと足音が聞こえて別邸の執事たちが食堂にやって来た。
💮「あれっ、主様帰ってきたのか?俺はてっきり数ヶ月は帰ってこないと思ってたんだけどな」
ハナマルがニヤニヤ笑いながらケイティに話しかける。それに眉を寄せたユーハンがハナマルの足の先を靴のヒール部分で思い切り踏みつけて、ハナマルは「痛ぇ!!」と悲鳴を上げるが無視してユーハンはケイティが持っているバッグの中に例の魔道具が入っているのだろうかと尋ねた。
K「そうなの!皆に配るね。ピンキーリングなんだけどサイズが合わなかったらすぐ直すから教えてね」
ケイティは名前の書いてある箱をカバンから取り出して配っていく。
☂️「ピンキーリングということは確か小指に嵌める指輪のことでしたよね?」
🧸「あ!これって俺達のイメージカラーの宝石を使ってるんですか!?すごい!光の当たり具合でオレンジにも緑にも見えます!」
💮「いてて…ありがとうな、主様。俺にはぴったりサイズだよ。ユーハンちゃんはちょっとサイズ小さくしたほうが良いんじゃない?」
☂️「大丈夫です。左手の薬指に着けますので」
🐾「それは……俺もしたかったけど無理か……ねぇサイズの調整してもらってもいいかな?薬指に嵌めたいんだ」
🤍「我は小指で構わん。指輪をしている指が一番攻撃を防ぐのであろう?それならば小指が落とされる危険を防ぐべきだ」
シロの言葉にユーハンとベレンが確かにそうかも…と思って小指に指輪を嵌め、ユーハンは一回りリングを縮めた。
K「お食事中なのにごめんね。右手と左手どっちに着けたい?」
ケイティは別邸の執事たちの指輪の調節が終わると2階組と地下の7人に指輪を配りながらそう尋ねる。
🦾「左手だな。義手に着けてたら落ちても気づかないだろうからな」
🌹「俺はどっちでもいいっすけど…うーん…とりあえず左手にするっすかね。鋏を使う度に目に入るから元気が出そうっす」
✝️「俺も左手で。剣を持つ手が落ちては戦えませんから」
🦋「皆左手なの?それなら俺も左手にしようかな?」
❤️🩹「私は両手でナイフを使うのでどっちに着けたら良いのでしょうか?」
🕯️「ラト君は攻撃は左手で防御は右手でする癖があるから右手に着けたほうが良いかもしれないね。私も右手にしようかな。理由はハウレス君と一緒だ」
🪡「俺は着けるなら左手ですね。鋏や針を使うときに邪魔になると困るので…」
K「ラトとミヤジだけ右手ね。じゃあ嵌めてみてサイズが合わなかったら言ってね。すぐ調節するから」
食堂に居た全員が箱を開けて宝石が輝く指輪を嵌めてみる。
🕯️「……すまない、少し大きくしてもらえるかな?」
❤️🩹「これはすぐ抜けてしまいます。小さくできますか?」
🪡「俺ももうちょっと小さくしてほしいです」
地下組がすぐにケイティにサイズの調節をお願いしてくる。
K「分かった。えっとミヤジのは大きくするのね。ちょっと小指の太さ見せて?……うーんと、このくらいかな?」
リングが嵌めやすく落ちない程度のサイズに大きくする。
K「どう?」
🕯️「うん、これで良さそうだよ。しばらく着けていて不都合があったらまた調整をお願いするかもしれないけど…」
K「それは全然気にしないで!むしろすぐ言ってね。無理してサイズの合わない指輪着けてたら指がおかしくなっちゃうよ」
🕯️「そうだね。ありがとう」
❤️🩹「次は私の番ですね。これなら中指でも入りそうな気がします」
K「別に絶対に小指に着けないといけない訳じゃないから中指でもいいよ?」
❤️🩹「おや、そうですか……では中指に嵌めます。主様、綺麗な指輪をありがとうございます。ほら、フルーレの番ですよ」
🪡「俺は薬指が丁度良さそうなんですけど……既婚者だと思われるのはちょっと嫌なので……少し小さくできますか?」
K「勿論!」
ケイティは指輪を小指に嵌めた状態で少しずつサイズを小さくしていく。
K「どう?抜ける?」
キツくなりすぎていないか実際に着脱して確認してもらう。
🪡「これで大丈夫だと思います」
K「それじゃ、バスティンとロノにも渡してくるね」
ケイティはそう言って厨房に向かった。
その後、ベリアン、ルカス、ラムリ、ナックを探して指輪を嵌めさせてサイズの調整を行った。
特におしゃれ好きなラムリには好評で、黒寄りの紫色の宝石に細かな魔法陣が描いてあることにビックリしていた。
🌟「これはすごくいい指輪だと思います……でも、どんな風にしたら魔法が発動するのか模擬戦やらないと分からないですよね?」
K「うーん、そうだよね…理論上最強の指輪にしたつもりなんだけど、発動条件になるのは天使の気配が近いとき、身体に傷つけられそうになったとき、高いところからの落下とか……ちょっと危ないときに発動するんだよね。あ、あと回復魔法も組み込んだから怪我も治りやすくなるよ」
🌟「流石ですね!主様!ボク主様のことが一層好きになっちゃいました!」
小さな主を抱きしめて頬ずりするラムリに、ルカスが寝起きでポヤポヤしながらも注意する。
🍷「ラムリ君、あんまり主様の身体に触れるのは良くないよ?それに主様は普通じゃないとはいっても女の子なんだから、ね?」
🌟「ルカス様だってこんな素敵なプレゼント貰ったら嬉しいでしょう?ボクは人生の中で最高レベルに嬉しいです!」
ケイティ、ルカス、ラムリが話し込んでいるとナックがもそもそと動いて起き上がる。
🔑「うるせぇな…人が寝てるときは静かにするくらいの配慮ないのか?この間抜け野郎ども。もっと寝かせろよ」
K「は、えぇ!?ナックが変になっちゃった!?」
🍷「いつものことですのでお気になさらず…」
🌟「そうそう、ほら、眼鏡かけて」
ラムリが素早く眼鏡を嵌めさせる。するとナックはいつも通り冷静な表情になった。
🔑「おや、主様もいらっしゃったのですね?どのようなお用向きで?」
K「もとに戻った……暴走をとめる魔法は入れてなかったなぁ…盲点だった……」
ケイティが個人に合わせて、攻撃力を強くしたり、防御に全振りしたり、隠密行動をするための認識阻害の魔法なども足さないと執事達の生活スタイルや戦闘方法などを活かしきれないと痛感して、今度メンテナスする時に魔法を足そうとメモ帳に必要そうな魔法のリストを書き込んだ。
✝️「主様、もしよろしければこの指輪の使い方を教えてくださいませんか?」
3階から2階に降りるとハウレスを筆頭に武器を持った状態で列を作っていた。
K「うん、それは大事なことだよね。いつどんな時にどんな効果があるのか…模擬戦で確認するんだね?」
✝️「はい、その通りです。主様にはご見学いただいて、指輪の性能を評価して少し変えたいと仰るのであればそれに従います」
とりあえず武器を持った執事達を連れて庭のトレーニングに使っている広場に出た。
K「じやあ私が天使役やるね。直線攻撃か爆発系の魔法が好きだから頑張ってね!」
ケイティがにこやかにそう言うと、執事待ちがざわめく。主を仮想敵と考えて大人数で囲んで甚振るのはちょっと心が痛む。でも魔法使いであると公言しているし、こんな風に魔法の指輪を作ってくれたりしたからきっとそれなりに強いはずだ。
執事達がケイティを囲み始めると、ケイティは少ししゃがんでから屋敷の見張り台付近まで飛び上がる。そして上空で杖を構えて魔法陣を展開する。小さく大量な魔法陣からは乱射銃かと思うほど高速で直線的な攻撃が飛んでくる。執事達は必死でそれを避けながら主との距離を何とか詰めたいと木の上に登ったり屋根に上がったりしてケイティを狙うが、ケイティは近づくことすら許さないといった様子で馬鹿みたいに大量の魔法陣から執事に向かって攻撃を続けた。
その時、屋根の上で攻撃を捌いていたラトが屋根から飛び降りてケイティにナイフを刺そうとする。
しかし、防殻が破れずに刃が立たない。ケイティはラトの腕を掴むと邪魔だと言わんばかりに地面に放り投げる。流石にラトでも怪我をしてしまうと皆が焦ってラトの近くに向かうが、ラトは地面に近づくとふわりと浮かんで身体を傷めることはなかった。
K「空中浮遊の魔法も入れてるから、空中戦の練習しようか」
ケイティは簡単にそう言うが、魔力を使って身体を浮かせて好きに動き回るのにはかなりの経験と努力がないと難しい。増して魔法使いでもない執事達が使いこなせる訳がない。ケイティがそれを分かっていて意地悪なことを言い出す。執事達もそれは無理だろうと思ったが、ラトだけは違った。
助走をつけて空中に飛び上がり、ナイフでケイティの防御魔法や外殻を破らんと攻撃をする。
K「ラト!?すごいね、ラトは天才肌だね。まさかこんなにすぐ飛んでくるとは思ってなかったよ」
感心して主が攻撃を受け止めていると、他の執事達も助走をつけて飛び上がり、ケイティを囲んでいく。ケイティは面白そうに笑うと自分の周りに大量の魔法陣を出現させてまた乱射を始める。
弾幕を張られたら近づけない。しかし、執事達が避けられなかった魔法は防御魔法で無効化され、なんなら防殻で跳ね返したりしていた。これってゴリ押せば勝てるのではないか?とハウレスが思って号令を飛ばす。
✝️「主様の攻撃に当たっても怪我はすることはない!全員で囲んで逃げ場を封じろ!!」
ケイティは当たっても少し痛いくらいの攻撃魔法しか使っていないのを良いことに、執事達は防御を捨てて突撃してくる。当たったら痛いだろうに、とケイティは思うがあの指輪はこのくらいの攻撃なら怪我をしないように設計した物だ。いくら模擬戦とはいえ防御を指輪任せにして突撃してくるのは命知らずも甚だしい。
しかし、ケイティは近距離攻撃が苦手だ。魔法使いであればほとんどの者が苦手としている。なぜなら魔法陣を描いて術を発動する前に攻撃されることが多いから。
ラトの素早く動きの読めないナイフの軌道でパワー系の執事達が集まっている所に追い込まれる。
🦋「主様、すみません。勝たせていただきますね」
フェネスが斧を振り下ろしてケイティを殺しにかかる。しかし、ケイティは何食わぬ顔で片手で斧を掴んでフェネスを蹴り飛ばした。勝てると思って油断していたために緩めに握っていた手が斧から離れてケイティに斧を取られて地面に真っ逆さまに落ちていく。
K「さてと、武器は2つも要らないけどこの斧使ってみたかったんだよね。魔法攻撃を封じられたとき用に小さめの武器の扱いは覚えてるんだけどね、こういう大きな武器って使ったことなかったんだよね」
ケラケラと笑うケイティを見ながらフェネスはこの高さから落とされたら死んでしまうのでは?と嫌な予感がした。しかし、左手に嵌めた指輪が光って地面にゆっくりと落ちていく。その間に体勢を立て直し、地に足をつけるとフェネスはこれから自分はどうやって戦おうかと考える。訓練の時に刀や剣を使うことも珍しくないため、それで加勢しようかと武器が並べられた補給スポットからいつも訓練で使う剣を取って、また空に舞い上がった。
K「ほらほらどうしたのかな?この斧がそんなに怖い?もっと遊ぼうよ!」
ケイティは自分の身長よりも大きな斧を振り回して集まっていた執事達を襲っていた。
ハウレスは自分の真横スレスレを手加減なしで振り下ろされて冷や汗をかきながら必死に避け続ける。
❤️🩹「おや?主様、私をお忘れでは?」
後ろからラトがナイフを振り上げているのを確認すると、ケイティは一気に高度を上げて魔法攻撃に転じる。
絶対に誰からも攻撃されないほど遠いところから魔法で狙撃するのはケイティが一番得意としている戦法だ。
しかし、空中浮遊の指輪を使いこなしている執事達はさらに高度を上げてケイティの近くまで迫ってくる。
K「【貫け。我が敵を滅せよ】」
短い呪文を唱えてかなり高火力の攻撃を接近してくる執事達に浴びせる。
✝️「ぐっ!?」
🔑「うっ…」
❤️🩹「っ!!」
直進する魔法の力に引っ張られて続いて上って来ていたベリアン、フェネス、ラムリ、ユーハン、ベレンも巻き込まれ何人かは地面に落ちていった。まるで雷に打たれたような衝撃をもろに食らったハウレス、ナック、ラトが苦しそうに呻く。
それでもかなり強い魔法が直撃しても全身を強くぶつけた程度の痛みで済んでいるのは指輪による防御力があったからであって、普通なら骨も残らず消し飛ばされていただろう。
魔法に対する防御力は証明できたことだし、あとは物理攻撃でどれくらいのダメージが出るかが問題だ。物理攻撃のダメージを軽減する魔法は勿論指輪に入っているが、それがどのくらいの攻撃を防いでくれるかは未知数だ。
ケイティは高速で高度を上げて雲の中に隠れ、すぐに庭に向かって急降下していく。
物理攻撃をするためには物体がないと話にならない。さっきフェネスから取り上げた斧を使ってもいいが、素人が力任せに振るう攻撃など読み切られてしまうだろう。
ケイティは庭に敷き詰める砂利の入った袋を持って再び高度を上げる。その間に袋の封を切って砂利を大量に身に纏わせる。
ケイティが雲の中に隠れてしまったことで混乱する執事達に向かって砂利を魔法でぶつける。
K「【我が敵に風穴を開けろ】」
そう呪文を唱えた瞬間、ケイティの周りに浮かんでいた石が高速で執事達に向かっていく。
物理攻撃のダメージ軽減の魔法が発動し、石は執事達の身体に当たらずに落ちていった。
ならばもっと強くしても大丈夫だろう。
ケイティはさらに魔力を込めて高速で石を乱射する。
無差別的な攻撃で下にいる執事達にも弾丸のような石が飛んで来るので執事達は必死に石を避けて最悪腕が折れてもいいからと腕で頭を庇って逃げ惑う。
空中浮遊という魔法の力を上手く使いこなせていないハナマル、テディ、シロ、バスティン、ロノ、フルーレは何とか空中に浮かぶのが精一杯で弾丸の雨を防いでくれるのは指輪の魔法だけだったので、もう危ないから別邸の縁側から室内に入ってここなら大丈夫だろうと窓から主が暴れまわる様子を見ていた。
ケイティの最高火力で放った石だけは指輪の魔法のバリアを突破して執事の身体に当たることが判明したことで、多分普通の天使狩りでの怪我はこれでほぼ防げる事が分かった。
K「じゃあ怪我したり身体にダメージがのこってる執事さん達集合〜!!」
ケイティが地面に降りて飛んでいた執事達も降りてくる。
ほとんどの執事は軽傷で、痣ができたりちょっと血が滲む程度であった。しかし、主の最高火力の攻撃をもろに食らったハウレスとラトは石が当たったところが腫れてかなり痛そうだった。
K「ごめんね、すぐ治すから!あ、そうだミヤジとルカスは無事?手当てに回れる?」
ケイティは見学していたミヤジとルカスを呼んで軽傷の執事達の手当てをお願いした。
2人はは救急箱を持ってきて、擦り傷や切り傷は消毒して化膿止めの薬を塗って、痣はケイティの魔法で癒した。
とりあえず実戦でも指輪の魔法は使えるという結論に至って、ケイティは満足そうに笑って言う。
K「じゃあ今度は天使を消すための魔法作ろうっと!」
執事達は手当てをしてもらいながら流石にそんな魔法は作れないだろうし、もしそんな魔法ができたら自分達は何をすればいいのだろうかと考えるのだった。
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コメント
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うわあ、ケイティちゃん、ついに指輪完成したんやね…!ひとつひとつ名前入りの箱に入れて配るところ、すごく丁寧で愛を感じたよ。特にラムリがめっちゃ喜んでてこっちまで嬉しくなった💜 模擬戦もめっちゃ白熱してて、ラトが真っ先に空中浮遊使いこなしたのカッコよかった…!ケイティが石の雨降らせるところはちょっと怖かったけど、指輪がちゃんと実用できるって証明できて良かったね。次は天使を消す魔法か…執事たちの困惑した顔がちょっと笑えた(笑)